投稿者 : トラベル ライター、投稿日 2019 年 7月27日

内地の人にも一度は挑戦してほしい!沖縄人が愛するローカルフード4選

那覇空港近く、瀬長島から見える夕景。

沖縄といえば、ゴーヤチャンプル、ミミガー、沖縄そばなど、沖縄料理が有名ですが、最近では、内地でも沖縄料理屋がたくさんできて、日本全国どこでも食べられるようになりました。でも! まだまだ、沖縄本土でしか食べられない独特な料理がたくさんあるのです。今回は、そんな貴重な料理を出すお店と、沖縄でしか食べられない商品を紹介したいと思います。沖縄を旅行したときに、ぜひ味わって見てください!

中身汁の中身って何だ??


国際通りから脇に外れた牧志公設市場の一角にある。

まず紹介するのは、沖縄料理の店でも有名店の花笠食堂。ゴーヤチャンプル定食やポーク玉子定食など、豊富な定食が揃っていますが、定食は汁物が5種類の中から選べるんですね。


テビチ(豚足)がついている花笠定食(850円)。お汁は中身汁をチョイス。

その中に中身汁というのがあります。ぜひ、内地から来た観光客のかたは、迷わず中身汁を選んでもらいたいです! 中身汁の中身というのは、豚のモツという意味。モツというと臭くてコリコリしているというイメージが持たれやすいですが、ここの中身は、まったくそのイメージを覆すので驚きです! 店主の山城健さんは語ります。


見た目にも柔らかいのが伝わってくるのではないだろうか。

「臭みが取れるまでじっくり煮込んでいるので、まったく豚特有の臭みがないんです。汁は吸い物ですが、臭みがないからできること。また、いい品質のモツを仕入れているので、噛み心地がコリコリしてないでしょ?ふわっとしているんです」

確かに、モツは、コリコリしていなくて柔らかな食感。食べやすくて新鮮。
この中身汁、沖縄の郷土料理で、家で作るのには手間がかかる。だから地元の人もこの味を求めて連日通うのだとか。だから店内には、地元の人がいつもたくさん。観光客からも地元の人からも愛されるお店。ぜひ、定食だけでなく、中身汁にも注目してみて、味わってみてください!

花笠食堂
住所:沖縄県那覇市牧志3-2-48
電話番号:098-866-6085
定休日:無休
営業時間:11:00~20:00

謎のスープ、アバサー汁を求めて


すぐ横は海。コンテナが並んでいる港にその店はあった。

次に紹介するのは、沖縄の港町にある定食屋、海産物えんがん。ここにハリセンボンのスープが飲める店があるというのです。その名もアバサー汁(1600円)。沖縄の方言だそうですう。ハリセンボンってどうやって調理するのだろう……。


定食屋然とした店内。

果たしておいしいのだろうか。恐る恐る、料理が来るのを待っていると、出てきました! 赤味噌を溶かしたようなスープに見た目は、フグの身です。


緑の草はよもぎ。臭みを消すために、一緒に食べるのがオススメ。

「残念ながら針は一本一本とっているわけではないんですよ。切れ目を入れて皮を一気に剥ぎます。味の秘訣は、肝です。肝を入れることで、スープが格段に濃厚になるんです。フグは肝をいれられないので、そこがフグとの一番の違いですね。でも肝は若干臭みがあるので、そのために、赤味噌を使用しています」(店長の山川薫さん)


まるでフグ。食感もフグに似ている。格安でフグを食べたような気になれてお得!

飲んで見ると、やはり、肝が濃厚で、とても美味しいです。身にも脂が乗っていて、噛みごたえもある。これは、ぜひ食べてほしいです!

海産物えんがん
住所:沖縄県那覇市港町3-1-17
電話番号:098-869-7837
定休日:無休
営業時間:11:00~21:00

沖縄の超ローカルB級フードを食す

沖縄のスーパーは、沖縄独自のものが売られていて、見ていて飽きません。そのなかでも、飲む玄米って知っていますか?たくさんの種類が売られていて、試しに買ってみました。


これだけではなく、もっと種類がありました。

飲んでみると……、ぜんざいの汁を薄くしたような味。意外といける! いろんな味が売っていて、飲んでいて楽しい! 健康にも良さそうなので、ぜひ内地にも売ってほしいものです。

沖縄のスーパー、他にも、いろんなローカルフードが売っていて、見ていて飽きることがありません。


沖縄名物、なかよしパン!


沖縄そばのダシ!


中身汁!


ラフティー!

などなど。沖縄に行ったら現地のスーパーはマストですよ!

幻の豚を求めて……。


国際通りの端から徒歩5分くらいのところにある。

最後に紹介するのは、幻の豚と呼ばれる今帰仁アグーが食べられるお店、長堂屋 別邸です。秋篠宮夫妻も訪れたというこのお店、国際通りのちょっと外れにありまさに穴場といっていい店です。今帰仁アグーは年間600頭ほどしか生産されない幻の豚と呼ばれており、それが唯一食べられるお店なのです。では、今帰仁アグーがなぜ美味しいのか、店主の長堂祐磨さんに説明してもらいました。

「今帰仁アグーは、脂がさらさらしていて、融点が低いんです。だから食べたときに旨味をを凄く感じられるんです。また、豚臭さもない。オススメの食べ方をしゃぶしゃぶが一番いいですね(しゃぶしゃぶコース(3000円)。塩で食べるのがいいと思います。沖縄で取れた特製のミネラルたっぷりの塩で素材の味を味わってもらいたいです」


塩の他にも、特製手作りシークァーサー柚子胡椒やポン酢なども。

沖縄で取れた島野菜もたっぷり使っていただきます。


ハンダマ、シラナなど沖縄野菜もふんだんに使う。

しゃぶしゃぶでは、脂身と赤身のバランスがいいモモ肉を使用。食べたところ、脂が濃厚! べたべたした脂じゃない、あっさりしている! これはくせになりそうです。

最後は、雑炊です。店主の長堂さんもこれだけは食べていってほしいと僕にお願いしてきました。それだけ自信があるといこと。なぜかというと、この雑炊が一番今帰仁アグーの脂を堪能するのに適しているからだとか。


本当にシンプルな雑炊。あくまでも主役は今帰仁アグーの脂。


5分ほどでできあがり。美味しそうな脂が浮いています。

雑炊の味付けもシンプルに塩だけで。脂の甘みが、舌に広がります。あっという間にペロリと食べてしまいました。とっても美味しかったです。

長堂屋 別邸
住所:沖縄県那覇市安里2-4-17ライオンズマンション安里1F
電話番号:098-917-0206
定休日:日曜日
営業時間:17:30~23:30


首里城は那覇一の観光スポット。食べ物を堪能したら観光も楽しんで!

いかがでしたか。沖縄に行かないと食べられない料理。ここに紹介した以外にもたくさんあります。ぜひ、実際に沖縄に足を運んで食べてみてくださいね!

文=神田桂一

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