フレンスブルクは、見事な建築物が立ち並ぶ旧市街が魅力的な街。博物館ではドイツの海事史を知ることができます。歴史のある船に乗ったり、ビーチでのんびりしたり。地元の人でにぎわうバーで、地ビールやラム酒を楽しむのも忘れてはいけません。
フレンスブルクは、ドイツ北部のバルト海沿岸の街。フレンスブルク フィヨルドの端にある港町です。400 年に渡りデンマーク人に領有され、1500 年代まではデンマークのバルト海領域における重要な貿易港でした。18 世紀には、カリブ海諸国から地中海諸国へのラム酒貿易の中心地となったため、"ラム酒の街" とも呼ばれました。
趣のある旧市街を散策してみましょう。このエリアでは、デンマーク人が建てた貿易倉庫や、半木造の建物が目に付きます。現在ではアンティーク ショップやブティック、ギャラリーなどに利用されています。ローテ通りには、建物に囲まれたカフェや、伝統的な倉庫が並ぶ Kaufmannshöfe と呼ばれる商業地区があります。聖マリエン教会や聖ニコライ教会などの街を代表する建築物も要チェック。
ムゼウムスベルク フレンスブルクには、ハンス クリスチャンセンなどのアーティストによる家具や作品が収められています。ペーノメンタは科学博物館。インタラクティブな展示が楽しめます。
フレンスブルク港に行くと、フレンスブルク フィヨルドの海面に釣り船や大型船、ヨットが浮かんでいます。港近くのフレンスブルク海事博物館や船舶博物館で、この街の海事やラム酒貿易の歴史を学びましょう。汽船アレクサンドラ号に乗って、フィヨルド クルーズを楽しむこともできます。
夏には、路線バスやレンタカー、自転車を使って近隣のビーチへ。市街地から車ですぐのところに、ホルニス ビーチやゾリテューダ ビーチがあります。眩いばかりの白亜の城、グルックスブルク城のガイド ツアーに参加するのもおすすめです。
夜はローテ通りのバーに繰り出しましょう。この街の名物はラム酒。バーで飲むラム酒も良いものですが、ラム酒入りのケーキやアイス クリームも美味。ラム酒以外によく知られるのが、フレンスブルク ピルスナー。醸造所のフレンスブルガー ブラウエライにも行ってみましょう。
フレンスブルクは、ドイツとデンマークと国境近くに位置する街。ドイツのハンブルクやデンマークのコリングと鉄道で結ばれています。街は、いろんなところに日帰り旅行ができる便利な立地といえます。海岸沿いのヴァッサースレーベンの街まで行くと、歩道橋でデンマークに行くことができます。