海賊の「黄金時代」がバハマ諸島を中心に築かれた当時、一大商業拠点となったナッソー。街の港地区は治安が悪く、荒くれ者の船員や海賊が、ラム酒をがぶ飲みしては、波止場でケンカしたり、居酒屋でギャンブルに興じたりしていました。パイレーツ オブ ナッソー ミュージアムでは、「カリブの海賊」の実態を垣間見る刺激的なひと時を堪能できます。館内に設置された本物そっくりの海賊船といくつかの展示室を見学していくと、何時間も楽しく過ごせることから、この博物館は着実に支持を広げ、今ではナッソー随一の名所となっています。
来館者はまず陽気な海賊に出迎えられ、「リベンジ」(報復) 号に乗船するよう案内を受けます。巨大なレプリカ船には、武器や旗も含め、17 世紀の海賊船を特徴付ける本格的な道具立てがすべて整っています。ガイド ツアーに参加するか、自分のペースで館内を進むと、戦闘で沈められた船から回収した歴史的遺物が陳列されています。中でもこの博物館の目玉は、精緻な刻印が施された剣、ピストル、大砲などです。
大人、子どもの両方に向けて英語の案内、説明が全館に用意されています。何時間も腰を据えて過ごす場合は、まず館内全体に配置されている一連の○×クイズに挑戦するようお子さまを促しましょう。このクイズの多くは、極めて知識豊富な歴史家でも舌を巻くようなうんちくが答えに含まれています。この海域であれほど多くの船舶が海賊の手に落ちた理由について、説明を読み、この時代が生んだ蛮行の物語を聞いてみてください。戦闘中、海賊船がひるがえした旗のこと、それぞれの旗の意味について学んでみてください。
館外に出る前に、ギフトショップに立ち寄りましょう。自宅に持ち帰る記念品を見つけるには最適の秀逸な品ぞろえです。
パイレーツ オブ ナッソー ミュージアムは毎日開館、少額の入場料がかかります。 ナッソーに滞在中なら、どこからでも歩いて行ける便利な立地で、市営の港もごく近場にあります。遠くから訪れる場合は、この地域の路上パーキングが便利です。