海外旅行で失敗しない、おいしいレストラン探しのコツは?
みなさん旅先ではどうやってレストランを探していますか?おいしい料理は旅の楽しみのひとつ。期待しているぶん、間違ってイマイチなレストランに入ってしまうとテンションがた落ちですよね。
そこで今回は、旅行ライター歴20年の僕が実践している、おいしいレストランを選ぶ方法をご紹介します。
ホテルや旅行会社のスタッフに聞く
昔から最もシンプルで有効なのが現地スタッフにおすすめを聞くという方法。ホテルのレセプションスタッフやコンシェルジュは、ホテル周辺のレストラン情報をもっているので、地図を出してきて丁寧に説明してくれることも多いですよ。
ポイントは「ジャンル、雰囲気(カジュアルかフォーマルか)、予算」といった希望をきっちり伝えること。そうじゃないと、見た目などで判断されて思いもよらない店を紹介されることも。僕は実際にお客さんとの食事に、安い居酒屋を紹介されて恥ずかしい思いをしたことがあります…。
また外国人スタッフの場合、好みの味が日本人と違っていることも。できれば日本人スタッフに聞いたほうが、失敗が少ないと思います。
ホテルのスタッフ以外にも、旅行会社やアクティビティ会社のスタッフにおすすめを聞いてみるといいでしょう。ツアーの予約などで事前にやり取りをしていれば、日本からもおすすめレストランを聞けますね。
行く先々でおすすめの店を聞いておく
情報はたくさんあるほうがよいので、行く先々で気軽に「おすすめのレストランある?」と聞いちゃいます。おみやげ屋さんのスタッフやスパのスタッフなど、誰でもたいてい1軒や2軒はおすすめ店をもっています。
「どんな料理がいいの?」と聞かれることが多いので、なるべく具体的に「おいしいバイン・ミーのお店」「おすすめのカオマンガイの店」などと伝えると、おすすめ店がイメージしやすいようです。できれば地図にポイントしてもらうとよいと思います。
レストランでも、次の日のために「このへんでおいしいローカル料理の店ない?」などと聞いておくといいでしょう。飲食店のスタッフは、さすがにおいしい店の情報をたくさん持っている気がします。
現地の人でにぎわっている店を選ぶ
街なかでピンときたレストランにふらりと入る…。そんなプチ冒険も旅の醍醐味。もちろん事前に情報収集しているケースに比べると、おいしい店に出合う確率は低くなりますが、勘に頼って当たったときって嬉しいんですよね…。
とはいっても、やみくもに店に入ると十中八九失敗します。ポイントは地元の人たちでにぎわっている店を選ぶこと。
日中の街歩きでにぎわっている店に目星をつけておき、混雑がひと段落したくらいに訪れるのがスムーズです。
高級店のディナーなら、よさそうだと思った時点で直接予約をしてしまうといいでしょう。
メインの移動手段がバイクや自転車の国では、店の前にバイクや自転車がたくさん停まっているかどうかが判断基準になります。もちろん駐車スペースとして利用されているだけの可能性もあるので、一応、店の中をのぞいてみて席が埋まっていたら間違いなくおいしい店です。
海外の屋台や食堂は、繁盛店とそうでない店の差が激しいです。料理が不味いだけでなく、衛生的に問題があることもあるので注意が必要。僕は東欧のとある都市で、寒さを避けるために飛び込んだ店(先客なし…)で、酸化した油に当たりひどい目にあいました。地元のお客さんでにぎわっているかどうかは重要です!
個人のブログや口コミをチェックする
ありきたりですが、インターネットは大いに活用すべし。日本でもレストラン探しに口コミサイトを使いますよね?同じように口コミサイト、個人ブログなどで行きたいレストランを選んでおくことは、旅の準備の基本といってよいでしょう。
このとき宿泊先からのアクセスを確認しておくことを忘れずに。リストアップした店がすべて遠いエリアにあった…というミス、実はありがちです。
現地に住んでいる人のブログは、情報の少ないエリアではとても貴重です。感性がぴったり合うブロガーが見つかったら超ラッキー。レストランはもちろん、カフェやおみやげ屋さんもその人のおすすめに従ってしまいましょう。
口コミも個人ブログも、日本人の情報のほうが好みにマッチすることが多いです。とはいえ、外国人が発信している情報でもハマることはありますので、いろいろとチェックして総合的に判断しましょう。このへんは日本のレストラン探しと同じですね。
また子連れ旅行、グループ旅行、ハネムーンなど、同じ条件での体験談を探すのもコツ。求めているものが同じなので、レストラン以外でも参考になる情報が見つかります。
最近はインスタグラムのハッシュタグ(#)で、その国のトレンドを探るというのもあり。#nycfoodとか#Bankokfoodといったハッシュタグで検索すると、いろいろな写真が出てくるので見ているだけで楽しめます。旅行をした日本人の情報は#ソウルグルメ、#ハワイグルメなどの検索で!
ガイドブックの情報は信用できる?
雑誌やガイドブックなどの紙媒体は、発行された時期がポイント。特に雑誌はそのときのトレンドを追うので、最新情報を得たいなら新しい号を探したいところです。
ガイドブックはどちらかというと、雑誌よりも無難な店がセレクトされています。雑誌は長くても半年くらいで書店から消えますが、ガイドブックは1年~2年ごとの改訂なのでずっと書店に置かれ続けます。そのため、定着するかどうか分からない新店は避ける傾向にあるんです。
一般論ですが、10店くらいの紹介があったら新しい店は2~3軒、どちらかというと「間違いのない定番の店」をおさえておくのがガイドブックの常道です。
また観光客向けのレストランが多めなのもガイドブックの特徴。ローカル食堂は、言葉が通じないなどトラブルにつながる可能性が高いため、あまり多くは紹介しません。クレジットカードが使えたり、日本語や英語のメニューがあったりと、観光客でも安心して使える店を探したいならガイドブックがおすすめ。
ガイドブックで基本情報をおさえつつ、その他の方法で新しい店を探すというのが賢いと思います。
ただし、どんなに熱心に探したレストランでも、最終的には好みの問題。「あれ、イマイチ…」と感じることもあるでしょう。そんな失敗も旅の思い出になる…と割り切るくらいの気持ちが大切。みなさんもレストラン探し、楽しんでください!
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初めまして。酒と旅行がメインのブログを書いているcongiro(コンヒーロ)と申します。 普段から日本各地を旅しては、地元の方々が飲んでいる日常系の日本酒を好んで買って楽しんでいます。 特に好きなのは、その土地の日常酒を、その土地の方たちがいる酒場で飲むことですね。「誰かの日常は、私の非日常」。それを念頭に、いつも楽しく旅をしています。...
お世話になっております。会社員兼業ライターの赤祖父と申します。6歳男子、2歳女子の2児の父親でもあります。 前回に引き続き、今回も「息子に興味のあることを聞いてプランを組み立てる、親子ふたり旅」へ行ってきましたので、その内容をご紹介します。旅の終わりには、こちらも前回と同じく、思い出を絵に描いてもらいました。未就学児と旅をする上でおすすめの“鉄道体験”についても触れています。 「雪が見たい」の一言で、行き先は青森に決めた...
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