ソウル路地裏探索 ?祀壇路(ウサンダンロ)10キル
ソウルを代表するインターナショナルタウン、梨泰院。ハミルトンホテルを中心に据えた目抜き通りには、外国料理のレストランやセレクトショップ、革専門店が建ち並び、日夜を問わず外国人やソウルのローカル、また観光客が多く集まります。
一見すると華やかな街ですが、表通りから一歩裏手に足を踏み入れると1960〜70年代に建てられたレンガ造りの住宅が並び、古きよきソウルの姿を残している風情のある街です。
梨泰院駅から徒歩10分ほどの距離にある雩祀壇路10キルもそんな通りのひとつ。ここのシンボルはソウル最大のイスラム寺院イスラム中央正院(Seoul Central Masjid)です。イスラム教で休日にあたる金曜日にはソウル在住のムスリムが礼拝に訪れ、一帯はカンドーラやアバヤに身を包んだ家族連れでいっぱいに。金曜日だけ出るケバブのランチプレート屋台など変わったグルメも楽しめます。
ここから道なりに(南東)足を進めると、前時代の理髪店やインド・パキスタン料理店、昔ながらの餅屋やトルコ料理店など、韓国と外国の文化がごちゃまぜになった商店街が続き、歩きながら住んでいる人たちの生活がダイレクトに感じられるのが魅力です。

アートタウン? おばけ市場? 個性際立つスポットも
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またここは高台にあるため交通の便が悪く、ソウルの中心地にありながら家賃が安いのも特徴。そこに目をつけた若者たちが、自分たちのアジトとして、アトリエや小さなカフェなどを構えるようになったのはここ1、2年のことでした。
彼らは「青年商人」というコミュニティを作り、雩祀壇路10キルを活性化させようと奮闘。代表的な活動としては、モスクの隣にある63段の階段を利用して開かれる「階段マーケット」で、70チームほどの参加者がハンドメイドアイテムやリサイクル品を持ち寄りフリーマーケットを開いています。回を重ねるごとに参加者が増え、今ではソウルを代表するマーケットにまで成長しました。
雩祀壇路10キルのもう一つの名物が、トッケビ(おばけ)市場です。かつて無許可で営業していた市場が、役場の取り締まりが来ると一斉に店を閉めあとかたもなく消えたため、その名がついたと言われています。今でも営業している店舗は、バラック造りの超オンボロでそのうち店が傾いてしまいそう。強烈なインパクトの古さ・ボロさですが、再開発が進むソウルでは、むしろ貴重な風景なのかもしれません。
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もし梨泰院に訪れたらついでに、下町情緒があふれる雩祀壇路10キルを散策し、韓国の昔をたっぷりと体感してください。
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Ph/Choi Jae Sik
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