千の島々という名のジャカルタの楽園でアイランドホッピング
世界には、まだ名前は知られていないけれど、一生に一度は行っておきたい絶景ビーチがあります。インドネシアの北ジャカルタにある「プロウ・スリブ」もその一つです。アジアで最大規模の低地熱帯雨林を有し、生物多様性が世界で最も高い国とも言われているインドネシアでは、感動的な大自然が広がり、世界有数の美しいビーチやリゾートステイを楽しめます。
地元の人たちが通うシークレットビーチ
急激な経済成長で高層ビルが立ち並ぶ大都会、インドネシアの首都ジャカルタ。そんなジャカルタの近くにも、楽園のようなビーチリゾート地があります。ジャカルタの富裕層の間で、口コミで広がっている夢の楽園、それが「プロウ・スリブ」です。北ジャカルタの港マリーナ・アンチョールから高速艇で渡ります。プロウ・スリブとは、インドネシア語で「プロウ=島」、「スリブ=千」という意味で、千の島があると連想しますが、実際は大小数百の島が連なる諸島です。インドネシアの海洋自然保護エリアで、数百の島のうち十数島がリゾート地として開発がされており、その他は無人島です。
陸と海の総面積は107.489ヘクタールと言われていて、東京ドームの約23個分です。1982年に農林水産大臣の認可を受け、2002年にサウザンド諸島海洋国立公園として指定されました。一般進入できる区域にも制限があり、ウミガメの保古地区になっているパンジャリラン島の西から東の地域は一般進入禁止になっています。
人気のアイランドベスト5
プロウ・スリブは、北ジャカルタの港から45マイルの場所に位置しています。島の位置によって高速艇の所要時間は異なります。また、リゾートの環境やサービスも島によってさまざまで、リゾート開発が進んでいたり、温水シャワーがない自然体験型だったりとバラエティ豊かです。日本人旅行者に人気の島ベスト5をご紹介しましょう。ただし、基本的には海洋国立公園の大自然を楽しむためのビーチリゾート地ですので、高級リゾートホテル並みの過度な期待は禁物です。
パンタラ島
島全体が1つのリゾートになっていて、夢のような光景を独り占めしているような場所。その昔、日本航空が開発、所有していた島で、当時の設備がそのまま使われているため、最も充実したリゾート施設が備わっています。お部屋はコテージタイプで、日本食レストランやプールなど、ほかの島に比べて日本人の好みに合った、快適な施設も整っています。サウザンド諸島海洋国立公園の中でも港から遠方に位置し、島へ渡る所用時間はアンチョール港から高速艇で片道約2時間です。
プトゥリ島
最もたくさんの旅行者が選ぶ一番人気のプトゥリ島。アクアリウムトンネルがあり、海の中を歩いているような体験をすることもできます。また、プトゥリ島には全長1メートルほどの大トカゲが生息しています。ちょっかいをかけなければ、人間には危害を及ぼさないのでご安心ください。コテージタイプの宿泊施設があり、温水シャワーやエアコン付きのお部屋もあります。シュノーケリング、バナナボート、ボトムグラスボート、サンセットクルーズなど、マリンアクティビティをしながら過ごしましょう。アンチョール港からの所用時間は高速艇で片道約1.5時間です。
セパ島
歩いて約20分で島を1周できてしまう小さな島です。北半分は緑が茂ったジャングル、南半分がビーチリゾートエリアになっていて、島々の中でも一番美しい白い砂浜が続いていると言われています。遠浅の白砂ビーチが広がっていて、お子様連れの方にも人気です。コテージタイプの宿泊施設があり、シュノーケリング、ダイビング、カヌー、バナナボードなどのマリンスポーツも思う存分に楽しめます。日帰りビーチトリップにもおすすめ。アンチョール港からの所用時間は高速艇で片道約1.5時間です。
アニエール島
ジャカルタから最も近い島でありながら、白い砂浜、透き通ったビーチエリアが広がっています。33棟の水上コテージが有名で、飛行機の上から見た光景はとてもユニーク。プラウ・スリブを象徴するフォトジェニックな島です。お部屋から直接ビーチへ飛び込むことができるぜいたくさは、まるで映画のワンシーンのようなセレブな気分を味わえます。滞在期間が限られている、海外から訪れる観光客たちの間では、日帰りで訪問できる島としても人気です。アンチョール港からの所用時間は高速艇で片道約30分です。
ティドゥン島
人気のアイランドベスト5の中で最も遠方に位置する島です。まだ観光開発は未発達で、島民の人口数はプロウ・スリブ諸島の中で最も多いと言われています。感動的な透明度を誇る遠浅の海洋が広がり、シュノーケリングをすると美しい生きたサンゴ礁を楽しめます。ティドゥン・ブサール(大きなティドゥン島)とティドゥン・クチル(小さなティドゥン島)、大小2つの島を結んでいる「ジュンバタン・チンタ(インドネシア語で愛の橋)」という橋が名所になっていて、多くのカップルが訪れています。島民達が経営する小さな食堂や民宿が数軒あり、シーフードやココナッツジュースを楽しめます。アンチョール港からの所用時間はフェリーで片道約3時間です。
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Jakarta-Hotels.d178269.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]ジャカルタ のホテルを探す[/button]
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Cheap-Flights-To-Jakarta.d178269.Travel-Guide-Flights’ icon=’entypo-flight’ fullwidth=’true’]ジャカルタへの航空券を探す[/button]
[one_third_last]
[/one_third_last]
アジアに関するその他の記事
リニューアルやニューオープンも続々! 今泊まりたいのはこんなホテル ここ数年、台北のホテルはリニューアルや新規オープンが相次ぎ、街全体がさらに魅力的に進化しています。今回は、日本人旅行者におすすめのホテルを厳選してご紹介。アクセス抜群のシティホテルから、日本ならではの安心感を提供する日系ホテルまで、幅広くピックアップしました。
初心者も満足度大! やっぱり外せない王道ルート 台北の秋は過ごしやすく快適な季節。朝は艋舺龍山寺や迪化街といったお寺や下町を散策し、昼は国立中正紀念堂などを観光、夜は士林夜市などの夜市を巡ってみるのはいかがでしょうか?...
旅行中の時間を有効に活用して台湾土産を探すなら、地元のスーパーマーケットに行くのもおすすめです。特におすすめなのが大型スーパー「家樂福(カルフール)」。調味料類やお菓子、ドリンクに加えて、パイナップルケーキなど観光客に嬉しい台湾らしさを感じる商品が多くあります。今回はカルフールで購入できる台湾らしいお土産や、観光客に便利なカルフールの店舗をご紹介します。
旅先でも甘いモノは欠かせない! 旅の途中でも食後のデザートは絶対に食べたい! そんなスイーツファンを満足させてくれるバンコクのケーキショップはどこ?...
東洋のベニスともいわれるバンコクに行ったら、一度は体験したいのがチャオプラヤー川でのディナークルーズ。タイ料理に舌鼓を打ちながら、美しいバンコクの夜景を満喫する体験は、忘れられない旅の一コマになります。ディナークルーズの魅力や種類について紹介しましょう。

