圧倒される風景! 世界自然遺産済州島のおすすめスポット
韓国のハワイと言われる済州島は、美しい海やビーチはもちろん、漢拏山をはじめとする国立公園や万丈窟などとにかく自然豊かな美しい島です。今回は数多くの見所がある済州島の中でも特に私がおすすめ自然スポットをご紹介しようと思います。
まずは世界自然遺産 「済州火山島と溶岩洞窟群」を満喫しよう
済州島は韓国で唯一世界自然遺産に選ばれています。その登録名は『済州火山島と溶岩洞窟群』。この世界遺産は主に漢拏山(ハルラサン)天然保護地域、城山日出峰、万丈窟の3つの地域に分けられます。
済州島の火山
漢拏山(ハルラサン)天然保護地域

漢拏山は韓国最大の山であり、済州島の象徴的存在です。トレッキングは往復10時間ほどかかると言われています。漢拏山付近は天候が非常に変わりやすいので、天気予報のチェックや雨具の準備は必須です。また頂上までに14:30までに到着しないと、強制的に折り返さないといけないというルールがあるので、できるだけ早めに出発することをおすすめします。

緑が生い茂った道をひたすら歩いて行くので、空気は美味しく、傾斜もそこまで激しくないので気持ちよくトレッキングを楽しむことができます。
漢拏山(ハルラサン)天然保護地域
2070−61 1100(Cheonbaek)-ro, Nohyeong-dong, Cheju, Jeju-do
城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)

済州島は過去の噴火の形跡が多く残っていますが、その代表的な存在が城山日出峰です。10万年前の海底噴火でできた巨大な岩山で、その上に木々が生い茂っていてなんとも不思議な景観となっています。こちらもトレッキングコースがあり1時間ほどで上まで登ることもできます。
城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)
284-12, Ilchul-ro, Seongsan-eup, Seogwipo-si, Jeju-do
済州島の溶岩洞窟群
万丈窟(マンジャングル)

世界一長いと言われる溶岩洞窟。トンネルのような縦長の通路は自然が作ったものとは思えない形をしています。洞窟内では所々で美しくライトアップされているため幻想的な風景を楽しむことができます。

夏でも温度が非常に低くなっていますので上着を持って行くことをおすすめします。
万丈窟(マンジャングル)
182 Manjanggul-gil, Gujwa-eup, Cheju, Jeju-do
美しいビーチを満喫しよう
島といえばやっぱり海。四方八方を海で囲まれた済州島には人気の海水浴場がいくつもあります。今回は中でも特におすすめのビーチを3つご紹介いたします。
本島で最も美しいビーチ ヒョプジェ ビーチ

済州島は沖縄のおよそ1.5倍の面積と大きく、島全体に多くのビーチや海水浴場が点在します。私は滞在期間中10箇所ほどのビーチをハシゴしましたが、海の透明度、ビーチの美しさともHyeopjae beachが一番でした。美しいことで有名なので観光客も多く、決して「穴場」とは言えませんが、済州の王道を知る上でも、行かない理由はありません。

また、干潮時は水かさが減り、海の中から浜が出てきます。2018年の4月に訪れた与論島の百合ヶ浜をついつい思い出してしまいます。
ヒョプジェ ビーチ
329−10 Hallim-ro, Hallim-eub, Cheju, Jeju-do
美しすぎる牛島の中でも特におすすめはハゴスドンビーチ

済州島のすぐ隣にある牛島(ウド)のビーチです。牛島は肉眼でもくっきり見えるほどの距離にある島ですが、海の透明度は一気に増し、とにかくのんびり出来る孤島です。

島内にはレンタカーショップがないので済州から車を持って行くか、タイのトゥクトゥクのようなスモールカーをレンタルするのが一般的です。このスモールカーがとても可愛らしく、牛島の風物詩となっています。
ハゴスドンビーチ
Udo-myeon, Cheju, Jeju-do
偶然見つけた名もなき海岸

人気のビーチだけ行ってもどこか面白みにかける…… そんな方には砂浜ではないですが誰にも邪魔されず絶景を独り占めできるスポットをお教えします。それがこの名もなき海岸です。名はなく、マップ上にも何も存在しないので人は皆無です。しかし水面に反射する夕陽はこの旅一番の絶景じゃないかと思うほどの美しさでした。

ちなみに直ぐ横には夕日を見られる展望台があります。こちらは打って変わって多くの観光客で賑わっていました。人気絶景スポットのすぐ近くこそ、実は絶好の穴場だったりするのです。そんな場所を見つけるのも旅の醍醐味だと思います。
名もなき海岸
https://goo.gl/maps/Go5k22uXJzw
まだまだある! その他の美しい見所
済州島の旅行者の多くはビーチと世界遺産を楽しむためにやってきていると思いますが、この島にはそれ以外にも多くの見所があります。
正房瀑布(チョンバンポッポ)

済州島にはいくつかの滝がありますが、中でも高低差激しいのがこの正房瀑布。滝壺のすぐ下までいくことが可能なので大迫力を感じることができます。滝は雨が降っているとさらに迫力が増すので、滞在日程が長いのであれば正房瀑布に行く日程はあえて決めず、雨が降ってビーチや登山に行けない日に行くことをおすすめします。
正房瀑布(チョンバンポッポ)
37 Chilsimni-ro214beon-gil, Seogwipo, Jeju-do
獨立岩(ウェドルゲ)

南側の海岸は主にビーチではなく溶岩でできた断崖海岸が一面に広がっています。特に獨立岩付近はビュースポットが多く、観光客に絶大な人気を誇ります。風が強い日はビーチで海水浴はおすすめできませんが、この付近は波が強く迫力が一気に増すので、風が強い日に来ることをおすすめします。
獨立岩(ウェドルゲ)
791 Seohong-dong, Seogwipo, Jeju-do,
チョルムル自然休養林

ハラルサンの北にある森林公園です。木々の香りが気持ちよく癒しスポットとして老若男女に人気を博しています。この公園はかなり広いのですが、湧き水を飲めるスポットや、遊具があるスポットなど場所ごとにテーマが別れているので飽きることなく最後まで楽しめます。
チョルムル自然休養林
584 Myeongnim-ro, Bonggae-dong, Cheju, Jeju-do,
いかがでしたでしょうか。済州島は東西南北とにかく自然に恵まれており、見所は本当に多いです。

全て制覇しようとしたらレンタカーを借りても1週間では足りません。とは言え、飛行機で2時間と週末でも気軽に行けるのが済州島のいいところでもあります。自分の行きたい所と、そうでない所を確認して、計画を入念に立てて効率よく回ることこそが済州旅行でのポイントです。
皆様の済州旅行の参考になれば幸いです。
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