伝統ある街があり、国立公園が広がる北西地方。山々の色合いと別世界のような大地を撮影すれば、忘れられない 1 枚になります。
チリとボリビアとの国境に面する北西地方。この地域の大部分は赤色岩の渓谷と砂漠が占めますが、熱帯のジャングルや、ソルトフラットと呼ばれる塩の平原などの景色も見られます。
フフイ州ウマウアカへ行きましょう。郊外にあるウマウアカ渓谷はトレッキングに最適の場所。街中では独立戦争英雄記念碑を訪れましょう。この地域はアルゼンチンの独立に大きな役割を果たしました。次は、ウマウアカの少し南に位置するプルママルカへ。ここには、美しいことで有名な七色の丘に向かうハイキング コースがあります。
サルタ州を少し南に下り、カルチャキ渓谷にあるカファヤテの街へ。カファヤテ広場の西側に立つカファヤテ教会が見どころです。また、この街を拠点として、サボテンの生える砂漠や色鮮やかな山々に出かけるのも人気のアクティビティです。
次はサルタへ行きましょう。この街には、歴史博物館サルタ カビルドや現代美術館、サルタ大聖堂などの文化的施設が多くあります。雲の列車にはぜひ乗りましょう。山間の村落を巡ることができます。
さらに南に向かい、トゥクマン州へ。ロス メンイレス考古学保護区では、何千年も前に造られた背の高い彫刻を見学しましょう。また、ラ リオハ州にあるタランパヤ自然公園では、恐竜について学ぶことができます。
北西地方はとても広い地域。気候は、熱帯ジャングル、山脈、赤色岩の渓谷、緑の多い渓谷でそれぞれ異なります。地域ごとに地形の影響を受けるわけですが、総じて暑くて乾燥していると思って良いでしょう。ケチュア族やアイマラ族の文化の影響を色濃く残すこの地域。ヨーロッパの香りが強い首都ブエノス アイレスとは対照的です。
アクセスは、ブエノス アイレスから地域のいずれかの空港まで飛ぶのが一般的。時間に余裕があるなら、長距離バスを利用するのも良いでしょう。北西地方にあたるのは、トゥクマン州、サルタ州、フフイ州、ラ リオハ州、サンティアゴ デル エステロ州、カタマルカ州です。
北西地方にぜひ一度訪れてみてください。赤色岩の渓谷と先住民民族の伝統文化が出迎えてくれます。