海に面したブリンディジは、二千年を超える歴史ある都市です。ローマ帝国時代の港町として栄えた面影はほとんど残っていませんが、中世の建造物や何世紀も前の建物は、今も当時の姿のまま残っています。街の歴史をたどり、晴れた日には海辺の雰囲気を楽しみましょう。
ブリンディジの歴史を知るには、古代の遺跡を見学するのがおすすめ。見どころはアッピア街道の終点を示すローマ時代の柱。ブリンディジとローマを結ぶ街道は距離も長く戦略的に重要な道路でした。
15 世紀に建てられたアラゴネーゼ城と 13 世紀のスヴェーヴォ城にも注目。港を臨むこの中世の建造物は、20 世紀の 2 つの大戦中に海軍基地として使われていました。ブリンディジの守護聖人の遺骨が収められている大聖堂にも行ってみましょう。街には他にも美しい教会がいくつもあり、11 世紀に建てられたサン ベネデット教会や 17 世紀までさかのぼるサンタ マリア デリ アンジェリ教会が見応えたっぷり。
もっと歴史に触れたければ、県立リベッツォ考古学博物館がおすすめです。彫像、つぼ、コインなど、先史時代や古代ローマ時代の発掘品が展示されています。
海に面したヴィットーリオ エマヌエーレ広場は、庭園にある 19 世紀のイルカの噴水が特徴的です。水兵の記念碑の楕円形の階段を上ると、海岸の美しい景色を楽しめます。高さ 54 m の記念碑は船尾などに取り付けられる板状の舵の形をしています。この記念碑は、第一次世界大戦で戦死した水兵を追悼して建てられました。記念碑の下には礼拝堂とベネデット ブリン号の時鐘が置かれています。この戦艦は 1915 年にブリンディジの港に停泊しているときに船内で爆発が起き、沈没しました。
海に面したブリンディジ。美しいビーチもすぐそこです。車でアドリア海沿岸を走り、砂浜やごつごつした入り江に寄ってみましょう。
ブリンディジの空港から古い街並みが残る美しい街までは、車またはバスですぐです。