縄文杉だけじゃない! 屋久島を楽しむための8つのスポット
屋久島といえば何といっても縄文杉です。私も現地にたどり着くまでその他の名所を一切知らなかったほど、屋久島の顔といえる存在です。そこに輪をかけるように、ガイドブックやインターネットを見ても縄文杉の特集ばかり目立つため、観光客の大半が縄文杉目当てに屋久島にやってくるのも納得できます。
縄文杉を目指すトレッキングコースはいつも人で溢れており、驚くほど賑わっています。私はせっかく自然を楽しみに来たのだから、東京と同じような人混みを敬遠したく、今回は縄文杉を見に行きませんでした。4日ほどの滞在で、縄文杉へのトレッキングをしなかった為、少しディープな屋久島が見えてきました。きっとこの記事は、日本で唯一(?) の縄文杉を紹介しない屋久島の記事となっています。
下記のような方の助けになればいいなと思いこの記事を書きました。
・縄文杉を見終わったが、滞在日が残っている人
・体力的には縄文杉までは行けないが屋久島の自然を満喫したい人
・人混みや早起きが苦手な人
・天候が悪すぎて縄文杉を諦めた人
屋久島のおすすめ8ポイント
屋久島を楽しむための8つのポイントを山、海にわけてご紹介します。
屋久島の山を楽しむ
1. 『もののけ姫』の舞台となった神秘的な森「白谷雲水峡」
屋久杉のシンボルである縄文杉を除くと、おそらく最も人気なスポットと言えるのがこの白谷雲水峡。コース内にある苔むす森が『もののけ姫』の舞台となったことでその名が知れ渡り、世界中から観光客が集まります。あたり一面美しい苔に覆われたこの地は、何か独特のパワーを感じされる場所です。コースの途中に弥生杉やくぐり杉など、著名な杉も多々あるので、滞在時間が短い方は縄文杉を諦め、白谷雲水峡のみをトレッキングするのも一つの策かもしれません。
白谷雲水峡
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
2. アマゾンの湿原を想起させる「猿川ガジュマル」
ガジュマルと言えば南の島の代名詞。日本では、種子島、屋久島以南の熱帯域を中心に生息しています。ここ猿川ガジュマルは、数多くのガジュマルが複雑に入り組んでおり、まるでアマゾンにやってきたかのような感覚になります。たどり着くまでの道もアドベンチャー感溢れる道になっており、こういった場所こそ屋久島の真骨頂だと思います。
猿川ガジュマル
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町安房
3. エメラルドに輝く手つかずの渓谷「横河渓谷」
宿泊していたゲストハウスの情報ノートに書いてあったのを見つけ、どうしても気になってやってきたのがこの横河渓谷です。水は飲めるほど綺麗だと言われており、天気や水量によってはエメラルドの天然プールが出現するようです。生憎この日は曇っていたのですが、圧巻の景色に心を打たれてしまいました。
横河渓谷
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町永田
4. 日本の滝百名選の一つ「大川の滝」
88mの落差を豪快に流れ落ちる屋久島一の巨大滝大川の滝。日本の滝百名選にも選出されているほどでその迫力は凄まじいです。多くの観光客はトレッキングを目当てに屋久島に来るため、雨が強い日は行き先に困ります。そんな時はより一層迫力が増す大川の滝がおすすめです。
大川の滝
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町栗生
屋久島の海を楽しむ
5. 1日に数時間だけ海中から現れる秘湯「平内海中温泉」
伊豆諸島で触れた私の人生で最も感動した温泉「地鉈温泉」は満潮時に温泉の源泉と海水が混じり合うこと入ることができる天然温泉なのですが、反対に屋久島には干潮時のみ入ることができる温泉があります。それが平内海中温泉です。こちらは通常は海の中に隠れているのですが、干潮になると姿を現す奇妙な温泉です。干潮は1日二度訪れますが、おすすめは夜です。近隣に光がないため、天気が良ければ満点の星空の下入浴を楽しむことができます。こんなロマンチックな温泉ほかにあるでしょうか。
平内海中温泉
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町平内
6. 24時間大パノラマを楽しみながら浸かることができる「湯泊温泉」
個人的に屋久島一の温泉は平内海中温泉ですが、1日に数時間しか地上に現れないため、トレッキングや観光で忙しい人には少しハードルが高いかもしれません。安心してください、湯泊温泉があります。
こちらは24時間いつでも入浴可能です。シャワーや脱衣所がなく不便に思う方もいるかもしれませんが、そこがまた屋久島の温泉のだと割り切りましょう(笑)
湯泊温泉
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町湯泊1714−28
7. 地元の人も知らない隠れた絶景スポット「クリスタル岬」
こちらも宿泊していたゲストハウスの情報ノートで見つけた穴場スポットです。仲良くなった島民が知らない上、グーグルマップの口コミ数はたったの1件と少なく、おそらくガイドブックなどにも掲載されていないと思います。断崖絶壁からの景色は美しく、太平洋の雄大な海を一望できます。たどり着くまでにしばらく茂みを歩かなくてはならないのですが、そんな辺鄙な場所にあることも余計に魅力的に感じてしまいます。
クリスタル岬
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田
8. 圧巻のパノラマと屋久島ブルーを楽しめる「いなか浜展望処」
いなか浜は屋久島随一の美しいビーチであり、人気スポットとなっていますが、そのすぐ上に小さな展望処があります。インターネットで検索しても出てこないほど、分かりづらい場所にありますが、それゆえ観光客もおらずこの天国のような絶景を独占することができます。四つ瀬の浜から、いなか浜に向かって数百メートル進んで右側にあります。住所もなければ、マップ上にも存在しない、知られざる絶景スポットです。
いなか浜展望処
行き方:四つ瀬の浜からいなか浜に向かって数百メートル進んで右側
いかがだったでしょうか。これらのスポットは他の観光客はほぼ皆無で、常に一人で自然を満喫することができました。旅は非現実的な空間であり、周りと同じ行動をする必要は一切ありません。むしろ自分の好みに応じて行動することができるのが旅の醍醐味でもあります。皆様の参考になれば幸いです。
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