アレシボ天文台は世界最大の電波望遠鏡で、プエルトリコで最も有名なアトラクションのひとつです。ジェームズ・ボンドが主人公の『007 ゴールデンアイ』や、ジョディ・フォスター主演の『コンタクト』など、多くのハリウッド超大作の撮影に使用されました。
電波天文学、レーダー天文学、超高層物理学といった分野の研究において、過去 50 年間重要な役割を果たしてきたアレシボ天文台。現在、このアイコン的な施設はアメリカ合衆国国家歴史登録財のひとつとされており、科学的な研究に興味を抱く人々が世界中から訪れています。に
まずはビジターセンターで、天文台の歴史について詳しく解説された展示を見学しましょう。科学ファンを満足させるに足りる詳細な情報が用意されていますが、素人でも興味を失うようなことはありません。この巨大な望遠鏡による多くの発見について説明された興味深い 20 分のビデオを見て、無料のガイド付きツアーに参加してみましょう。
天文台の中を歩くと、世界最大の電波望遠鏡のスケールがよく分かります。直径は 300 m (1,000 フィート) におよび、目を見張る光景です。ジャングルの真っ只中というロケーションも絵になります。映画やテレビ番組の背景に使われたのがどの部分なのか、ガイドに示してもらいましょう。数時間後ここを後にする頃には、この独特な研究施設と、21 世紀における天文学者の役割についての見識が深まっていることでしょう。
アレシボ天文台は、プエルトリコの北岸に位置するアレシボの街から約 19 km (12 マイル) のところにあります。天文台までは車で行くことができ、駐車場も併設されています。施設まで運行している公共交通機関はありませんが、アレシボからタクシーを利用することも可能です。1 年のうちほとんどは月曜日と火曜日が休館日で、繁忙期には営業時間の延長もあります。少額の入館料がかかります。