投稿者 : Sayaka KAWABE、投稿日 2019 年 4月29日

見逃し厳禁!知る人ぞ知る絶景天国・茨城の楽しみ方5選

以前にも茨城県の絶景を紹介しましたが(東京から90分の超穴場!絶景天国・茨城で訪れるべきスポット5選!)、実は見逃せないスポットはまだまだあるんです!そこで今年も、絶景本ブームを巻き起こした『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』の著者・プロデューサーの詩歩さんがオススメするビューポイントを中心に、知られざる茨城の穴場絶景を紹介します。

海岸に立つ鳥居の中から朝日が昇る!究極のパワースポット絶景

大洗町の磯浜町にある大洗磯前神社には、眼の前の海岸に「神磯の鳥居」が建っています。この海岸はちょうど真東の方向なので、朝日を拝むのに絶好の場所!角度によっては、まるで鳥居の中から日が昇ってくるかのような絶景を見ることができます。

大洗磯前神社には、次のようないわれがあります。

856年12月29日、神磯の鳥居の付近で塩を作っていた職人さんが、深夜海に光るものを見たそうです。次の日また海へ行くと、大きな石が2つ光っていました。それは僧侶の姿をしていて、大己貴命と少彦名命という神様でした。2人の神様は、昔この国を作り終えて東の海へ帰ったのですが、地震や疫病で苦しんでいる人を救うために再び戻ってきたのだそうです。そのことから、ご縁の神様の大己貴命を祀る大洗磯前神社を作り、少彦名命を祀るためにひたちなか市に酒列磯前神社が建てられました。

神磯の鳥居は、この2人の神様が降りてきた場所と言われています。

大洗磯前神社の神磯の鳥居

朝日を望めるだけでも十分おめでたいのに、その上ご利益まであるなんで、なんてありがたい絶景でしょう!感謝の気持ちを込めて、ぜひ大洗磯前神社の御祭神にもお参りするようにしましょう。

大洗磯前神社
Photo by yOU

■大洗磯前神社
http://oarai-isosakijinja.or.jp/index.html

これぞ茨城ならでは!観光帆引き船と夕陽の素晴らしいコラボレーション

白く大きな帆を張ったフォトジェニックな船、その原型は明治時代に茨城で行われていた帆引き網漁です。明治13年にシラウオ漁を目的として、かすみがうら市の漁師さんによって考案されたもので、霞ヶ浦漁業の花形として一世を風靡しました。現在はもうこの漁は行われていませんが、観光帆引き船として復活を遂げ、観光船の上から帆引き船を見ることができます(帆引き船には乗れないので注意)。

観光帆引き船

今回私は運良く夕景を望むことができました。霞ヶ浦に沈みゆく太陽は、日本でもこんなに美しく見られることがあるのかと驚いたほどです。夕陽だけでも十分感動的ですが、その手前に帆引き船があることで、より一層ドラマチックです。

沈みゆく太陽と観光帆引き船

■霞ヶ浦観光帆引き船(要予約)
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/recommend/kasumigaura-hobikisen.html

茨城絶景の中でも特に隠れスポット!?“地図にない湖”と石切山脈

日本最大規模という稲田石の採石場が茨城県の笠間市にあることをご存知でしょうか。白く澄んだ石肌と均整の取れた石目の稲田石が何層にも重なる姿がとても神秘的で、通称「石切山脈」と呼ばれ人々の注目を集めています。有名アーティストのPV撮影に使われたこともあり、今やちょっとした人気観光スポットになっているのです。

茨城の石切山脈
Photo by yOU

上の写真に見えている前山は、大部分の岩石を採取し終わったため、2014年に休止しました。その後、石切山脈から滲み出る湧き水と雨水が砕石跡地に溜まり、今では水深35mにまでなっています。これが見出しにある“地図にない湖”の正体です。

石切山脈の水にいない湖

ここで採れた稲田石は、茨城県庁舎をはじめ日本橋、最高裁判所の建設にも使われています。本来は観光スポットではなく、想石(そうせき)さんという会社が管理している採石場なのですが、電話予約をすれば見学可能。ガイドも行ってくれます。

■石切山脈
http://www.kasama-kankou.jp/upsys_pro/index.php?code=513&mode=detail

■想石
http://www.sou-seki.com/company/

暗闇の山をずんずん進み行く!筑波山でスターダストクルージング

茨城には関東の霊峰、また日本百名山の1つに数えられている筑波山があります。筑波山は標高877mとそれほど高くはないのですが「西の富士山、東の筑波山」と言われるほど美しく、品格があるとされています。山肌の色が一日のうちに何度も変わることでも知られ、特に夕陽が沈む際には影が紫に見えるため「紫峰」という雅称もあるほどです。

また、女体山(東側、標高877m)と男体山(西側871m)の2つの山からなることから、人々の出会いの場→恋愛成就スポットとしても名が広まりました。

そんな筑波山頂から見える夜景は、実に「日本夜景遺産」に認定されているというお墨付き。素晴らしい夜景を楽しめるよう、9月中旬から2月までの間、土日、祝日限定で夜間「筑波山ロープウェイ」が特別運行されています。それが「筑波山ロープウェイ スターダストクルージング〜夜の空中散歩」です。

筑波山頂から見える夜景
Photo by 筑波観光鉄道株式会社

ロープウェイに乗って山頂まで行くと、ふもとのつくば市や土浦市、関東平野の夜景を一望!晴れていれば東京都心まで見ることができます。まさにスターダストと呼ぶにふさわしい光景です。

もちろん、天空にきらめく星空も満喫できます!

筑波山の星空
Photo by 筑波観光鉄道株式会社

私が訪れた時はあいにくの霧だったので写真はお借りしたものですが、真っ暗な山を真っ暗なロープウェイで登っていく時は、ドキドキとワクワクの連続でした。なお、夜景と星がきちんと肉眼で見られるように目を慣らすため、なるべく30分前くらいからスマホのブルーライトは見ないように心がけるといいそうです。

■筑波山ロープウェイ スターダストクルージング〜夜の空中散歩
http://www.mt-tsukuba.com/?p=1723

やっぱり外せない!もふもふコキアの紅葉は最強のSNS映えスポット

昨年の記事でも紹介したのですが、改めて推したいのが「国営ひたち海浜公園」のコキア。10月上旬頃から徐々に色づき始め、中旬には真っ赤に染まったコキアの絨毯を見ることができます。

この写真は10月上旬に訪れたときの様子です。まだ紅葉は完全ではなく、ところどころ色づき始めた程度でしたが、緑から黄色、そして赤に変わりゆくグラデーションもまたきれいでした。

国営ひたち海浜公園のコキア

コキアのある「みはらしの丘」のふもとには可憐なコスモスの花も咲いていて、晴れた日には空とコキア、そしてコスモスの葉とのコントラストが本当に鮮やかでした。わざわざ外国からコキアを目当てに訪れる人もいるくらい。ぜひ一度生で見てほしい楽園です。

国営ひたち海浜公園 みはらしの丘

■国営ひたち海浜公園
http://hitachikaihin.jp/

なんと言っても、茨城は東京から90分という近さが魅力の超穴場!気軽に何度も足を運んで、ぜひお気に入りの絶景を見つけてみてください。

[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Oarai-Hotels.d6348908.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]大洗のホテルを探す[/button][button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Tsukuba-Hotels.d6050775.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]筑波のホテルを探す[/button][button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Hitachinaka-Hotels.d6140071.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]ひたちなかのホテルを探す[/button]

Cover Photo by yOU