コバラムの海岸線は、アクアマリンの入り江、美しい砂浜、アラビア海に沈む夕日が、インドの王族と西洋のヒッピーたちを虜にしてきました。海辺でのんびり過ごしたり、市場をぶらぶら見て回ったり、地元の新鮮なシーフードを食べたり。いつまでもいたい場所です。
コバラムは "ココナッツ畑" という意味。街の周りにココナッツ林が広がっていることからその名が付きました。20 世紀初めに、この地域はインドの王族の保養地となりましたが、1970 年代にヒッピーたちの間で人気が高まるまでは開発の波からは取り残されていました。
コバラムの全長 17 km の海岸線には 3 つの大きなビーチがあります。最も小さくて静かなのがサムドラ ビーチ。夕方になると、採れた魚を持って戻ってくる漁師たちでにぎわいます。その隣がハワー ビーチ。きれいな砂と美しい景色が楽しめます。
ライトハウス ビーチは、コバラムの海岸とその南に続くビーチの中で最もにぎやかなビーチです。ビーチ チェアとパラソルを借りて砂浜でのんびりしたり、温かい浅瀬で泳いだり。夕方になったら、地元の人たちに混じって海沿いを散歩しましょう。入り江の外に出るサンセット ボート ツアーも人気があります。
ビーチで思いっきり遊んだ後は、街を歩いてみましょう。迷路のような通りを散策。絹のガウン、手織りの商品、チベットの職人による品物などが市場で売られています。
サムドラ ビーチとハワー ビーチの間の岬にあるハルシオン キャッスルも見どころです。この大きな石造りの建物はかつて王族の別荘でした。ライトハウス ビーチの向こうにある岬まで行ってみましょう。高さ 35 m の赤と白の縞模様のビジンジャム灯台があります。入場料を払い、らせん階段を上って展望台へ。コバラムの街など一望できます。
ビジンジャム国際港を見ながら、堤防の上に整備されているビジンジャム ハーバー ロードを散策できます。港の岬に立つ黄緑色の豪華な建物はモスクです。
お腹が空いたら、街の中やビーチの遊歩道沿いにレストランがあります。ベジタリアン カレー ハウスとヨーロッパ風のベーカリーがおすすめです。
コバラムはティルヴァナンタプラムから南へ約 16 km。タクシー、レンタカー、リクシャーを利用するのが便利です。このエリアは、9 月から 5 月までの乾季に最もにぎわいます。