エーレンブライトシュタイン要塞は、コブレンツの街が発展する中で軍事の中心的役割を担ってきました。現在では、118 ｍ の高さからライン川とモーゼル川の合流地点を見下ろせる、人気の展望スポットになっています。このケーブルカーは、世界で最も乗客定員数が多いケーブルカーの一つ。ライン渓谷中流上部の素晴らしい景色を満喫できます。
要塞の内部はコブレンツ州立博物館になっていて、この建築物の概要やこの地域の軍事的な歴史を包括的に知ることができます。展示は、要塞の過去に関する遺物や、マルチメディアを駆使したドイツの技術産業の展示など、多岐にわたります。
ガイド付きツアーに参加すると、この地の昔の軍人に扮装したガイドが案内してくれます。白い部屋の中に兵士の像が横たわる、エレガントな軍栄誉記念碑は見どころです。また、フォールグライフと呼ばれるヨーロッパ最大級の大砲は、戦争の脅威を物語っています。
この要塞には広々とした中庭があり、そこには崖端を見下ろすように建物が数棟立っています。崖端に立つ木々の間から、コブレンツと 2 本の川を写真に収めましょう。
考古学の研究によると、紀元前 3000 年にはこの丘に人々が定住していたことが分かっています。何世紀にも渡って修復と改装を繰り返し、建物が現在の姿になったのは 1800 年代初頭。絶景のロケーションにあるレストランで、食事も楽しめます。
ドイチェス エックの岬から川を渡るケーブルカーの運賃と、要塞の入場料がセットになったチケットが売られています。また、電車でコブレンツ - エーレンブライトシュタイン駅まで行き、そこから北方向に 20 分弱歩くか、斜めに上がるエレベーターも利用できます。お子様の要塞の入場料は半額。要塞は毎日、朝から夕方まで公開されています。敷地内とレストランは、深夜 0 時まで自由に入ることができます。
エーレンブライトシュタイン要塞は、コブレンツを流れるライン川の東側の、要塞と同名の山の上に立っています。川を渡ると、ブルメンホフ庭園やドイツ騎士団の館のルートヴィヒ美術館など、その他にも観光スポットがあるので、ぜひ訪れてみましょう。
