中世の城壁に囲まれたコンウィで、石畳の道を歩き、高い塔が聳える城跡を訪ねましょう。かつて裕福な商人が暮らした家を見て、英国でもっとも小さいと言われる家を探すのも旅の楽しみ
コンウィ観光の手始めは、やはり コンウィ城。エドワード 1 世がウェールズ遠征の際に築いた、複数の城、「アイアン リング」のひとつです。通路や、城内のコートヤードを歩いてみましょう。胸壁の上からは、町中どころか遥か海まで眺望できます。城の歴史を詳しく知りたければ、ガイドツアーにご参加ください。
城壁に登ると、さらなる絶景が待っています。全長 1,300 m の壁は、ウェールズ軍の攻撃からコンウィを守るために築かれました。驚いたことに今もほとんどの部分が形を留めていることから、コンウィはイギリスでももっとも保存状態のよい城塞都市となっています。
町にある歴史的な建物を訪ね、さらにコンウィの歴史を探訪しましょう。アバーコンウィ ハウスでは、14 世紀の商人の生活ぶりを垣間見ることができます。年代を経て様々な商売に使われてきましたが、随時修復が加えられたため原初の様子を留めています。
次に訪ねるプラス マウアも、やはり商人の屋敷でした。エリザベス朝時代のタウンハウスのなかでも、特に保存状態が良好なことで知られています。建設当初の形を留める漆喰の壁やフリーズを、じっくりと観察してください。オーディオ ガイドを利用すれば、家の中の様々な特徴について解説を聞くことができます。
イギリスで一番小さい家もお見逃しなく。ギネス世界記録に認定されている、182 cm ×310 cm の小さな家。中に体が入るか試してみては。最後の持ち主は身長 2 m 超の水夫だったそうです。
コンウィへは、車、電車、バスでアクセスできます。小さな町ですから、徒歩で充分に観光することができますが、中心街の外に出かけるにはバスが利用できます。町の中と外に様々な宿泊施設があります。