彫刻がほどこされた噴水に座って、ドゥオモ広場をぐるっと見回してみましょう。周囲に建ち並ぶのは、見事なバロック様式の建築物やおしゃれなお店。夜には、高級レストランがにぎわいます。大聖堂の前を散歩するのもロマンチック。
広場の東側には、広場の名前の由来でもある大聖堂 (ドゥオモ) があります。外観では、2 つの異なる建築様式を見てとれます。建設当時はノルマン様式で建築されており、その特徴は下部の柱に残っています。そして、ファサードのその他の部分は、18 世紀に修復されたためバロック様式となっています。
広場にある他の多くの建造物も同時期のものです。広場中央にあるのは、堂々たる象の噴水。カターニアの建築家ジョヴァンニ バッティスタ ヴァッカリーニの指揮のもと、溶岩を使って作られたものです。象の背中にはオベリスクが乗っています。このオベリスクはエジプトから持ってこられたもので、よく見てみると古代ヒエログリフ文字が刻まれています。
広場の南側にあるアメナノの噴水も見事。象の噴水より 1 世紀ほど新しいもので、2 人の男の間に少年が立っています。噴水があるのは、かつてアメナノ川が流れていた場所。17 世紀に起きたエトナ山の噴火によって、川は地下に埋まってしまいました。広場の大部分も同様の被害を受けています。
広場周辺の曲がりくねった石畳の道に入っていくと、イタリア最新のおしゃれなファッションをあつかうブティックがあります。ショッピングを楽しんだら、地元のレストランでお手製のパスタやピザを味わいましょう。
夜に広場をお散歩するのもおすすめ。大聖堂や噴水などの建物に柔らかい光が灯り、辺りはロマンチックな雰囲気に。
ドゥオモ広場はカターニアの中央部にあります。市内の主要な観光名所からは、徒歩で行ける距離です。バスも一日中運行しており、広場近くに停留所があります。
