投稿者 : 力也 片岡、投稿日 2018 年 8月13日

世界約80カ国周って本気で住みたいと思えた国ネパール

9年も旅していると「一番好きな国は?」「一番面白かった話は?」「一番死にそうになった経験は?」「一番美女が多かった国は?」など様々な質問を受けることが多いのですが、よくされる質問として「一番住みたい国は?」というものがあります。実際人生に一度くらい海外に住んでみたいなと考えていることもあり、旅をしていると「この国は住める」「この国は住めない」などと自然と分別している自分がいます。

私が「住めるかどうか」を判断している基準は「食」「人」「気候」この3点です。

旅よりも食を愛していると言っても過言ではない私は、「食べる」という行為をとにかく大事にしており絶対外せない項目。そして長く住むなら良い人に囲まれていたい。さらに「人」の心情や性格は、気候と密接につながっていると考えているため、気候も外せません。(寒いのが大の苦手という理由も……)
逆に言うとこの3つの項目さえ満たされていれば、完全にストレスフリーで生きていける自信があります。

上記の3つの項目を高い次元で実現し、その他にも住むのに最適である理由を先日のネパール旅行で見つけたので、ご紹介いたします。

食と人と気候の3拍子が揃うネパール

日本人なら大満足間違いなし、美味しすぎる食べ物

ネパールに住めると思えた1番の理由が食にあります。この餃子のような料理は、「モモ」と呼ばれ、ネパールの伝統料理で、ほとんどのレストランが食べることができます。見た目も味も餃子に似ていますが、中身をバッファーローやチキンなど肉を選んでから注文をします。これがとにかく美味しく、ネパール滞在中に何度食べたか分からないほどです。

スープモモ

中でも首都カトマンズにある「New everest momo」のスープモモは地元の人に非常に人気で、酸味の効いたスープにパクチーのアクセントが堪らなく、カトマンズ滞在中毎日通ってしまいました。

ネパールの和食店

また、ネパールには驚くほど多くの和食店があります。彼らの多くは日本での出稼ぎ経験者で、実際に日本のレストランや居酒屋での経験が長く、本格的な和食を楽しむことができます。レベルが高すぎると話題のポカラにある「青空」は、日本人旅行者や駐在者の憩いの場であり、日本人だったら誰もが大満足できる味がそこにはあります。

ウイスキーOLD DURBAR

また、あまり知られていませんが、ネパールはお酒も美味しいのです。滞在中よく飲んでいたのがこの「OLD DURBAR」というウイスキー。ネパールでウイスキー? と思われるかもしれませんが、こだわりが強く、ヒマラヤの水を使って作られたウイスキーを熟成させています。甘さと酸味のバランスが良く、鼻から抜けるピート臭がたまりません。こちらはほぼ全ての売店やスーパーマーケットなどで手に入れることができます。

New everest momo
住所 Lekhnath Sadak, Kathmandu 44600
営業時間 10:00-20:00

青空
住所 Phewa Marga, Pokhara 33700
営業時間 8:00-1:00

とにかく優しくて人懐っこいネパール人

ネパール人

ぼったくりや小犯罪の多いアジアですが、ネパールで何かの被害にあったなんてことは聞いた事がありません。一人でご飯を食べていると必ず他のお客さんと仲良くなる上、仲良くなりすぎて車で遠くの観光地まで連れて行ってくれるなんてこともありました。

ヒッチハイク

ヒッチハイクをしてもすぐに車が止まってくれることからも、この国の人の優しさは伝わると思います。時間にルーズだとは言われていますが、移住するなら優しくて人懐っこい人が多い場所がいいですよね。

雨が少なく年中温暖な気候

ネパール

ネパールの気温は年間を通して20−30度と安定しており、特に山などに登らない限りは、比較的暖かいです。個人的には寒さに非常に弱いので、暖かいことは嬉しいし、今までの経験上暖かい国に住んでいる人たちは優しくてフレンドリーな人が多いです。また、アジアの中では雨は少なく、雨期を除くとほとんど雨が降らないことも個人的にはいいな、と思いました。

