カタマルカは、乾燥した平原と、岩の多い山々や渓谷が広がる地域。19 世紀の終わりに近代的交通機関が登場するまで、山に阻まれたこの地域はアルゼンチンの近代化から取り残されていました。州都カタマルカを訪れて、この地域の文化と伝統に触れてみてください。
州都に着いたら、植民地時代の魅力的な建築物を鑑賞しましょう。聖母教会を訪れる巡礼者がこの街を目指してやって来ます。赤い色をしたファサードと背の高い塔が印象的なこの教会。内部には、聖母の被昇天を描いた絵画などの見どころがあります。
近くにあるサン フランシスコ教会も同じような赤い色合い。教会を訪れたあとは北へ向かい、大きなアダン キロガ パークでリラックスしましょう。この公園には、カラフルな木々や茂みの合間に、先住民族の文化に関連する建造物がたくさんあります。
ここらで気分を変えましょう。車で乾いた渓谷や丘を通り過ぎ、ベレンという小さな街へ。雄大な山並みを眺め、街の西に位置するシンカル デ キミビルを見学しましょう。ここは、アルゼンチンでは珍しいインカの考古学的遺跡です。
カタマルカという名称の由来には 2 つの説があります。先住民族の言葉であるケチュア語の "坂の要塞" が語源だという説と、アイマラ語の "小さな街" を語源とする説です。カタマルカの気候は変わりやすく、場所によっても極端に違います。東部は湿度の高い熱帯気候、西部は完全な乾燥気候です。気温は標高により変わりますが、全般的に夏は極暑です。
カタマルカ州はアルゼンチンの北西部に位置し、チリとの国境に面しています。ブエノス アイレスからは飛行機で州都カタマルカの南 19 km のところにあるコロネル フェリーペ バレラ空港へと飛びます。距離にして約 1,130 km の旅です。
カタマルカの赤い渓谷で先住民族の文化に触れましょう。州都カタマルカでは、植民地時代の影響について学ぶことができます。