投稿者 : 石井 三紀子、投稿日 2018 年 1月21日

台湾旅行の特別な思い出を!体験型コースで台湾文化を満喫!

海外旅行ではおいしい食事や美しい風景が楽しみですが、さらなる魅力の一つと言えば、現地ならではの特別な体験。子供から大人まで楽しめる体験型施設はファミリー旅行にもピッタリです。今回は台湾ならではのおすすめ体験コースをご紹介します。

台湾の体験型コースの魅力とは?

台湾の体験型コースの魅力とは?

旅行先で特別な思い出を残してみたいという人に人気の体験型コース。台湾でも観光工場や体験型施設が増えており、台湾ならではのお菓子や食べ物を作ることができるコースがあります。家族旅行や学生旅行の観光先としても人気があり、台湾文化を肌で体験できるので、一味違う旅の思い出を作ることができます。

台北近郊のおすすめ体験型コース3選

台北近郊で楽しめる体験型コース3選を紹介します。台湾ならではの特別な体験になること間違いなしです!

1.點水樓(ディエンシュエロウ)小籠包作り体験

1.點水樓(ディエンシュエロウ)小籠包作り体験

台湾の老舗小籠包レストラン「點水樓(ディエンシュエロウ)」の懷寧店では、自分で小籠包を包む体験ができます。小籠包作り体験は午前10:30~もしくは午後16:30~の2回の時間で受け付けており、予約制で2名上から申し込みが可能です。1人1,000元で食事つきのコース、もしくは1人715元で食事無しのコースがあります。予約は電話にて受け付けており、3日前までの予約が必要です。体験の所要時間は約30分ですが、食事つきコースの場合は食事時間も合わせて1時間30分ほどを予定しておくことをおすすめします。お店のスタッフによる簡単な日本語の説明も可能です。

小籠包作り体験

しっかり手を洗ったら、エプロン、マスク、帽子をつけて小籠包作り体験開始です。1人5個小籠包を包むことができ、シェフが伸ばした皮の上に肉餡をのせてくれるので、その生地にひだを作って餡を包んでいきます。毎日実際に2,000個以上もの小籠包を包んでいるという現役の小籠包職人が、秘伝の技を教えてくれます。

小籠包

お店で実際に出している小籠包はひだの数が19と決まっているそうですが、細かいひだを作るのは大変難しく、肉餡をうまく包み込めたら大成功で、多くの人が生地から肉餡が飛び出してしまうそうです。大体10歳くらいからのお子様でも体験が可能で、まるでお店で出す小籠包のように上手に包むことができる子もいるとか。

小籠包の皮を伸ばす

包み終わった小籠包を蒸している間に、小籠包の皮を伸ばす体験もできます。麺棒を使って極薄の皮を作っていくのは至難の業で、お店でも何年もの修行を経てやっと1人前の小籠包職人になれるそうです。

出来上がった小籠包は蒸してもらい、実際に食べることができます。皮も餡も點水樓で実際にお店に出しているものを使用するため、味はお墨付き。いびつな形でも自分で作った小籠包の味はさらに格別です。

小籠包

食事つきコースの場合には他にも蟹味噌小籠包や烏龍茶小籠包、シュウマイや炒飯などがセットになった料理も味わうことができます。點水樓の小籠包は地元の人が選ぶおいしい小籠包のネットランキングで1位に輝いたこともあるほどの名店。ランチやディナーと合わせて、食事つきのお得な体験コースがおすすめです。

點水樓 懷寧店

點水樓 懷寧店 (ディエンシュエロウ ファイニンディェン)
台北市懷寧街64號
電話:02-2312‐3100
小籠包作りDIY(予約制) 1人1,000元(食事つき)/ 1人715元(食事無し)
体験時間: 10:30~もしくは16:30~ ※2名以上から受付
レストラン営業時間:11:00~14:30(L.O.14:00)、 17:30~22:00(L.O.21:00)
MRT台大醫院駅から徒歩約5分/ MRT台北車站から徒歩約12分

2.手信坊(ソーシンファン)緑豆糕・大福作り体験

手信坊(ソーシンファン)緑豆糕・大福作り体験

台湾のお菓子メーカー「手信坊(ソーシンファン)」の観光工場では、台湾土産の定番「綠豆糕(リュードーガオ/生らくがん)」や、パイナップルケーキ作り体験ができます。綠豆糕作り体験は、クリーム大福作りとセットで1人150元、予約制で9:00、10:00、11:00、13:00、14:30、16:00の時間で受け付けています。所要時間は博物館見学と合わせて約90分です。

鳳梨酥(パイナップルケーキ) 作り体験は1人150元、予約制で団体のみの受け付けです。予約は電話で受け付けており、1週間ほど前までに予約するのがおすすめです。少し日本語ができるスタッフも数名います。

台湾伝統の生らくがん

綠豆糕は、緑豆を蒸して濾した餡で作る台湾伝統の生らくがんです。作り方はとても簡単で、既に緑豆餡が用意されているので、緑豆餡と芯に入れるこし餡を合わせて型に入れていき、固めていきます。

