台北で開かれる広大な士林夜市は、本格的な台湾料理を味わい、夜の市場独特の雰囲気に浸れる場所です。士林夜市が始まったのは 19 世紀後半のこと。この地に暮らしていた日本人が、レンガ造りの小屋で肉や魚、果物や野菜を売る市場を開いたのがはじまります。第二次世界大戦後、この市場は急速に拡大し、現在は台北で最も人気の市場の 1 つになりました。
士林夜市は、食べ物を売るエリアと食べ物以外の商品を売るエリアの 2 つに分かれています。歴史のある陽明戯院と大南路沿いの慈誠宮の周りに立ち並ぶ露店では、食べ物以外の品が売られ、洋服や帽子、靴やヘア製品、アクセサリーなどの掘り出し物が見つかります。子ども向けのゲームやお買い得な電気製品はもちろん、台所用品や工具、娯楽用品もまとめ買いしましょう。買い物以外にも、伝統的なマッサージを受けることや、ゲーム センターでカラオケやゲームで遊ぶこともできます。
旧士林夜市があった屋根のあるエリアは、台湾独特の屋台料理が味わえることで有名なフード コートになっています。500 軒以上もの屋台が集まり、夜遅くまでおいしい食事を楽しめます。漢方薬のスープで煮込んだスペアリブ、もち米で包んだソーセージ、ネギパンケーキ、特大の士林ソーセージ、臭豆腐、お茶ゼリー、カキのオムレツなどなど。ぜひお試しいただきたい絶品ばかりです。
にぎやかな士林夜市は、台北の一般市民も日常的に買い物をする場所であるため、観光客はもちろん、地元の人に混ざって買い物をすることになります。学生や勤め人が家に帰る前に夕食を調達にくる、夜遅い時間帯は最も混雑するので、掘り出し物を見つけ、買い物と食事を堪能し、市場の雰囲気を楽しむには、人ごみに負けない準備をしてからお越しください。市場はとても広いため、歩きやすい靴を履きましょう。屋台のほとんどは深夜までには撤収してしまうため、台湾料理が食べたければ、がっかりしないためにも早めにお越しください。
士林夜市は、大東路沿いに位置し、毎日深夜まで営業しています。市場に入るのは無料です。バスで簡単に行くことができます。鉄道の MRT の場合は、剣潭駅で下車してください。