【エクスペディア・グループ】2026年の旅行トレンド「Unpack ’26」を発表
エクスペディア・グループはこのたび、2026年の旅行トレンド「Unpack ’26」 を発表しました。「Unpack ’26」 は、エクスペディアとホテルズドットコムを含むエクスペディア・グループ内のデータに加え、日本を含む世界18地域における24,000名の旅行者を対象としたグローバル調査結果に基づき、2026年の旅行トレンドを5つまとめています。

- その地域ならではのスポーツを楽しむ「スポーツ観戦の旅」
エクスペディアのサイト、およびアプリにおける数百万件の利用データをもとに厳選した2026年版「今年の注目旅行先」として、まだ話題になっていないものの、世界中の旅行者の関心が高まっており、検索数も増加※1している旅行先を10か所紹介します。
<2026年版「今年の注目旅行先」>
旅行先 | 検索 増加率 | 旅行先 | 検索 増加率 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | アメリカ・ビッグ スカイ(★) | +92% | 6 | アメリカ・フォート ウォルトン ビーチ | +45% |
2 | 日本・沖縄(★) | +71% | 7 | カナダ・ユークルエレット(★) | +44% |
3 | イタリア・サルデーニャ島 | +63% | 8 | イギリス・コッツウォルズ(★) | +39% |
4 | ベトナム・フーコック島 | +53% | 9 | メキシコ・サン ミゲル デ アジェンデ | +30% |
5 | フランス・サヴォワ(★) | +51% | 10 | オーストラリア・ホバート(★) | +25% |
また、これらの旅行先のうち「ビッグ スカイ」、「沖縄」、「サヴォワ」、「ユークルエレット」、「コッツウォルズ」、「ホバート」の6か所は、エクスペディアの新しい「スマート・トラベル・ヘルスチェック」に認定されています。この旅行業界初となる制度は、旅行者にとって魅力的な体験を提供しつつ、観光が地域に過度な負担をかけないよう配慮している旅行先を評価する仕組みです。世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の考え方をもとに作られており、オーバーツーリズムの軽減にも役立っています。
それぞれの旅行先の詳細はこちらから。
- その地域ならではのスポーツを楽しむ「スポーツ観戦の旅」
2026年は多くの国際的なスポーツイベントが開催される一方で、その地域ならではのローカルスポーツを観戦する旅行が注目を集めています。世界の旅行者の57%が「旅行中にその地域ならではのスポーツを観戦したい」と回答しており、地域固有のスポーツ文化や体験への関心が高まっていることがわかります。
特にZ世代とミレニアル世代ではその傾向が強く、68%が日本の相撲やタイのムエタイなど、その地域のスポーツを間近で観戦したいと回答しました。

