パリ伝統のワインを選ぶなら! 老舗ワイン・ショップ&バー「ルグラン・フィーユ・エ・フィス」へ
パリの中心部には「パッサージュ(Passage)」と呼ばれる、日本でいうところのアーケード街が点在しています。
数あるパッサージュの中でも特に優雅な雰囲気のギャラリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)には、バーに併設されたワイン・ショップ、『ルグラン・フィーユ・エ・フィス』があります。『ルグラン・フィーユ・エ・フィス』は1880年創業の、パリを代表するヒストリカル・アドレスのひとつ。今回はその歴史あるワイン・ショップ&バーをみなさんにご紹介します。
美しいパッサージュに面したバーで、ワインの試飲や食事が楽しめる
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Photo by Tomoko FREDERIX[/one_half]
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「コントワール」と呼ばれるワイン・バーでは、常にミレジム(特別に美味しくできた年のシャンパーニュ)も含めたシャンパーニュ、白、赤ワインが5、6種、そして「季節の特別試飲ワイン」として、数種類の超レアなワインをグラスで楽しむことができます。
特別試飲ワインは、栓を開けなくても飲むことができるシステムを使って提供しており、例えばブルゴーニュの銘酒、ルロワ社1961年ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・トゥロンなどの、非常に珍しいワインが楽しめます(2016年3月現在。売り切れる場合あり)。
こんな貴重なワインは、飲めるだけでもラッキー。試飲できるお酒はその年の在庫状況にあわせて提供されていますので、ワインリストの後ろのページまでチェックしましょう。
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Photo by Tomoko FREDERIX[/one_half]
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また、お料理やおつまみも逸品ばかり。ワインの味を引き立たせる美味しい昼食を楽しむことができます。
ワインと相性ばつぐんの盛り合せ「ルグラン」(写真)は、ソシソン(ドライソーセージ)や有名熟成士が担当したチーズ、テリーヌなどのアソートで、おつまみとしてなら4人でシェアできるくらいの量です。
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併設の高級食材店では、高級お菓子から本格調味料まで手に入る!
Photo by Tomoko FREDERIX
ワインを楽しんだ後は、お店に併設されている高級食材店(エピスリー・フィンヌ)に足を運んでみましょう。バーで気に入ったおつまみはここで購入することができ、おつまみの他にもさまざまな甘味類が売られています。
例えば、フランスのナムール名物のひなげしの味の「コクリコ・ジブレ」(Coquelicot givré / 100g 2.80€)、南西部の街トゥールーズの名物「すみれのクリスタセ」(Violettes de Toulouse cristallisées / 100g 7.50€)などのカラフルな飴類が、丸いガラス瓶に入って並んでいます。
[one_half]他にも甘い高級貴腐ワイン、ソーテルヌを擦り込んだレーズンをチョコレートでコーティングしてある、大人な味の「レザン・オ・ソーテルヌ」(Raisin au Sauternes / 1箱12.50€、写真)、アルデッシュ地方のシャテーニュを使っている、高級かつマダム好みの「マロン・グラッセ」(Marrons Glacés / 11〜12月のみ、時価)など、フランスの美味しいお菓子がたくさん。
「レザン・オ・ソーテルヌ」は、スチュワーデス達のお気に入りで、お土産リストにも入っている、という噂。[/one_half]
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Photo by Tomoko FREDERIX[/one_half_last]
食材ではニヨンのオリーブオイル、バニュルスのビネガー(Vinaigre de Banyuls / 50cl 15€)など、フランス料理のシェフが使っている本格的な調味料から、「ロデル社のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイル・サーディン(Sardines à l’huile d’Olive Vierge Extra de chez Rödel / 46g 4.35€ 〜)、世界中のグルメが絶賛するアラン・グレジェス氏の農場で作られた鴨のフォア・グラ( Fois Gras de Canard d’Alain Grèzes / 190g 40€)など、厳選された品々が並んでいます。
ちなみに、ワイン・バーで気に入ったおつまみも食材店で購入できますが、肉製品や動物由来製品は、ほとんどが日本へ持ち帰るお土産にはできない状況です(2016年3月現在)。輸入禁止の項目をチェックして、日本への持ち込みができないものは現地でおいしい思い出をつくることにしましょう。
ワイン以外にも、美味しいお酒が10,000種類も
Photo by Tomoko FREDERIX
ルグラン・フィーユ・エ・フィスには3,000種類のワインを含めた、なんと10,000種類もの酒類を取り扱っています。そのお店の中は、さながらお酒博物館のよう。
ワインのほか、珍しいビールやウィスキーなどもありますが、せっかくですから伝統的な食後酒などはいかがでしょう? 例えば、とってもまろやかな古酒「アルマニャック・ドメーヌ・デスペランス1992」(Armagnac Domaine d’Espérance 1992 / 70cl 102€)は、御世話になった方へのお土産に最適です。
ワイン周りのアイテムのおすすめは、お店のロゴ入りのコルク抜き「ソムリエ・ナイフ」(Tire-Bouchon Legrand / 15€)。テコが二段階になっており、慣れない人でも簡単にコルクを抜けるデザインです。
憧れのワインをじっくり選ぶなら、ベテラン日本人スタッフと
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自分でワインのエチケット(瓶に付いているラベル)を見ながら選ぶのも楽しいですが、ワインの好みや価格帯、あわせたい料理を伝えて、スタッフに選んでもらうのも良いかもしれません。ワイン・バーが併設されているので、実際に飲んでみてから選ぶのが確実です。
憧れのワイン、ミレジムにこだわった1本を確実にゲットしたい方は、出発前から在庫と値段を、ベテラン日本人スタッフの佐藤さんにメールで問い合わせてみましょう。日本へ酒類を持って帰る場合の手続き(免税や別送品扱い)を、お店にお願いすることもできます。
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Photo by Tomoko FREDERIX[/one_half_last]
パリで一番美しいパッサージュを訪問しながら、フランスのおいしいワインとお土産を一度にゲットできるこのお店は、パリのマスト・アドレスです!
ルグラン・フィーユ・エ・フィス(Legrand Filles et Fils)
公式サイト(英語):http://www.caves-legrand.com
住所:1, rue de la Banque 75002 Paris
Tel:+33 1 42 60 07 12
日本人スタッフ(佐藤さん)メール問合せ:emi@caves-legrand.com
定休日:日曜・一部祝日
<ショップ>
営業時間:月曜 11:00〜19:00、火〜木曜 10:00〜19:30、金曜 10:30〜20:00、土曜 10:30〜19:30
<試飲カウンター>
営業時間:12:00〜19:30(月曜は19時閉店、金・土曜は20:30閉店)
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文:Tomoko FREDERIX
Cover photo by ©LEGRAND
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