ドイツ有数の高級デパートが立ち並び、歴史的に重要なスポットに囲まれているフリードリヒ通り。ベルリンのミッテ区の文化とショッピングが楽しめる地区です。ベルリンの壁の崩壊以降、目覚ましい変化を遂げましたが、この通りの中央には今も冷戦時代を思い出させる非常に珍しい観光スポットがあります。フリードリヒ通りは現在、ベルリンで最もにぎわいを見せている通りの 1 つですが、ここに、冷戦時代に東西ベルリンの間に設けられていた非常に数少ない検問所の 1 つ、チェックポイント チャーリーがありました。
フリードリヒ通りに行くには、地下鉄の U6 号線を利用します。この路線は通りに沿って走っており、駅がたくさんあるので、行きたいスポットの最寄りの駅で下車しましょう。シュタットミッテ駅で降りると、ベルリン有数のショッピング エリアに出ます。パリの百貨店ギャラリー ラファイエットのベルリン支店で、世界で最も高級なブランドの数々をのぞいているだけで午後の時間が過ぎていきます。通りを北に向かってそぞろ歩くと、ヨーロッパ最大のファッション ブランドの旗艦店も見かけます。
南へ向かうと、ツィンマー通りとの交差点にたどり着きます。ここはベルリンでも特に人気の観光名所であるチェックポイント チャーリー。現在はここに、検問を行うアメリカ兵士に扮した俳優がいます。1960 年代に実際にあった小さな検問所が復元され、通りの真ん中に建っています。軍服の兵士たちと記念撮影すれば、ベルリン旅行の思い出になります。
ベルリンの冷戦の歴史について知りたければ、このエリアにはたくさんの博物館があります。チェックポイント チャーリーのすぐ隣にある壁博物館では、28 年間に及んだ壁の歴史にまつわる体験談などを知ることができます。ベルリンのアーティストが描いたアシシ パノラマは必見。分断されていた時代に壁の両側で営まれていた日常が描かれています。
観光に疲れたら、レストランで伝統的なドイツ料理を楽しむか、カフェで一休みしましょう。コーヒーをテイクアウトして付近をぶらぶらしてみてもいいですね。フリードリヒ通りは、お店が開いている昼間が最も人気です。とは言え、このエリアにはバーやレストランも多く、日が暮れた後も人通りが絶えることはありません。活気にあふれた 12 月のクリスマス マーケットもまた格別の雰囲気です。