活気あふれる美しいシンタグマ広場はナフプリオン旧市街の中心地です。広場でナフプリオンの重要なランドマーク建築の数々を鑑賞し、博物館を訪れ、オープンエアの心地よいカフェやレストランで食事を楽しみましょう。シンタグマ広場は地元の人にとっても旅行者にとっても交流の場であり、何世紀ものあいだナフプリオンの社会的活動の中心であり続けています。
時間をとって、ナフプリオンでもひときわ目立つランドマーク建築の数々を鑑賞しましょう。1825 年に最初のギリシャ議会が開催された建物、ヴレフティコがあります。その後は学校、裁判所として利用されました。現在は写真、文学、美術の展覧会を開催する会場になっています。ヴレフティコのすぐ後ろにはトルコのメドレセ (神学校) があります。18 世紀の石造りの建物で、アーチ型の装飾を施した壁が特徴です。この建物は短期間、監獄として使われたことがあります。
トリアノンは大きなドームのある長方形の建物で、その特徴が目に付くため、すぐにそれとわかるでしょう。最初のトルコ支配時代に建てられたこのトリアノンは当初モスクとして使われていましたが、のちにカトリック教会と学校になりました。最近では定期的にナフプリオンの市立劇場として機能しています。ギリシャ文化を称揚する演劇を鑑賞したり、美術展を楽しんだりできる場所です。
広場の西側を占めるヴェネツィア様式の邸宅に設けられた考古学博物館は必見です。ギリシャのアルゴリダ地方の古代文化に対する知識を深めることができます。青銅のよろい、何世紀も前に作られた手工品、キクラデス文化の小立像、新石器時代の陶器などを実際に見てみましょう。この博物館の展示品には英語で案内表示がしてあり、英語による紹介映像もあります。
シンタグマ広場にはたくさんのカフェやレストランが並んでいて、そのほとんどは屋外に座れる場所を設けています。コーヒー、ビール、ギリシャの伝統料理などを味わいつつ、日々の活動にいそしむ地元の人々を眺めてみましょう。見上げると背景にはパラミディ要塞がそびえています。
シンタグマ広場はナフプリオンの中心に位置しているので、市内のあらゆる場所からアクセスしやすいといえます。コンポロイ ミュージアムやアクロナフプリア城の廃虚など、主な観光名所が歩いて行ける距離にあります。車でナフプリオンに行く場合は、すぐ近くのナフプリオン港に駐車場があります。