ネパールと行ったら何と言ってもヒマラヤ山脈。晴れている日は眺めもいいのでぜひトレッキングをしたいですよね。オススメはポカラの街から歩いていくことができるサランコット。

ヒマラヤ

数時間のトレッキングでこんなに美しいヒマラヤを一望することができます。また、天気がいい朝はペワ湖の周りを散歩するのもオススメです。

幻想的な風景

こんな幻想的な風景とともに朝が始まるなんて、朝が楽しみで仕方ないですね。日本ではあまり生まれない感情です……
ネパールには日本のように四季がないので、洋服代も節約できるなんていうメリットもあります。

サランコット
ポカラの市街地から自転車で20分

ペワ湖
ポカラの市街地から徒歩5分

その他にも移住の上でのメリットが盛り沢山

他の国と比べても比較的安全な治安

ネパールの子供たち

海外に住もうと考える際、治安は非常に気になるところです。ネパールは日本より治安がいいかというと難しいですが、少なくとも世界の水準からすると比較的治安のいい国と言えます。子供達は夜でも自由に遊んでいますし、警察官も南米やアフリカのようにピリピリしていません。世界有数の治安のいい日本で育った私ですが、ネパールの治安は十分許容範囲と言えるかと思います。

ついつい使いすぎてしまうほどの物価

ネパールの雑貨

ネパールの物価は感覚的には日本の1/2-1/3ほどです。外食をしても二百円ほどで収まりますし、3000円払えばかなりクオリティーの高いホテルに泊まれます。家賃相場も1人暮らしなら高くても2万円もあれば十分なので、移住の際のコストは非常に低いと言えます。

美しい自然

ネパールの自然

ストレスフリーに長く生きていくためにも自然は必要です。ネパールはどこに住んでいても天気のいい日に窓を開けたらヒマヤラを見る事ができます。また山だけでなく、湖や川も多く、自然と戯れられるスポットが非常に多いです。心身ともに健康的に生活できそうですね。

日本と比べても遜色ない通信事情

ヒマラヤコーヒー

観光客が多いからか、ポカラやカトマンドゥのインターネットは日本と比べても遜色なく、カフェや宿のほとんどでWi-Fiが使用できます。またsimカードやインターネットを契約する際の費用は日本と比べると破格の安さです。過去には空港でSIMカードを無料で配布したこともあるほど。空港で購入できるもので、SIM自体が100円。30日、2.4ギガ、80分無料電話付きで800円程です。ポカラでWi-Fiを使用させてもらっていたカフェ「The coffee」はネットも早く、快適でした。落ち着いた雰囲気で作業に集中しやすい上、さすがはヒマラヤコーヒーで有名なネパール! コーヒーも格別に美味しいです。

日本人にとって魅力だらけの国ネパール

ネパール

ネパールを旅してみて、いつか海外移住するならこの国は候補の一つだなぁと考えるようになりました。これは私のみの意見に留まらず、出会った日本人の旅人からも多くの賛同を得ました。事実日本人の旅行者は想像以上に多く、ついつい気に入りすぎて予定より長く滞在してしまった人も少なくありません。それは、ネパールには上記にあげた日本人が好む理由と、私たちがついつい引き込まれてしまう言葉にはできない魅力があるからなのだと思います。海外移住を考えている人はもちろんですが、旅行でも、とんでもなく居心地の良い国ネパールを満喫してみてください。

※現状ネパールに6ヶ月以上移住するには、労働ビザ、移住ビザ、学生ビザ、配偶者ビザなどのビザを習得しなければなりません。ハードルが高そうに聞こえますが、一定金額を現地の銀行に投資すると、移住ビザがもらえるなど少しユニークな取得方法もあります。年齢、予算、スキルなどに応じて自分の条件にあったビザを見つけることが大切です。

詳しくはNepalimmigration(英語)をご確認ください。

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