運河沿いの暮らしを巡る旅 タイの南国情緒あふれる水上マーケットを満喫!
かつて、バンコクが「東洋のベニス」と呼ばれていた時代。運河が網目のように広がっていました。今ではそのほとんどが埋め立てられていますが、なつかしい姿を残す水上マーケットは今も健在。昔ながらのバンコク運河生活を垣間見ることができる、活気にあふれた3つの水上マーケットをご紹介しましょう。
水上マーケットってどんなところ?
Photo by: Ryoko Neko
タイ語で水上市場を意味する「タラート・ナーム」は、運河沿いで暮らす人々の生活に根付いた文化です。近代化とともにその多くは道路に変わりましたが、観光名所として名高い「ダムヌン・サドゥアック」をはじめ、庶民派の「タリン・チャン」、若者が集う「アムパワー」は連日多くの人でにぎわっています。このエリアに住む人々にとって運河は大切な交通路。人はもとより、食料や生活物資を積んだ舟が、船同士や岸辺で商品を売り買いするために行き来しています。
新鮮なフルーツのほか、マーケット名物「屋台舟」では軽い食事も提供。さわやかな川風のなかで食べるタイグルメのおいしさは格別です。
価格は交渉制!
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[one_half_last]水上マーケットでの買い物は、値段交渉が基本。欲しい商品が見つかったら、船頭さんに舟を止めてもらい、いざ、交渉! 英語はほとんど通じないので、「まけてください」を意味する「ロッ(ト)・ダイ・マイ(K)?」を覚えておきましょう。
南国情緒を満喫できる水上マーケットへのお出かけは午前中が勝負! 3つの人気水上マーケットの旅へご案内します。[/one_half_last]
バンコク随一のにぎわい!「ダムヌン・サドゥアック」
Photo by: xiquinhosilva
タイの水上マーケットといえばこちら! バンコク市内から車で約1時間30分、およそ150年前にラマ4世によって造られた歴史ある運河「ダムヌン・サドゥアック(Damnoen Saduak)」です。観光スポットとしても知られるこちらのマーケットでは、新鮮なフルーツや野菜、日用品などを積んだ舟が賑やかな掛け声とともに行き来しています。
[one_half]運河沿いにはタイの基本様式である高床式建築の住まいが軒を連ねています。洗濯物を干したり、朝ごはんの支度をしたり、運河に暮らす人々の日常を垣間見ることができるのも人気の理由。
早朝5時から開かれるダムヌン・サドゥアックには早起きをして出かけましょう。スカイトレインBTSビクトリーモニュメント駅からミニバスが約40分おきに運行しています。車窓からは素朴な田園風景を眺めることができますよ。[/one_half]
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Photo by: Fabio Achilli[/one_half_last]
近くて便利な庶民派マーケット「タリン・チャン」
Photo by: Kelvin Yee
バンコク市内から車で約40分。土日限定開催の水上マーケット「タリン・チャン(Taling Chan)」は、庶民の憩いの場としても人気です。こちらのマーケットでは、舟同士で売り買いをするのではなく、係留している舟から商品を購入します。それぞれの舟から食べ物を注文する、いわば水上レストランのような雰囲気。
観光地化したダムヌン・サドゥアックとは異なり、タリン・チャンはローカル色が強いのが特徴。また、水上マーケットに続く道の両脇には露店が並び、民芸品やかわいい雑貨などがズラリ。おみやげ選びにもおすすめです。
土日限定開催のタリン・チャンへのアクセスは、スカイトレインBTSサーヤム駅から79番バスで40分、タリン・チャン駅で下車。朝8時~夕方5時までの開催です。
蛍クルージングも楽しめる「アムパワー」
Photo by: kwan kwan
地元のタイ人が日帰り観光で訪れることでも知られる「アムパワー(Amphawa)」。運河の両脇は舗装されており、係留する舟から思いおもいの商品を購入することができます。運河沿いにはイスとテーブルが用意された食事処もあり、縁日気分で食事を楽しむことができますよ。
[one_half]イチオシは、夕暮れどきの幻想的な世界が楽しめる「蛍クルージング」。熱帯のタイでは1年を通して蛍を観ることができます。ホタルが飛ぶ光の線はまるで流れ星のよう。
バンコクから車で2時間の場所にあるアムパワーへのアクセスは、ダムヌン・サドゥアック行きのバスや 乗り合いワゴン車「ロットゥー」が便利。アムパワーで下車を。[/one_half]
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Photo by: John Berns[/one_half_last]
ディープな魅力てんこもり!周辺の買い物エリアもチェック
旬のフルーツをはじめ、カレーやパッタイなどおなじみのタイグルメやココナッツジュース、スイーツまで楽しめる水上マーケット。運河沿いにある食堂や買い物エリアまで足を伸ばせば、1日中遊ぶことができます。趣の異なる3つの水上マーケットで、ディープなタイを満喫してみませんか?
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