アーユルヴェーダでデトックス! 気になるスリランカのアーユルヴェーダリゾート徹底解説
アーユルヴェーダが民間療法として根付いているスリランカでは、今、滞在しながら体調を整えることを目的としたアーユルヴェーダリゾートが大人気。
トリートメントと食事療法をメインとしているので、通常のリゾートとはいくつか異なる点があります。今回はアーユルヴェーダリゾートがどういうものなのかご紹介します。
アーユルヴェーダリゾートって何?
まずはアーユルヴェーダについておさらいしておきましょう。アーユルヴェーダとはインド発祥の伝統医療で、主にオイルや薬草、スパイスなどを使ったオイルマッサージや、食事療法で体を治癒する民間療法です。
病気とは診断されないけれどなんとなく調子が悪い……。ストレスが蔓延する現代社会には、病気の一歩手前、東洋医学で言うところの未病と呼ばれる状態で悩んでいる人が大勢います。未病をほうっておくとやがて大きな病気になることも。アーユルヴェーダが扱うのは、おもにそういった不調。最近特にアーユルヴェーダが注目されているのにもそういった理由があります。
アーユルヴェーダリゾートってどんなとこ?
スリランカのアーユルヴェーダリゾートは、リゾートによって多少異なるものの、主に下記のような特徴があります。
ドクターが常駐している
[one_half]アーユルヴェーダリゾートにはドクター駐在していて、ゲストの体調を管理しています。ドクターの指示により、マッサージ内容や食事内容が決まります。[/one_half]
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トリートメント代金が含まれている
パッケージにもよりますが、アーユルヴェーダプランを選択すると、滞在中のトリートメント(マッサージ)は含まれています。
食事が含まれている
[one_half]こちらもパッケージによりますが、食事が含まれていることがほとんど。野菜と魚中心です。ですが、味付けなど工夫されているので結構美味しくいただけます。[/one_half]
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薬が処方される
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体調に応じてドクターが薬を処方します。メディカルボックスから自分の薬を取って、食前、食間など、指示に応じて飲みます。
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ヨガや瞑想のクラスがある
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アーユルヴェーダでは精神面も大切にします。心身のバランスを整えるヨガや瞑想のクラスはほとんどが無料で参加できます。
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お酒は禁止
アルコールを摂取しない人にとっては全く問題ないでしょうが、アルコール命!という人にとってはここが一番ハードルの高いところ。基本、アーユルヴェーダリゾートではアルコールは御法度です。たばこもNGなところが多いです。
アーユルヴェーダリゾート滞在の流れ
アーユルヴェーダリゾートの滞在は、ほかのリゾートでの滞在と少し異なります。アーユルヴェーダリゾートに到着したらまずはドクターの問診からスタートします。
アーユルヴェーダでは、それぞれの体質をドーシャと呼ばれる3つの体質に分類します。その3つとは、ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)。アーユルヴェーダでは、このバランスが崩れると病気になると考えるので、自分のドーシャがどの傾向が強いかがわかったら、それを調和する食事を取ったりトリートメントを施して体のバランスを整えていきます。
問診の方法はドクターにより様々。たいていは脈や血圧を測り、問診票に記入した内容から診断していきますが、アーユルヴェーダパビリオンのドクターのように、一緒に瞑想して診断するというユニークな方法も。
2日目以降、本格的な施術がスタート
ドクターの問診が終わると、それぞれの滞在中のトリートメントプランが作成されます。個人により若干異なりますが、1日のスケジュールはだいたい次のような感じ。
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- 6:00起床
- 6:30 ヨガ
- 7:30 朝食
- 9:00 トリートメント
- 12:00 昼食
- 13:00 フリータイム
- 18:00 夕食