また、旅行時にその地域ならではのローカルスポーツを観戦したい理由について、日本人の旅行者は、「その地域の伝統や文化を学びたい(55%)」が最も多く、次いで「観戦時の雰囲気やエネルギーを感じたい(51%)」「自分が住んでいる地域では見られないスポーツを観戦したい(51%)」という回答が続きました。日本人はスポーツそのものだけでなく、その地域のコミュニティや文化に触れ、地元の人々の日常を体験する旅を求めている様子がうかがえます。
<エクスペディアがおすすめする「スポーツ観戦の旅」10選>
スポーツ | 旅行先 | スポーツ | 旅行先 |
---|---|---|---|
相撲 | 日本 | バナナボール | アメリカ |
ムエタイ | タイ | カポエイラ | ブラジル |
カーリング | カナダ | ルチャリブレ | メキシコ |
野球 | 韓国 | ハーリング | アイルランド |
オーストラリアン フットボール | オーストラリア | 丸太投げ | スコットランド |
「スポーツ観戦の旅」の観戦チケットはこちらから。
- 歴史的建造物をリノベーションしたホテルで「リノベ宿ステイ」
世界では歴史的な建物を活かしつつ、最新の設備を整えてリノベーションしたホテルを選ぶ旅行者が増えており、かつて学校や駅、銀行として使われていた建物を改装した個性豊かなホテルが注目を集めています。「リノベ宿ステイ」の魅力は、快適さはもちろん、建物の歴史や文化を感じながら滞在できることにあります。
<Hotels.comがおすすめする「リノベ宿ステイ」ができるホテル10選>
ホテル名 | 都市 | 検索 増加率※2 | もとの用途 |
---|---|---|---|
ザ ホテル青龍 京都清水 | 日本・京都 | +194% | 学校 |
ボドミン ジェイル ホテル | イギリス・コーンウォール | +110% | 刑務所 |
サンディ ホテル | イギリス・コーンウォール | +72% | 造幣局・学校 |
フォントヴローL’エルミタージュ | フランス・アンジュー | +71% | 修道院 |
ザ ユニオン ステーション ナッシュビル ヤーズ | アメリカ・ナッシュビル | +57% | 駅舎 |
ザ オールド クレア バイ オード ホテルズ | オーストラリア・シドニー | +45% | 醸造所・パブ |
ホテル プレイス ダルメス | カナダ・モントリオール | +36% | 銀行・政府庁舎 |
ナインオーチャード | アメリカ・ニューヨーク | +23% | 銀行 |
バンク ホテル | スウェーデン・ストックホルム | +13% | 銀行 |
カンフランク エスタシオン ロイヤル ハイダウェイ ホテル | スペイン・カンフランク | +9% | 駅舎 |
「リノベ宿ステイ」についての詳細はこちらから。
- ひとつの旅行先で複数のホテルに宿泊する「ホテルホッピング」
世界の旅行者の半数以上(54%)が「ひとつの旅行先で複数のホテルに宿泊したい」と回答しており、「ホテルホッピング」が新たな旅行トレンドとして注目を集めています。その理由として最も多かった回答は「さまざまなエリアを観光するため(50%)」、その他には「よりお得な値段で宿泊するため(35%)」などが挙げられました。複数のホテルに宿泊することで、旅の充実度を高めたいと旅行者は考えていることが伺えます。
一方、日本人の回答に限定すると、半数以上(56%)の人が「旅に変化とワクワク感を加えるため」と回答し、この割合は世界で最も高い結果となりました。ひとつの旅行でも常に新鮮な体験や刺激を求めていることがわかります。

また、どのような旅行で複数のホテルに宿泊することを検討するかという質問に対して、世界の旅行者では「都会での滞在(53%)」や「リゾート島での滞在(48%)」が上位に挙がりました。一方、日本人は半数以上(59%)の人が「グルメ旅行」と回答しており、世界で最も高い割合となっています。日本人は食への関心が高く、ひとつの旅でさまざまな地域のグルメを堪能したいと考えていることがわかりました。

「ホテルホッピング」は特にZ世代やミレニアル世代に人気で、4人に1人(25%)が仕事のついでに観光もする「ブレジャー」の旅行は、複数のホテルでの滞在を楽しむ絶好のチャンスだと考えているようです。
<ホテルホッピングにおすすめの旅行先とホテル>
旅行先 | ホテル① | ホテル② |
---|---|---|
タイ・プーケット | フォー ポインツ バイ シェラトン プーケット パトン ビーチ リゾート | メタディーコンセプトホテル |
イギリス・ロンドン | ザ ロンドン エディション | ザ ピーターシャム |
フランス・パリ | ホテル レジーナ ルーブル | ラ プランク ホテル |
アメリカ・ハワイ | フォーシーズンズ リゾート オアフ アット コオリナ | ウェイファインダー ワイキキ |
日本・東京 | 茶室 ryokan asakusa | ホテルインディゴ東京渋谷 by IHG |
「ホテルホッピング」についての詳細はこちらから。
- 3年連続で注目のトレンドに!テレビ番組や映画の影響で旅行先を選ぶ「ロケ地巡り旅2026」
2022年以降、毎年トレンドとして注目を集め続けている「ロケ地巡り旅」は引き続き人気の旅行スタイルとなっています。世界の旅行者の半数以上(53%)が「過去1年間でロケ地巡り旅への関心が高まった」と回答。さらに、世界のZ世代・ミレニアル世代の81%が「映画やテレビ番組で見たロケ地をもとに旅行を計画している」と回答しました。
日本人においても、「実際にロケ地巡り旅を予約したことがある」と回答した割合は半数近く(49%)に上り、世界で2番目に多い割合となっています。また、旅行先を決めるのに影響を受けたものについて、世界の旅行者では「SNS(49%)」が最も多く、次いで「動画配信サービスの番組や映画(40%)」が続くのに対し、日本では「テレビ番組(46%)」が最多で、次いで「本(26%)」という結果に。特に「本」と回答した割合は日本が世界で最も高い割合となりました。

