投稿者 : Sayaka KAWABE、投稿日 2019 年 12月31日

詩歩さんと行く、茨城県の“体験”できる絶景めぐり

これまでに2度、茨城県の絶景を紹介してきましたが(下記の関連記事参照)、まだまだ終わりではありません。今回も『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』の著者・詩歩さんといっしょに、詩歩さんお墨付きの絶景スポットをめぐってきました。3回目は「自ら体験しながら楽しめる絶景」がテーマです。

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関東最強のパワースポットとの呼び声も!東国三社の一つ鹿島神宮

茨城県の中で最も有名な場所の一つ、鹿島神宮。東国三社の一つに数えられている名社で、皇紀と同じ2679年の歴史を持つ(2019年現在)、関東で最も古い社です。

国の史跡になっている境内は東京ドーム15個分に及ぶ広大さなので、それだけ見どころも豊富。本殿を過ぎ奥参道に入ると、自然にあふれた壮大なスケールに圧倒されます。と同時に、清々しい空気に身が引き締まることでしょう。ここは「奥馬場」とも呼ばれ、毎年5月に流鏑馬(やぶさめ)神事が行われるところでもあります。

奥参道を進んだら、ぜひ御手洗へ。この池は古くからの禊の場で、大人が入っても子どもが入っても水面が胸の高さを超えないと言われ、「鹿島の七不思議の一つ」となっています。1日400キロリットル以上湧き出ている清水は「長命の名水」と呼ばれ、人々から崇められているご神水。持ち帰ることもできるので(有料)、ご利益を受けたい方はぜひ。

また、帰り道にぜひ立ち寄って欲しいのが、楼門近くにある須賀社。ここにある石の灯篭は、イノシシの目に似ていることから猪目(いのめ)と呼ばれる日本の伝統的な文様です。のはずですが…、イノシシの目というよりハートに見えると昨今話題に。ついには、ハート窓の灯籠が「恋愛のパワースポット」と囁かれるまでになっています。さて、真偽のほどはいかに!?

ハート窓の灯籠
Photo by yOU

何かを始めるときに参拝すると、特にご利益が得られるといわれる鹿島神宮。ここで紹介した場所以外にも数々の社殿や要石などがあるので、ぜひ時間をかけてお参りしてみてください。

鹿島神宮
http://kashimajingu.jp/

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廃校を利用した体験型農業テーマパークで、旬の味覚を収穫!

茨城県の農業産出額は全国3位、そして数々の品目が全国1位を誇っています。それだけ茨城県は農業が盛んな土地で、とにかく食材が豊富!

そんな食材王国・茨城の良さを体験できる施設を訪れてきました。2013年に廃校になった大和第三小学校と、近隣の耕作放棄地を再利用した体験型農業テーマパーク、らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジです。


Photo by yOU

広々とした敷地内には、一面に畑が広がっています。実はこの畑、オーナーになることが可能なんですって!ファームマスターがサポートしてくれるので、安心して収穫まで楽しむことができるそう。

オーナーにならずとも、旬の野菜や果物を自分の手で収穫できる、気軽な収穫体験コースもあります。今回は芋掘り体験と、稲刈り体験をさせていただきました。両方とも体験するのは幼少時以来だったので、たった数十分間で結構な疲労感!ですが、作物を収穫するという普段できない貴重な体験は、心に豊かさをもたらしてくれました(写真は詩歩さん)。


Photo by yOU

らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジは、カフェやマルシェ、レストランなども充実しているので、ちょっと立ち寄って食事をすることも可能です。美味しいおみやげも溢れているので、食べすぎ&買いすぎに注意ですよ。

らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ
https://www.namegata-fv.jp/

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約2万発!大輪の花が空に舞う、圧巻の土浦花火大会

日本三大花火大会の一つに数えられる土浦の花火大会は、夏ではなく10月に行われます。1年で最も遅く行われる花火競技大会ということもあり、翌年の花火の流行を左右すると言われています。

土浦花火大会
Photo by yOU

その歴史は古く、1925年(大正14年)まで遡ります。新治郡土浦町(現土浦市文京町)にある新龍寺の住職・故秋元梅峯師が、霞ヶ浦海軍航空隊殉職者の慰霊と、不況にあえぐ商店街の復興、そして秋の実りへの感謝と農民への慰労のために、私財を投じて霞ヶ浦湖畔の埋立地で始めました。


Photo by yOU

競技はスターマイン、10号玉、創造花火の三部門で構成。経済産業大臣賞など、権威ある賞が授与される、とてもレベルの高い大会です。今回は幸いにも桟敷席で観覧させていただいたのですが、お腹の底から突き上げられるような大きな音と、視界に収まらないほどの大輪の花に、心まで揺さぶられました。

匠の技、一度間近で見てみることをおすすめします!

土浦全国花火競技大会
http://www.tsuchiura-hanabi.jp/

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日本百名山の一つ、筑波山で関東平野の大パノラマを望む

「西の富士、東の筑波」と言われる関東の霊山で、日本百名山の一つとしても有名な筑波山。百名山の中では一番低い標高877mの山は、家族連れなど多くの人で賑わっています。ただし全行程登るのは大変なので、つつじが丘からロープウェイに乗って頂上付近へ移動するのがいいでしょう。


Photo by筑波観光鉄道株式会社

ロープウェイ下車後、10分ほど登ると、女体山山頂へたどり着きます。ここから望む関東平野の眺めは抜群!私が訪れた日はあいにく霧だったのでお写真はお借りしたものですが、晴れた日はスカイツリーまで見ることができます。


Photo by 筑波観光鉄道株式会社

なお、筑波山は山の中腹から山頂までが、筑波山神社の境内になっています。女体山山頂には、女体山御本殿という筑波山神社の御本殿があるので、忘れずにお参りしましょう。

筑波山ケーブルカー&ロープウェイ
https://www.mt-tsukuba.com/

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国内有数の遠浅ビーチで、リフレクション撮影

国内有数の遠浅ビーチで、リフレクション撮影<

最後に紹介するのは海水浴で大人気のスポット、大洗サンビーチです。訪れたのは秋。「秋にビーチ?」と疑問に思うかもしれませんが、オフシーズンだからできることがあるんです。それは、リフレクションビーチ撮影。

リフレクションビーチとは、満潮から干潮に向かう時間、浜辺が海水で鏡のように反射する現象のこと。大洗サンビーチは、国内でも有数の遠浅ビーチとして有名で、絶景撮影ができると話題になっています。本当は、満潮から干潮に向かう1時間がベストタイミングだということで、今回の訪問は少し時間がずれてしまったのですが、十分美しい写真を撮ることができました。


Photo by yOU

なお、海水浴シーズンは写真撮影が禁止されているので注意しましょう。

大洗oaraiリフレクションビーチ 大洗観光協会
http://www.oarai-info.jp/event/campaign/

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いかがでしたか? 茨城は東京から90分という近さが魅力の超穴場。何度取材に訪れても、見たこともない景色に多く出逢えるので、私も驚いています。まだまだ奥は深そうですね!

Main Photo by yOU