ダクシネスワル カーリー寺院は、川のほとりに建つ大型のヒンドゥー教寺院施設で、世界中の何百万人ものヒンドゥー教巡礼者が訪れる場所です。この神聖な寺院は、19 世紀半ばに慈善家のラニ・ラシュモニによって建設されました。
メインの中庭中央には、9 つの尖塔があるカーリー寺院があり、女神カーリーを祀っています。建築の素晴らしさを鑑賞してから、中に入って女神の像を見学しましょう。玄武岩で作られた女神像は金襴で覆われ、ヒンドゥー教では最も重要な神のひとりであるシヴァがひれ伏した様子を表した白い大理石の像の上に立っています。両方が、1,000 枚の花びらのある銀製のハスの花の上に乗っています。
寺院の敷地内の北東にあるヴィシュヌ寺院に行ってみましょう。クリシュナとラダの像が祀られています。横の部屋の中には、最初に作られたクリシュナ像が見えます。この像は僧によって落とされたのですが、精巧に修復されたためひび割れを見るのは困難です。
続いて、シヴァを祀った同じ形の 12 対の祠を見ていきましょう。川へと降りていく石の階段の沐浴場、ガートを中心として、左右に 6 棟ずつ並んでいます。祠の中には、シヴァの様々な解釈が見られます。
一連の祠の最後の部分に近いラーマクリシュナの祠を覗いてみましょう。この小さなスペースは、19 世紀の神秘主義者で、この寺院の僧侶でもあったシュリ・ラーマクリシュナ・パラマハンサに捧げられています。パラマハンサが使っていた 2 つのベッドも見学できます。ひとつは寝るために、もうひとつは信者に語りかける際に腰かけるために使われたものです。
寺院の元々のパンチャヴァティから残っている最後の 1 本であるイチジクの木をお見逃しなく。パンチャヴァティとは、精神的な訓練が行われる、5 本の木からなる林のことです。
コルカタの中心部から 20 km (13 マイル) 北にあるダクシネスワル カーリー寺院へは、バスや電車のアクセスが整備されています。車でお越しの際は、近隣に無料の駐車スペースがあります。寺院は毎日オープンしていますが、混雑を避けるに早めの時間帯に訪れるといいでしょう。入場は無料です。