綠豆糕

出来上がった綠豆糕をそっと型から外せば完成です。口の中でほろりと溶けていく綠豆糕は絶品で、思わずお土産にも買いたくなるほどです。

クリーム大福作り体験

綠豆糕とセットでクリーム大福も作る体験ができます。こちらも既に皮やクリームが用意されており、包むだけなのでお子様でも楽しめる内容です。

合わせて案内スタッフと共に、隣接する和菓子博物館を回って、会社の歴史やお菓子の歴史などを勉強することができます。「手信坊」の親会社「三叔公(サンシューゴン)」は、餅製品が台湾で70%のマーケットシェアを占める大手菓子メーカー。オーナーのお姉さんが日本人と結婚したことから和菓子などにも精通しており、日本でもあまり知られていない和菓子の歴史を知ることができるのも興味深いです。

ショッピングコーナー

ショッピングコーナーも充実しており、合わせてお土産の購入もできます。「手信坊」のお菓子は新北市おすすめの10大土産にも選出されており、パイナップルケーキやミルクヌガーなど、豊富な商品に買い物だけでも楽しめそうです。

新北市から優良観光工場にも認定されており、お菓子文化を通じて様々な台湾文化を学べ、学習旅行やファミリーでの旅行にもおすすめです。

手信坊創意和菓子文化形象館

手信坊創意和菓子文化形象館(ソーシンファン チャンイーハーグォツウェンファシンシァングァン)
新北市土城區國際路55號
電話:02-8262-0506(DIY体験予約用電話)
綠豆糕(生落雁)&大福DIY1人150元(予約制)
/鳳梨酥(パイナップルケーキ)DIY1人150元 (団体のみ受け付け・予約制)
体験時間: 9:00、10:00、11:00、13:00、14:30、16:00
文化形象館営業時間:8:30~19:00
MRT土城駅からタクシー利用にて約5分(片道100元前後/帰りはお店のスタッフに頼んでタクシーを呼んでもらえます)

3.黑丸嫩仙草(ヘイワンネンシェンツァオ)タロイモ団子作り体験

黑丸嫩仙草(ヘイワンネンシェンツァオ)タロイモ団子作り体験

台湾伝統スイーツ店としてチェーン展開をしている「黑丸嫩仙草」(ヘイワンネンシェンツァオ)の観光工場で、お店オリジナルのタロイモ団子「芋Q」(ユーキュー)を作る体験ができます。

「黑丸嫩仙草」は台湾全土に展開する台湾スイーツの人気店で、現在はアメリカ、カナダ、ベトナム、マレーシア、シンガポールなど海外にも店舗があります。お店自慢のタロイモ団子「芋Q」を作る体験は、土曜、日曜のみの受付で事前申込制、10:00または14:00の1日2回あります。参加費は1人250元で体験コースの所要時間は約1時間30分、簡単な英語と日本語を話せるスタッフがいます。予約は電話、またはE-mailで受け付けています。

仙草についての説明

まずはビデオを使って看板メニューの「仙草」(シェンツァオ)についての説明があります。仙草は薬草の1種で、煮だして冷ますとゼリーのように固まる成分があり、ほてり取りによいとされ、台湾ではとてもポピュラーなデザートとして食べられています。主な参加者は台湾の家族連れで、クイズを盛り込んだ内容は小さな子も楽しめるようになっています。

芋Q作りの体験

ビデオを見た後、ヘアネットと手袋を付けて、芋Q作りの体験がスタートです。芋Qはお店オリジナルのタロイモ団子でトッピングとして人気の1品。台湾産のタロイモを蒸してつぶしたものにサツマイモデンプンと砂糖を混ぜて練り合わせていきます。混ぜてこねていくだけの簡単な工程ですが、力が要るので親子で一緒に体験するのにちょうどよいです。よく練ったら麺棒で伸ばして、好きなキャラクターの型で形を作り完成です。

芋Qをトッピング

台湾在住者の場合は出来上がった芋Qはそのまま持ち帰り、家で茹でてもらうそうですが、外国人観光客は特別にその場で茹でて、お店自慢の仙草ゼリーと愛玉ゼリーの上に作った芋Qをトッピングしてくれます。優しいタロイモの甘みともちもち食感の芋Qが仙草ゼリーや愛玉ゼリーと好相性でとてもおいしいです。

オリジナルドリンク

参加チケットの内、150元は工場内のショップでデザートなどを購入できるチケットとして利用できるのも嬉しいポイントで、オリジナルドリンクやデザートも合わせて味わえば、お腹も心も大満足の体験になります。

日本ではなかなか味わうことができない仙草やタロイモ団子は、台湾旅行の忘れられないおいしい思い出になると思います。

黑丸嫩仙草觀光工廠

黑丸嫩仙草觀光工廠(ヘイワンネンシェンツァオグァングァンゴンチャン)
新北市樹林區俊英街56-7號
電話:平日02 2208-2299 #22/土日祝02 2685-2223
E-Mail:diy@blackball.com.tw
芋Q(タロイモ団子)作りDIY1人250元
体験時間:土日10:00または14:00(予約制・平日は予約制で団体のみ可)
MRT迴龍駅からタクシー利用にて約15分(片道250元前後)、
台湾鉄道樹林駅からタクシー利用で約10分(帰りはお店のスタッフに頼んでタクシーを呼んでもらえます)

おいしい台湾グルメや美しい景色を見るのも台湾旅行の楽しみですが、現地ならではの体験型コースに参加すれば、さらにディープな旅が楽しめそうですね。自分で作って食べる台湾グルメはさらにおいしく、素敵な思い出となるでしょう。

台湾旅行の際には体験型コースを利用して、台湾文化を満喫してみませんか?