アメリカドライブ旅行1 ラスベガス~ザイオン国立公園
いよいよ念願のアメリカ、グランドサークルドライブ旅行の始まり! 初日はラスベガスの空港でレンタカーを借り、人気の国立公園、ザイオン国立公園を目指します。
最大の難関はラスベガスのフリーウェイにあり
羽田発、ロサンゼルス経由ラスベガス行きのデルタ航空636便+5712便を使うと、夜9時頃にラスベガス、マッカラン国際空港に到着します。ロサンゼルスで入国手続きをしてしまうので、ラスベガスの空港では荷物をピックアップするだけ。
「レンタカーの借り方返し方」でも紹介しましたが、今回のアメリカドライブ旅行を通じて一番の難関が、ラスベガス近辺のフリーウェイ。慣れない左ハンドル、右側通行、そしてこの便で到着した場合、辺りが暗いというのが最大の敵です。空港からラスベガス中心部に向かう場合、フリーウェイの15号線を北上すれば15分ほどなのですが、いつの間にか走行車線が変わるフリーウェイマジックに悩まされ、なんども不本意にフリーウェイを降りてしまうはめに。慣れないならば、ここはフリーウェイに乗らず下道を地道に行ってもよいかもしれません。
初日はラスベガスのホテルに宿泊
ラスベガスで1泊3,612円!?激安価格のホテルを予約
初日は泊まるだけなので、ベラージオやMGMグランドといったメジャーなホテルのある華やかなエリアから少し北にある「ダウンタウン グランド ラスベガス」へ。なんとエクスペディアで予約したところ1泊3,612円という激安価格。これに駐車場代も込みというから、どんなところか正直不安でしたが行ってみたらごく普通のホテル。
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それどころかリビングとベッドルームが別れたスイートタイプで、バスルームも2つ。なんか贅沢! ラスベガスのホテルはカジノで儲けているので宿泊代金が安いというのは有名な話ですが、正直、こんな値段でやっていけるのだろうかと不思議になってしまいます。
一方で、ラスベガスのホテルはコンベンションなどがあると一気に跳ね上がります。1週間後、このホテルに再度泊まろうと値段をチェックしたら、なんと3万円を超えていました。10倍・・・・・・。ラスベガス旅行で一番にチェックするべきは、その時期に大きな会議やイベントがないかということ。それにより、宿泊代金は大きく変動します。
1泊3,612円だけどリゾートフィーは別途
ところで、ラスベガスのホテルでは、宿泊料金以外にリゾートフィーというものが必要です。料金はホテルによって少し異なるようで「ダウンタウン グランド ラスベガス」では22.34ドル。チェックインのときに支払います。なので1泊の宿泊料金は最終的に6,000円程度といったところ。
こういうホテルでやっかいなのが、チェックイン、チェックアウトに異様に時間がかかること。フロントスタッフが少ない上にコンピューターのパフォーマンスが悪いのか、チェックイン一組あたりにつき軽く10分はかかります。4人並んでいれば20分はかかると思って良いでしょう。チェックアウト時も大混雑なので、正直言って1泊だけの宿泊にはリゾートホテルタイプは向かないと思います。郊外に出て、ベストウェスタンやホリデイインなどに泊まった方がリーズナブルで設備も整っており、ストレスがありません。とはいえ「ダウンタウン グランド ラスベガス」にもカジノがあり、風情を楽しんだりできるのでそこは一長一短。
いつまでも変わらない景色・・・アメリカドライブに小話の用意は必須
翌朝は8時に出発! しようと思っていたのですが、チェックアウトに40分ほどかかったので出発は9時。
ホテルを出ればすぐにフリーウェイ15号線があり、ひとたび乗ってしまえば、あとはひたすら260kmを北上するのみです。ラスベガスを抜けると見渡す限りの荒野が続き、最初はその広大な景色にいちいち感動するものの、いつまでも変わらない景色に意外とすぐに飽きてしまいます。
フリーウェイにいる限り道案内も必要なく、助手席にいるとついうとうとしがちなのですが、退屈しているのは運転手も同じ。親しい関係になればなるほど、取り立てて話すこともなくなってしまうので「聞き流せる程度の小話」を20コくらい用意していくと役立つと思います。
