アンデスの麓を覆う太古の森と絶景の大西洋岸をつなぐチュブ州。ビーチ、湖、森、高山など、多彩な地形に恵まれ、次々と趣を変える風景とともに多様なアドベンチャー スポーツ、野生生物との出会いを期待できます。チュブ州はアルゼンチン内では中央部に位置し、パタゴニア地域に属します。
海岸の町らしい活気に満ちたプエルト マドリンは、チュブ州の島北端に秘められた海洋野生生物の楽園です。エル ドラディジョ海岸 (プラヤ エル ドラディジョ) やガヴィオータ海岸 (プラヤ ガヴィオータ) で泳いだり、ヴァルデス半島のボート / カヤック ツアーに繰り出してクジラ、シャチ、ゾウアザラシ、水鳥を観察したりしてみませんか。セミクジラは毎年 6 月～ 12 月、シャチは年により 2 月～ 4 月にこの海域で観測されています。
州都のラウソンでは、ウニオン海岸 (プラヤ ウニオン) の海に遊ぶパンダイルカを見られます。ここから車で少し内陸に入り、トレレウを訪ねると、知れば知るほど味わい深いチュブ州中心部のウェールズ文化に触れることができます。ガイマン、ドラヴォンの 2 つの村では、この地に残る伝統的茶店でアフタヌーン ティーをたしなみましょう。プンタ トンボでは、世界最大級のペンギンのコロニーを目の当たりにすることができます。
南の大西洋岸にあるコモドロ リバダビアは湖の町サルミエント観光に最適の拠点です。カラフルな鳥たちの生態を目で追い、ムステルス湖やコルウエ ウアピ湖でつり糸を垂れ、マスと対峙しませんか。
チュブ州の西部はなだらかに隆起したアンデス山麓に達しています。ひっそりと静かなビーチ沿いのハイキングコースを歩いたり、馬に揺られてプエロ湖国立公園 (パルケ ナシオナル ラーゴ プエロ) の緑なす渓谷を端まで見回ったりしてみませんか。高くそびえる山塊と太古から続く森は、ロス アレルセス国立公園 (パルケ ナシオナル ロス アレルセス) の湖に映り込み、えもいわれぬ美しさです。蒸気機関車のラ トロキータ号に乗り、エスケルからマイテン、そしてさらに北のリオ ネグロ州まで人里離れた地域の自然を満喫しながら旅しましょう。
チュブ州へはプエルト マドリン、ラウソン、トレレウの各空港をご利用ください。州内移動にはレンタカーや長距離バスがおすすめです。せっかくチュブ州を訪れるなら、リオ ネグロ州のエル ボルソンやサン カルロス デ バリローチェに立ち寄るか、そのまま南下を続けて南パタゴニアの神秘の大自然に抱かれてみてはいかがでしょうか。