都市型の動物園として、世界有数の面積を誇るブロンクス動物園。動物たちの生態をじっくり観察できます。広大な園内では、動物たちが自然に近い環境で飼育されています。乗り物やショーもあり、家族の思い出作りにもぴったりです。
ブロンクス動物園の開園は 19 世紀。当時 22 の区画に展示されていた動物の数は、わずか 800 匹余りでした。現在はブロンクス公園内の 107 ヘクタールという広大な敷地に、6,000 匹を超える動物たちが飼育されています。
まずはアフリカ平原エリアへ。ゼブラやガゼルの群れ、ライオンがいるサバンナを再現したエリアです。バブーン リザーブでは、岩から岩へ飛び移るサルの家族を間近で見られます。アフリカ動物の最後の展示はマダガスカル館。ふさふさのしっぽのキツネザルや、ナイルワニが飼育されています。
鳥を見るなら、ワールド オブ バードへ。多様な鳥たちが放し飼いされている屋内を、歩いて回ることができます。水鳥や猛きん類は、近くにある別の場所にいるのでご安心を。は虫類館にはたくさんの大蛇やカメ、毒ガエルがいます。
バグ カルーセルにも乗ってみましょう。回転木馬のようですが、乗り物の姿は馬ではなく、なんと昆虫。バタフライ ガーデンもおすすめ。1,000 羽もの色鮮やかなチョウが、幻想的に羽ばたきます。子ども動物園にいるのはアリクイにヤギ、ナマケモノ。気軽に触れあえる動物たちは、小さな子どもたちにも大人気です。
園内には 4D シアターも。雪や霧、香りを体感しながら氷河期の様子を学べます。隣接するコンゴ ゴリラの森では、人間に近い霊長類の様子を目の前で見られます。
アジアの沼地や牧草地を再現したエリアは、16 ヘクタールという広大な規模。ワイルド アジア モノレールから見えるのは、木々が茂る中に暮らすトラやサイの姿。ペンギンやアシカのゾーンにも立ち寄りましょう。餌付けを見学できる楽しいエリアです。
ブロンクス動物園は、ニューヨークのブロンクス行政区内にあり、サザン ブルバードに位置します。市内からはバスまたは地下鉄で。園内には、ダンシング クレーン カフェなど複数の食事スポットがあります。公園は年中無休。入場料が必要です。