コロニア デル サクラメントは、ウルグアイで最も歴史の深い町。植民地時代の美しい建築物が並ぶ静かな石畳の通りを歩けば、過去にタイムスリップしたような気分になります。博物館や水族館を訪れたり、灯台にのぼったり、水辺から雄大な夕日を眺めたりできる魅力的な町です。
コロニア デル サクラメントが誕生したのは 1680 年のこと。ポルトガルとスペインの領地だったことや、危うくブラジルに侵略されそうになった歴史を持ちますが、1828 年には独立を果たしたウルグアイの一部となります。
コロニア デル サクラメントの見どころのほとんどは、1995 年にユネスコ世界遺産に登録されたバリオ ヒストリコ (歴史地区) に集まっています。壁に囲まれた歴史地区に入るには、1745 年にポルトガル人によって建てられた城門、ポルトンデ カンポをくぐります。この門の先には緑豊かなマヨール広場が広がっています。城門からは石畳の通りが四方八方に伸び、通り沿いにはパステルカラーのポルトガルやスペインの建物が並んでいます。代表的な通りはカレ デ ロス サスピロス (ため息通り) です。1700 年代からほとんど手を入れられていない景観のすばらしい通りですので、忘れずに記念写真をとりましょう。
高さ 27 m (89 フィート) のコロニア デル サクラメント灯台のてっぺんからは、遮るものの何もない素晴らしい景色を臨むことができます。コロニア デル サクラメントの町並みと海岸線はもちろん、晴れた日には川の向こうにブエノスアイレスの街を見ることもできるので、ぜひのぼってみてください。海沿いに続く旧市街の壁を伝って歩けば、18 世紀の要塞の遺跡を目にすることができます。遺跡を眺めながらそのまま港まで歩きましょう。この港は夕日の絶景ポイントです。昼間はピクニックを楽しむこともできます。
ポルトガル植民地時代について学びたければ、ポルトガル博物館へ。スペイン植民地時代にまつわる資料が見たければ、スペイン博物館にお越しください。市立博物館で購入できるチケットを 1 枚買えば、市内のすべての博物館に入場することができます。お子様をお連れなら、体験型展示場で海の生きものと触れ合えるアクアリオ (水族館) に連れて行ってあげましょう。
コロニア デル サクラメントは、モンテビデオから車で 2.5 時間、ブエノスアイレスからは船で 1 時間の場所に位置します。歴史地区以外の市内を散策するにはゴルフ バギーや自転車をレンタルしましょう。さらに遠くに足をのばしたい場合は、車をレンタルすることもできます。町のすぐ北にはリラックスできる川沿いのビーチが広がり、プラザ デ トロス (闘牛場) があります。