- 21:00 就寝
非 常に健康的ですね。午後は瞑想のクラスがあったり、近隣の町へのオプショナルツアーが開催されることもあります。プールでのんびりしたり、読書をしたり、 みんな思い思いに過ごしています。
イケメンアーティストによるワークショップなんかが開催される日もあり、禁欲的な滞在の中で密かな楽しみだったりしま す。
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トリートメントでリラックス。シローダーラは難易度の高い施術
トリートメント内容も人により様々ですが、眼精疲労や肩こりにはヘッドマッサージ、腰痛には小麦粉のわっかを腰に載せてそこに油を流し込むカティ・パスティ、自律神経の乱れには、二人の施術者が左右対称にマッサージをするアビヤンカなどがあります。
マッサージの基本はとにかくオイル。べったべたになるのですが、体内に浸透させるためしばらく洗い流すなと言われます。部屋に帰るとあらゆるものがべとべとになるので、プールサイドでしばらく時間をつぶすのがいいでしょう。ただし、蚊の襲撃に注意。
アーユルヴェーダと言えば、額にオイルの筋を垂らすシローダーラが、絵的なインパクトも強く最も有名ですが、実はあれは体への影響が強い施術。厳しい施設だと3日以内の滞在や、体調によっては行ってくれないところも。どうしてもやりたい場合は、問診時にリクエストしてみるとよいでしょう。
食べ物は要注意!ドクターが目を光らせている
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トリートメントと並んで重要なのが食事療法。最初に診断されたドーシャによって、食べていいもの、食べてはいけないものが決まっています。食事はブッフェのことが多いのですが、それぞれの食べ物にはドーシャに向いているもの、向いていないものの注意書きがあるのでそれに沿って選びましょう。うっかり(したフリをして)NGなものを取ると、ドクターがにこにこやってきてだめよと言って持って行ってしまいます。なかなか厳しい。
基本的に菜食中心、タンパク質は魚がメインです。スタッフが同じフロアでまかないを食べていて、チキンフライとか食べていて心底うらやましく感じることもありますが、我慢我慢。また、アルコールもNG。飲んでいいのは白湯やハーブティーだけです。
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宿泊施設はどんな感じ?
以前は修行場みたいなリゾートもありましたが、今はどこもとても快適です。ただ、リゾートにより考え方は異なり、たとえば、エアコン、テレビ、冷蔵庫は置かないところもあります。エアコンと冷蔵庫は体を冷やすものだし、テレビやWi-Fiも精神を乱すものだからです。リゾートにより設備はかなり異なるのでそのあたりもチェックしてリゾートを選びましょう。
必要な滞在日数は?
もしなにかしらの治療を目的にするならば、1週間以上滞在するのが好ましいでしょう。西洋からのゲストは3週間くらい平気で泊まっています。ただ、休みがとれない人や、このシステムになじめるかどうか不安な人のために3日間コースももうけられています。3日あれば、問診から施術、食事療法まで一通り体験することができます。
リゾートの中には、厳格なところ、リゾート感覚のところなど、厳しさが異なります。徹底的に厳しくまじめに取り組むところもあれば、バーでのアルコールを提供するところも。自分の目的や好みに応じて、ストレスないアーユルヴェーダリゾートを選びましょう。
エクスペディアから予約できるアーユルヴェーダリゾート
ジェットウィング アーユルヴェーダ パビリオンズ
スリランカの国際空港に近い「ジェットウィング アーユルヴェーダ パビリオンズ」ホテル。名物、瞑想しながら問診してくれるドクターがいる。軽い体験から本格的な施術まで目的に合わせてコースが選べる。リゾートエリアに近く、ホテルから一歩でれば様々な誘惑が。
シッダレパ アユルヴェーダ ヘルスリゾート
スリランカの家庭の常備薬、シッダレパという軟膏(メンタームみたいなもの)を製造する医療品メーカー直営の「シッダレパ アユルヴェーダ ヘルスリゾート」。オイルや飲み薬などを処方してくれ、帰国後もアーユルヴェーダを実践できる。
ツリー オブ ライフ ネイチャー リゾート
原宿に本店を構えるハーブ&アロマ専門店「生活の木」が運営するリゾート「ツリー オブ ライフ ネイチャー リゾート」。本格的なアーユルヴェーダの施術からお試しパックまで目的に応じて選べる。日本人経営ならではのきめ細かなサービスで安心。
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