幸い、私たち借りたレンタカーにはUSBコンセントがありそこにiPhoneを繋ぐと、クルマのスピーカーで音楽が聴けた! これにはずいぶん救われた気持ちになりました。
岩の芸術、ザイオン国立公園へ到着。時差に悩まされる
ラスベガスからおよそ3時間でザイオン国立公園へ到着。 さあ、お昼にしようか、とiPhoneをみたところ、時計が指し示すのは午後1時。あれれ? 1時間進んだ? そう、アメリカには国内で時差があるのです。
出発地のラスベガスはネバダ州。ここザイオンはユタ州。州をまたぐときに1時間失ったんですな! やべー、全然予定が狂った。これはゆっくりランチをしている場合ではないと急いで国立公園のゲートへ。
今回は複数の国立公園に廻る予定なので、「行く前に知っておきたいお役立ち情報」で紹介した年間パス「アメリカ・ザ・ビューティフル・パス」を買います。これさえあれば、今後1年間アメリカの国立公園に出入り自由です。
ザイオン国立公園はマイカーでの乗り入れ禁止
ザイオン国立公園は10月下旬の平日に行っても8割方駐車場が埋まっている人気ぶり。渋滞や駐車場不足、環境への影響を考慮して、4~10月頃はマイカーでの乗り入れが制限されています。クルマは駐車場に停め公園内の移動は無料のシャトルバスで。だいたい10分間隔くらいで運行しています。
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ザイオン国立公園は、巨岩が連なる壮大な景色と四季折々の花々など可憐な自然の風景が人気。複数のトレッキングルートがあり、泊まりがけで訪れる人も多くいます。
最大の見どころは、公園の最深部にあるナローズという峡谷を歩くトレイルなのですが、ここの絶景をみるためには、川の中をじゃぶじゃぶと歩かなくてはならないということ。天候によっては鉄砲水の恐れもあるマジなトレイルなので今回は諦め、初心者でも楽しめるエメラルドプールトレイルを歩くことにします。
エメラルドプールは、ビジターセンターからバスに乗り4つめのバス停「ザイオン・ロッジ」で降ります。やっぱりお腹が空いてしまったので、ビジターセンターで腹ごしらえ。
ベーコンチーズバーガーに飲み物とポテトをつけて14ドル。公園内価格ですね。節約している人は、サンドイッチとか買ってきた方がいいかも。ところでこのハンバーガーのパテにはユタビーフの赤身肉を80%使っているということですが、残り20%が気になります。
滝を裏側から見る、リアル・ジャングルクルーズスタート!
ビジターセンターの向かいがエメラルドプールのトレイルの入り口。
ロウワーエメラルドプールの上にアッパーエメラルドプールがあり、両方歩くと1時間半くらい。歩道は整備されており、危険なところはないので気軽なトレッキングとしては最適です。
頭上の岩から降り注ぐ滝を裏から見られるところがこのルートのハイライト。
大人も子供もきゃっきゃっとこの岸壁沿いの道を歩きます。
ここを越えるとあとはひたすら上り。
終点は巨大な岸壁に囲まれた広場です。
シカの姿もちらほら。
この後旅をしていて気づいたのですが、ザイオンがこれほどまでに愛される理由は、巨岩、奇岩だけでなく、花々や木々が四季折々の顔を見せるから。
このあたりには「月面」のような荒野が多くそれはそれで迫力があるのですが、植生が豊かなところは多くありません。水に恵まれ、植物を育む環境をもつザイオンは、この地域の人々の心に安らぎをもたらしてきたのでしょう。
新緑の季節、秋の紅葉はとりわけ美しいそう。逆に7~8月は暑く、雷雨も多いようなので雨具の準備はお忘れなく!
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エクスペディアとHotels.comは、25歳~55歳の男女で、少なくとも2、3年に一度は休暇旅行をする人を対象に「今年の年末年始と冬シーズン(2022年12月から2023年2月)の旅行に関する意識調査」を共同で実施しました。