パリ旅行の計画は、ヴァカンス、ノエルなどの休みに要注意!
パリでは日本とは異なる祝日や大型連休のヴァカンスがあり、店が長期で休む場合があります。また、曜日によって店が閉まっていることも多々。今回のテーマは、パリ旅行を計画される際におさえておきたいパリの休日の情報です。
曜日の休み
パリはいわずと知れた観光地ですが、日曜日はレストランや店の定休日であるのが一般的です。最近では日曜日も開いている店も増えてきていますが、まだまだ休みの店が多くみられます。
パリの店の曜日休みの傾向としては、日曜日は店(レストラン含む)が休み、月曜日はレストランが休み(レストランは日・月曜日が休みのことが多い)、火曜日は美術館が休み(オルセー美術館は月曜日が休み)です。
これらをふまえ、日曜日は美術館、青空市場(「パリの日曜を有意義に過ごすには?ビオ(自然農法)のマルシェでスタート」でビオのマルシェをご紹介しています)、また、百貨店やショッピングモール(「進化し続けるパリ。アクセスも抜群のショッピングモール「フォーラム・デ・アール(Forum de Halles)」へ行こう!」、「パリの大型ショッピングモール、ボーグルネルの歩き方」)へ行き、その他の曜日にお目当ての専門店やレストランを訪ねるように計画するのがおすすめです。
ちなみに、毎月第1日曜日は、国立の美術館や博物館が無料で見学できます。
ヴァカンスの休み
一般的にパリのヴァカンスといえば、7月〜8月の夏のヴァカンスのことを言います。7月になると大型連休に入り地方や他国へでかけるパリっ子が増えはじめ、8月になると住宅エリアは閑散としてきます。ホテルや百貨店を除くレストランやパン屋、ファッションの店などはキリスト教昇天祭の8月15日あたりを中心とした2週間を休む店が多いので、お盆を利用してパリ旅行を計画する場合は要注意です。
ヴァカンスシーズンにミシュランの星付きレストランで食事したいなら、ホテル内のレストランがおすすめです。「ザ・ラグジュアリー! 一度は体験してみたいパリの最上級”パラス(Palace)”クラスのホテル」でご紹介した、パラスホテルには星付きレストランがあり、ヴァカンスシーズンでも営業しています。例えば、パリ8区にある「フォー シーズンズ パリ(Four Seasons Hotel Paris)」の3つ星レストラン「ル・サンク(Le Cinq)」は、パリでも最高級のフランス料理が味わえると世界中のVIPも訪れる場所です。
ただ、席数は60席ほどしかないので、ヴァカンスシーズンには早めの予約をおすすめします。
■ル・サンク(Le Cinq)
公式ホームページ(英語・フランス語):http://www.restaurant-lecinq.com/menus/la-carte-du-cinq/
最寄り駅:メトロ1番線のジョルジュ・サンク(George V)駅から徒歩3分
営業時間:ランチ12:30-13:30開始、ディナー19:00-21:30開始
定休日:不定休
住所:31 Avenue George V, 75008 Paris
ヴァカンスシーズンは休みが多いといっても、美術館やエッフェル塔などの観光地は営業していますのでご安心を。また、夏のヴァカンスシーズン(7月の第1週〜9月頭まで)のパリでは、”パリ・プラージュ(Paris Plages)”という特別イベントも開催されています。会場は「セーヌ川沿い」と「ラ・ヴィレットの運河沿い(メトロ2・8番線のジョレス(Jaurès駅)の付近)」の2箇所で、プラージュ(海)がテーマだけに砂浜やプールが設置されたり、コンサート、スポーツやダンスレッスンなどが開かれたりする夏のパリしか体験できない楽しいイベントです。
■パリ・プラージュ(Paris Plages)
パリオフィスツーリズムのサイト(フランス語):https://www.parisinfo.com/decouvrir-paris/les-grands-rendez-vous/paris-plages
※サイトには日本語翻訳ページもありますが、”パリ・プラージュ(Paris Plages)”についてはありません。イベントの内容は毎年変わりますので、毎年6月ごろにアップされる情報をご確認ください。
実は、フランスのヴァカンスは夏以外に秋・冬(クリスマス休暇)・春の各2週間ずつ、1年に合計4回もあります。夏のヴァカンスほどではありませんが、他シーズンのヴァカンスも休む店があるので気をつけなければいけません。そして、クリスマスはスーパーでも12月24日の夜から閉まり26日に再開することが少なくないので、事前に買い出ししておいた方が得策です。※ヴァカンスの日程は毎年前後するのでその都度ご確認ください(パリ ヴァカンス 年(西暦)と検索すると情報が出てきます)。
photo by strasbourg.eu
クリスマスの時期にフランスに行くなら、クリスマスマーケットを訪れてみてください。パリから日帰りでも行けるストラスブール(Strasbourg)の街はフランスにおける「クリスマスの首都」と呼ばれるほどで、2017年ヨーロッパのベストクリスマスマーケット第2位にも選ばれました。町中のイルミネーションと300もの屋台が並ぶ幻想的な雰囲気は格別です。ストラスブール(Strasbourg)の見どころについては、「フランスだけどドイツっぽい。パリから2時間で行ける「ストラスブール」で絶対やりたい7つのこと」にてご紹介しています。
photo by Office du Tourisme et des Congrès de Paris
また、年越しのパリはシャンゼリゼ通りのカウントダウンが盛り上がります。TV中継もされるこのイベントは、毎年60万人もの人が参加するパリの一大イベントです。年明け30分前になると、巨大な凱旋門をスクリーンに時間や世界の国旗などの映像が映し出され、いよいよ23時59分50秒になると1秒ごとのカウントダウンが始まります。そして、新年が明けると凱旋門から大きな花火が打ち上がり、シャンパンで乾杯する人も。忘れられない年越しになること間違いなしです。
その他、フランスの祝祭日
フランスにも年に数回の祝祭日があります。パリ市内の多くの店(百貨店なども含む)が休む1月1日(元日)、5月1日(メーデー)と12月25日(クリスマス)の他にも、パリの公共機関等が休みになる祝祭日があります。
祝日の中でも、7月14日の革命記念日は一段と盛り上がります。朝からシャンゼリゼ大通りの軍事パレードや空中ショーが開かれ、夜にはエッフェル塔で壮大な花火が打ち上げられます。また、7月13日の夜から14日にかけて開かれる、パリと周辺地域の消防署のダンスパーティーもなかなかお目にかかれない貴重なイベントです。
お目当ての店、レストランや観光地があるなら、いずれの日程でもインターネット経由で事前に営業日の確認や予約をしておいた方が安心です。ただ、公式ホームページで休みとなっていなかったとしても、実際に行ったら開いていないなんてこともパリでは日常茶飯事です。店の候補をいくつかあげておくなど、心にゆとりをもってパリ旅行をお楽しみください。
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はじめまして! シャークジャーナリストとしてサメに関する取材をしている、沼口麻子です。 わたしは普段からサメの研究や取材のために全国各地を訪れているのですが、その中でもとっておきのスポットを巡る「サメ旅」をご紹介したい! と思い、筆を執りました。