2026年はイギリスのヨークシャーのなだらかな丘陵地帯やクロアチアの壮大な海岸線など、世界中の魅力的な旅行先が人気を集めると予測されています。映画やドラマで心をときめかせた風景に、実際に足を運んでみませんか。
<エクスペディアがおすすめする「ロケ地巡り旅2026」の旅行先>
・Unpack ’26 特設サイトはこちら
- Unpack’ 26 Q&A
Q1. 「Unpack’ 26」とは?
A1. 「Unpack ’26」は、エクスペディア・グループが毎年発表している旅行トレンドレポートで、エクスペディアとホテルズドットコムを含むエクスペディア・グループ内のデータに加え、日本を含む世界18地域における24,000名の旅行者を対象としたグローバル調査結果に基づき、2026年の旅行トレンドをまとめています。
Q2. 「Unpack ’26」は、どのようなデータや調査に基づいていますか?
A2. エクスペディアとホテルズドットコムの数百万のユーザーによるプラットフォーム上のリアルタイムの利用データ、およびMarket Research Society(市場調査協会)の行動規範に基づき、OnePollが実施した第三者調査の結果を組み合わせています。旅行者の行動パターンや予約傾向、文化的な動向に基づく分析結果を裏付けとしています。
Q3. 「スマート・トラベル・ヘルスチェック」とは?「Unpack ’ 26」ではどのように活用されていますか?
A3. エクスペディアの新しい「スマート・トラベル・ヘルスチェック」は、旅行者にとって魅力的な体験を提供しながら、地域社会や環境への負担軽減に配慮している旅行先を評価する仕組みです。この指標は、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)が定めた「持続可能な観光管理の6つの原則」に基づいており、オーバーツーリズムの緩和にも役立っています。
「今年の注目旅行先」のうち、「スマート・トラベル・ヘルスチェック」に認定されていない旅行先もあります。これは、6つの原則すべてを満たしていない場合や、評価に必要なデータがまだ揃っていない場合があるためです。ただし、これらの旅行先も魅力的な旅行体験を提供しています。エクスペディアは多様な選択肢を紹介することで、持続可能な観光の推進に貢献しています。
Q4. 「スマート・トラベル・ヘルスチェック」では、旅行先はどのような基準で選ばれていますか?
A4. 「スマート・トラベル・ヘルスチェック」は、旅行者にとって魅力的な体験を提供しながら、地域社会や環境への負担を軽減できているかを評価する仕組みです。この評価は、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)が定めた以下の6つの原則に基づいています。
- 適切な権限と資金を持つ観光管理機関があるか
- 地域コミュニティと共有された観光のビジョンがあるか
- データに基づいた計画が立てられているか
- 観光の影響を把握するための監視体制が整っているか
- 観光収益が地域に透明に還元されているか
- 地域住民が観光に積極的に関与し、意思決定に参加できているか
これらの基準を満たす旅行先は、観光を持続可能に管理し、地域環境を守りながら、地域社会を支える体制が整っていると言えます。WTTCの調査についての詳細はこちらをご覧ください。
Q5. 「Unpack’ 26」でまとめられている旅行トレンドはどのようなものがありますか?
A5. 2026年の旅行トレンドは以下の5つです。
• 話題になる前に知っておきたい、世界中の旅行者が注目する2026年版「今年の注目旅行先」
• その地域ならではのスポーツを楽しむ「スポーツ観戦の旅」
• 歴史的建造物をリノベーションしたホテルでの「リノベ宿ステイ」
• ひとつの旅行先で複数のホテルに宿泊する「ホテルホッピング」
• テレビ番組や映画の影響で旅行先を選ぶ「ロケ地巡り旅2026」(3年連続でトレンド入り)
Q6. Unpack ’26の関連資料はどこで入手できますか?
A6. 下記リンクをご参照ください。
• Unpack ’26 特設サイトはこちら
※1 エクスペディアにおいて、2024/1/1~12/31と2025/1/1~12/31に検索された旅行件数の比較
※2 Hotels.comにおける2024/1/1~12/31と2025/1/1~12/31の期間の検索数の比較
調査方法
グローバル戦略調査会社OnePoll がエクスペディア・グループの代理で、Market Research Society(市場調査協会)の行動規範に基づき、2025年6月27日~8月3日の期間で世界18地域(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アラブ首長国連邦、トルコ、シンガポール、韓国、香港、日本)において、今後3年以内に国内または海外旅行を計画している成人24,000名を対象にオンラインで実施したものです。なお、Z世代は18~24歳の回答者を指し、Z世代とミレニアル世代を合わせたグループは18~44歳の回答者を含みます。
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