聖母被昇天大聖堂 (生神女就寝大聖堂) は、モスクワ クレムリンのカテドラル スクエアにあります。このスクエアの 3 大大聖堂の 1 つで、人気の観光地です。ここに埋葬されているロシア正教のリーダーたちについて学べると同時に、美しい建築物を芸術品として鑑賞することができます。
この建物には興味深い歴史があります。この大聖堂は、ウラジーミルにある同名の大聖堂に感化されたイワン カリター (イワン 1 世) の命で、建立されました。建立は 1326 年に始まりましたが、1400 年の後半にはすっかり荒廃していました。そして、新しく大聖堂が建てられたのですが、今度は地震によって壊れてしまいます。このような不幸に見舞われながらも、1479 年に再建され、神聖な場所とされました。1547 年には、イワン 4 世がここで戴冠式を行っています。
近づいていくと、正面が白色、上部に金色の大きなドームが 5 つある大聖堂が見えてきます。中に入ると、黙示録などの宗教的できごとを絵にした 1600 年代の壁画、さらに古い印象的な聖画壁など、たくさんの宗教美術を見ることができます。聖画壁の右側の方にある「セイバー ウィズ ザ アングリー アイ」は必見です。これは、1340 年代の歴史ある作品です。
大聖堂の南側の壁には大公イワン 4 世 (大公モノマフ)。この複雑に彫られた木の大公は、12 世紀のキエフの大公、ウラジーミル モノマフの人生の 1 場面を切り取ったものです。
聖母被昇天大聖堂は、近隣にある天使首ミハイル大聖堂や生神女福音大聖堂と一緒に観光するのが便利です。カテドラル スクエアにある各教会を観光するには入場料が必要で、毎週木曜日がお休みです。カテドラル スクエアの最寄りの地下鉄駅は、アレクサンドロフスキー サート駅です。