国内最古級の望遠鏡、デジタル式プラネタリウム、体験型展示場を備え、天文学的資料を展示するカーター天文台は、マオリ、ポリネシアそして西洋の天文学が調和する場所です。まずは、第 1 ギャラリーに向かいましょう。マルチメディア ディスプレイで宇宙の起源と地球以外の惑星における生物の可能性を探ることや、マオリ族に伝わる天地創造の伝説や神話を聞くことができます。太陽系展示室には、太陽とその周りを回る惑星を再現した、デジタル式の太陽系儀があり、触って遊ぶことができます。ギベオンいん石には、ぜひご自身の手で触れてみてください。重さ 7kg (15 ポンド) の鉄とニッケルの塊で、先史時代にナミビア共和国に落下したとされています。中国で発見された大きな石質いん石にも触ることができます。 リクライニング式のシートに座って星の間を飛んでいる気分が味わえる、デジタル式プラネタリウムも必見です。1 日を通して宇宙探査にまつわるショーが複数本上映されます。内容はそれぞれ異なり、未就学児向けのものもあります。ショーが終わっても席を立たないでください。カーターの天文学者がその時の夜空について解説してくれるライブセッションが開かれます。ショーの詳細や上映スケジュールは、天文台のホームページをご覧ください。プラネタリウムのあとは、高倍率のトーマス クック望遠鏡で宇宙を観察しましょう。天文台が遅くまで営業している夜には、一般向け天体観測会が開催されます。費用はプラネタリウムのショーのチケット代に含まれています。天候と惑星の位置によっては、土星や木星、火星を見ることができるかもしれません。 カーター天文台はウェリントン植物園の中にあり、ケルバーン地区のウェリントン ケーブル カーの終着駅から歩いて 2 分の場所にあります。近くのアップランド ロードにあるバス停には複数系統のバスが止まり、ケーブル カーの駅のそばには有料駐車場があります。カーター天文台は、12 月 25 日と 26 日をのぞいて毎日開館しています。