フロレス大聖堂は、フローレス島の丘の頂上に堂々と佇んでいます。エレガントな建物とキリスト像が見どころ。辺りは静穏な雰囲気に包まれています。正式名称は カテドラル ヌエストラ セニョーラ デ ロス レメディオス イ サン パブロ イッツァ。フローレスの植民地時代に建てられ、街のメイン広場である中央公園を一望できます。
シンプルでありながら優雅な白壁の大聖堂をじっくり鑑賞しましょう。建物の正面は左右対称。両側にドーム屋根の鐘楼があり、島の人々が祈りやミサのために訪れます。
この大聖堂の最大の見どころは、クリスト ネグロ。黒いキリスト像として知られ、主祭壇の上に祀られています。1 月 15 日には、多くの巡礼者が大聖堂を訪れ、奇跡を起こすと言われているこの像に祈りをささげます。これは、中米のいたるところにある黒いキリスト像の 1 つ。最も有名な像は、グアテマラ南東部のエスキプラスにあります。
フロレス大聖堂はフローレスの中心に位置し、街の他の主な見どころから歩いてすぐの場所にあります。緑いっぱいの中央公園でひと休みしましょう。この公園には、グアテマラ シティのモニュメント ア ラ パズ (平和記念碑) のレプリカがあります。近くには、ペテン地域の自然、文化、職人に関する情報を提供する案内センター (CINCAP) が運営する博物館もあります。何世紀も前に建てられたカスティーヨ デ アリスメンディ (アリスメンディ城) を博物館として利用。ペテン地域の遺跡や古代の文化財が展示され、手工芸品店もあります。
大聖堂からラゴ デ ペテン イツァ (ペテン イツァ湖) の岸に向かって曲がりくねった坂を下りながら、石畳の通りを散策してみましょう。立体派の絵を想起させる色とりどりの家々。その多くが屋上テラス付きのカフェやレストラン、バーになっています。
湖岸の遊歩道を歩いて島を一周してみましょう。通りのあちらこちらでは、島の人々や旅行者たちがキラキラ光る湖に飛び込んで遊んでいます。街の桟橋に行けば、ペテン イツァ湖の村を巡るツアーや、ペテンシート動物園などのアトラクションのツアーにも参加できます。遊歩道は 20 分ほどで一周できます。