青銅の騎士 ツアーとアクティビティ

青銅の騎士 フィーチャー 像あるいは彫刻
アドミラルティスカヤ通り沿いに立つ勇壮な銅像。ロシアの最も有名なツァーリ (皇帝) ピョートル大帝が、銅像の姿で今もサンクトペテルブルクを見守っています。

フランスの彫刻家エティエンヌ モーリス ファルコネが手掛けた青銅の騎士像。サンクトペテルブルクの中心部に立ち、この都市の創設者を永遠に称えています。彫像はネヴァ川の方に向き、巨大な石の台座の上で後ろ足で立ち上がる馬にピョートル大帝がまたがっている姿です。市の象徴ともいえるピョートル大帝の像と有名な石の台座をじっくり鑑賞してください。

この像は、プロイセン出身の女帝エカテリーナが先代の皇帝とのつながりを誇示してロシアの指導者としての地位を確立するため、1760 年代に制作を命じたものです。青銅の騎士が無事である限り、サンクトペテルブルクは安泰だという言い伝えがあります。苦戦を強いられたレニングラード包囲戦では市民がこの像に覆いをかけて守りました。青銅の騎士は今も石の台座の上からはるか遠くを見渡しているので、この言い伝えは正しいようです。

近づいてよく見ると、馬がひづめでヘビを踏みつぶしていることがわかります。このヘビは反逆者を象徴しているといわれます。銅像が細部にまで精巧に彫られていることは、特に馬の後ろ足の隆々とした筋肉を見るとよくわかります。ファルコネは馬を隅々まで調べつくしてこれほどの正確さを実現したのです。

銅像を支える巨大な台座には要注目。この台座は "雷の石" と呼ばれています。重量が 1,250 トン もあるこの石は、人の手で運ばれたものとしては最大級の石です。現代のような最新技術のない中、当時のロシア人はフィンランド湾にあったこの石を土木技術を総動員してサンクトペテルブルクまで運びました。

ここにしばらくいると、ロシア人の花嫁と花婿がこの像のそばで写真を撮影している場面に出会うかもしれません。ここは結婚記念写真の人気撮影スポットなのです。この像が立つ優美な元老院広場を散策しましょう。青銅の騎士の周囲には、金のドームが目印の聖イサアク大聖堂や豪華な元老院および宗務院の建物などの名所があります。

もっとサンクトペテルブルクの名所を見たいなら、歩いて数分のところにあるもう一つのこの街の象徴、旧海軍省へ行ってみましょう。この美しい建物には、金色の尖塔の上に目を引く風見が立っています。青銅の騎士は地下鉄アドミラルチェイスカヤ駅下車、徒歩数分です。

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