リンジャニ山国立公園には、インドネシアで 2 番目に高い火山、リンジャニ山があります。ロンボク島のほとんどの場所から見えるこの山の標高は、3,726 m (12,224 フィート) です。太平洋の周囲を取り巻く馬てい形の火山帯、「環太平洋火山帯」に属するリンジャニ山は、神が宿る場所として、島の人々にとって精神的に非常に重要です。
この活火山の登山に挑戦してみませんか。頂上へ行くにはいくつかのルートがありますが、主要なものは北のふもとにあるセナル村からや東のスンバルンから登るルートです。かなり厳しいハイキングとなるため、十分な体力が必要です。また、山の中腹でキャンプを張って 1 泊することになります。
うっそうとした熱帯雨林を通って登っていくと、火口縁の下 600 m (1,968 フィート) のところにセガラ アナク湖があります。この大きな湖の中には、1990 年代中ごろに起きた噴火で形成された火山円錐丘が見られます。独自でリンジャニ登山に挑戦することは可能ですが、国立公園ではガイドを頼むことやトレッキング ツアーに参加することをすすめています。
歴史ある火山の山頂を目指すことだけがこの国立公園の魅力ではありません。41,000 ヘクタール (102,000 エーカー) を超す広さの自然あふれる公園内を散策しましょう。園内の森林を歩くガイド付きのハイキング ツアーに参加したり、山の周辺の村を訪れたりして、お楽しみいただけます。眺めのいい景色を見て回りながら、シカやイノシシのほか、珍しいエボニー リーフ モンキーを探してみてはいかがでしょう。
センダン ギル滝を訪れて滝つぼで涼んでから、ゴア スス、ゴア パユン、ゴア マニクの静かな洞くつを探索してみましょう。そのあと、温泉に入って元気を取り戻してください。
公園内に 2 か所あるビジター センターでは、地図や案内の入手、ガイドやポーターの手配、ウォーキング ツアーの予約などができます。一方のビジター センターはセナル村の頂上にある登山口に位置しており、もう一方はスンバルン ラワン村にあります。
リンジャニ山国立公園は、ロンボク島の北部に位置しており、マタラムから車で 2 時間半、スンギギからは車で 3 時間ほどの場所にあります。