バラトンフレドはバラトン湖の北岸に位置する風光明媚な小さな街。19 世紀には、芸術家、上流階級、政治家、裕福な社交界の名士がこぞって出かけたリゾート地でした。その魅力は今も変わりません。見どころである景色と鉱泉水と建築を楽しむには、古くからの美しい建物を訪れ、ビーチでのんびり過ごし、炭酸鉱泉で身体を癒やしましょう。
まずは街の中と歴史を感じる建物を見ていきましょう。国立心臓外科病院は 19 世紀の壮麗な建物。コシュート ラヨシュの井戸では酸味のあるミネラルウォーターを味わえます。ヨーカイ記念博物館は、ハンガリーの劇作家で小説家のヨーカイ モールの夏の別荘だった建物を利用して、作品を生み出した机や家族の記念品を展示しています。小ぶりな円形教会では、ヤーノシュ バッサリーの 1891 年の作品「キリスト磔刑図」を鑑賞できます。
バラトンフレドの歴史は 19 世紀の建物よりもさらに遡ります。この街は、2,000 年以上の歴史を誇るハンガリーの主要ワイン産地であるバラトンフレド チョパク地域の中にあります。ワイナリー巡りをしてワインの試飲を楽しみましょう。
暑い日にはエステルハージ ビーチで日光浴をしたり泳いだり。冬には氷の張った湖はアイススケートとアイスホッケーをする人たちでにぎわいます。水とたわむれるなら、湖から 500 m のところにあるアナゴラ アクアパークへ。屋内と屋外の温水プールで泳いだり、ウォータースライダーで思い切り滑り降りたり、波の出るプールでスリルを味わったり。
夕暮れ時にはダゴールの散歩道を歩いてみましょう。湖沿いのこの遊歩道は、ノーベル賞を受賞した詩人ラビンドラナート タゴールにちなんで名付けられました。タゴールは 1926 年にここの心臓外科病院で治療を受けました。湖を眺められるレストランを見つけましょう。
景色の美しいビーチ、ワイナリー、由緒ある建物のあるバラトンフレドへは、ヘーヴィーズ バラトン空港、または首都ブダペストにある 158 km 離れたリスト フェレンツ国際空港まで空路で行き、鉄道、バス、またはレンタカーを利用します。