学生は、わずか3.2ユーロで充実ランチ。一般人でも入れる、パリの学食「レストー・ユー(Restos U)」を体験してみよう!
パリにも、日本と同様、“学生食堂(学食)”があります。「レストー・ユー(Restos U)」という名のパリの学食では、フランスの国立大学に通う学生は、学生証を見せるだけで、たった3.2ユーロ(約500円)で、充実のランチセットを食べることができます。さすが美食の街”パリ”だけあって、学食といえどもかなり本格派。3.2ユーロのランチセットは、前菜、メイン、デザートがついてボリュームもたっぷり。味もなかなかです。
嬉しいことに、一般人もこの「レストー・ユー(Restos U)」を利用することができます。さすがに学生料金では食べられませんが、レストランランチは大変高くつくパリで、約1,000円弱を払えば、しっかりとしたランチを食べられるスポットは貴重です。
パリ市内に15店舗ほどある、学食「レストー・ユー(Restos U)」
日本からすると、少し不思議な気もしますが、パリの学食は、大学の敷地内にはなく、街中に点在しています。歴史的な教会や、有名カフェ、ショップが立ち並ぶ”サン・ジェルマン・デ・プレ(Saint-Germain-des-Prés)”エリアから歩いて数分の「レストー・ユー(Restos U)」は、外観もモダンな雰囲気でおしゃれ、「レストー・ユー(Restos U)」の看板がなければ、普通のおしゃれなレストランかなと通り過ぎてしまいそうな佇まいです。
ランチのピーク時は、学食の外階段まで続く行列が
学生や大学の事務職員のランチピーク時である、12時過ぎから〜13時半ごろまでは、学食は大混雑。2階(日本でいう2階)にある、学食の入り口からずらっと階段に行列ができます。ただ、「レストー・ユー(Restos U)」は、セルフサービス方式のため、どんどん列は進み、意外と待ち時間は少なくてすみます。旅行中で時間を少しでも無駄にしたくないならば、早めか遅めのランチにした方が、じっくりと商品も選べるので安心です。
学食に入ると、トレー、フォーク、ナイフ、グラス(水を飲む用)が並ぶ台が並んでいます。パンも1人1個まで無料なので、希望であればトレーに乗せます。これで準備完了。あとは、それぞれのコーナーで、食べたい料理のお皿などをとっていきます。
トレーに好きな料理のお皿を乗せていき、最後にお会計
列に従って進むと、前菜、メインディッシュ、サラダ、デザートなどのコーナーが次々とあらわれます。ちなみに、学生料金で3.20ユーロのランチセットに含まれるのは、メインディッシュに加えて、2種類の料理です。例えば、メインディッシュと前菜、デザートとしてもいいですし、前菜のみをふたつ、デザートにみをふたつ組み合わせることもできます。さすがフランス、いろいろな種類のチーズの前菜も並んでいます。
メインディッシュは、お肉やラザニアなど、その日によって変わるメニューが5種類程度、用意されています。食べたいものを指差せば、盛り付けてくれますので、とっても簡単です。
生野菜や、野菜のマリネのサラダバーも。サラダ大好きのパリっ子には、大人気のコーナーです。食欲をそそる色とりどりの野菜を自分の好きなように盛れるのが嬉しいサービスです。
旅行中に疲れた体をほっこりさせてくれそうなスープ(1.3ユーロ)も魅力的です。ランチセットの場合、もともとの品数を超えた場合も、追加料金を支払えばOK。目新しいものもたくさんあるので、いろいろ目移りしてしまって、困ります。
パリでのランチには必須のフルーツや、デザートのコーナーももちろんあります。パリでは街中で、りんごを丸かじりしながら歩いているパリっ子をよく見かけますが、学食にも山盛りのりんごが。すいかやメロンなどの季節のフルーツ、フルーツポンチも並んでいます。
アップルパイなど、デザートのパイのサイズもとってもビッグ。デザートだけでも、お腹が満杯になりそうな大きさです。他にヨーグルト、ムースなど(0.55〜2.5ユーロ)と、デザートもバラエティーに富んでいます。
すべて取り終わったら、そのままレジに並んでお会計。空いている席を見つけたら、食事のスタート。食事スペースには、調味料や、ピクルス・オリーブ・チーズなどが自由にとれる棚もあります。そして、学食のお水は、セルフサービスで飲み放題。机に置いてあるピッチャーを持って、”泉=フォンテーヌ(FONTAINE)”と書かれた場所に水を入れに行きます。直接お水をグラスに入れるのではなく、ピッチャーを使うパリ流は、ちょっぴり新鮮です。
1人1個まで無料のパンに、メインディッシュのラザニア(本日の料理:6ユーロ)と、サラダとキャラメルムースで、合計7.9ユーロ(ミネラルウォーターは、別料金)。いずれの料理もしっかりと味がついていて、食べ応えもあり、満足できる味わいです。食べ終わったら、返却口にトレーごと返し終了とシンプル。
ちなみに、パリの学食「レストー・ユー(Restos U)」では、パリの大学に通っていなくても、国際学生証を提示すれば、3.2ユーロのお得価格でランチのセットを食べられます。
今回ご紹介した、「レストー・ユー(Restos U)」には、1階(日本式の1階)に、これまたモダンな雰囲気ブラッスリーもあり、リラックスできそうな空間が広がっています。他の場所にある「レストー・ユー(Restos U)」では、学食内にカフェがあり、パンなどの軽食を売っているところも。バリスタがいる本格的なカフェもあります。
■レストー・ユー(Restos U) Mabillon店
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[one_half_last]公式ホームページ(フランス語):https://www.parisinfo.com/ou-manger-a-paris/petits-budgets/Restos-U
最寄り駅:メトロ10番線のマビヨン(Mabillon)駅すぐ
営業時間:月〜土曜日11:30〜14:00、18:00〜20:00[/one_half_last]
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