投稿者 : 章太郎 高井、投稿日 2016 年 10月2日

子供と一緒にベトナム!ダナン&ホイアンのファミリートラベル

子供と一緒に海外旅行となると、飛行機のスケジュールや時差、治安など条件が厳しくなってきて、なかなか行き先が決まりません。そんななか、最近、子連れでも行きやすいと評判なのが、ベトナム中部の都市ダナンとホイアンです。

子連れでベトナムという響きに、あまりピンとこない方もいるかもしれませんが、実際のところ現地はファミリーでにぎやか。噂どおりファミリーフレンドリーな観光地みたいなんです。そこで今回は、ダナン&ホイアンの子連れ旅の魅力を実体験も交えてお伝えします。

なにはともあれ、直行便があることが重要!

成田空港からダナン国際空港までは、ベトナム航空の直行便が火・水・木・土・日曜の週5便を運航。所要約6時間で、成田を15時25分に出発し、ダナンには19時15分に到着します。タクシーでホテルに向かうと20時30分くらいのチェックインになるので、初日の夕食はホテルでとるか、そのまま寝てしまうのがよいでしょう。

復路も火・水・木・土・日曜の運航で、ダナンを10時50分に出発し、成田に18時に到着します。

往復とも日中の移動なので、子供を寝かせてしまうのは難しい(復路は疲れが出て寝てくれる可能性もありますが)。そこで、iPadなどのタブレット端末にお気に入りのアニメを入れていったり、ゲームを持っていったり、雑誌や絵本などを用意したり、機内で退屈させない工夫が必要です。

我が家の場合、姉(3歳)はiPad、弟(1歳)はぬいぐるみ+授乳で乗り切りました。狭い空間なので、ときどきトイレなどへ立たせてあげるといいですね。

ベトナムエアチャイルドミール

ベトナム航空の機内では2歳以上5歳未満の子供用にチャイルドミール、2歳未満の幼児にはベビーミールが用意されます(要予約)。また2歳未満の幼児は11kg未満ならバシネット(赤ちゃん用ベッド)が使えます。ただしバシネットが装着できる座席には限りがあるので、24時間前までに予約を。絵本など子供用グッズももらえますよ。

機内で親が気を付けたいのが、離着陸のときに生じる気圧の変化。子供によっては対応できずに耳が痛くなってしまうことも。幼児は水を飲ませたり授乳したり、ある程度大きい子供は飴をなめさせるなどすると、自然と耳抜きができるようです。

子連れには断然、ビーチリゾートがおすすめ

ダナンビーチリゾート

小さな子供と一緒の旅行は、予定を詰め込みすぎずのんびり過ごすのが鉄則。ビーチやプールが充実したビーチリゾートとの相性はとってもいいんです。

ダナンはベトナムきってのビーチエリアで知られ、施設の整ったリゾートホテルが並んでいます。ホイアンも旧市街こそ古都らしい街並みが続きますが、海沿いには小ぢんまりとしたリゾートホテルが集まっています。

空港からの移動時間は、ダナン国際空港からリゾートホテルが集まるダナンのビーチエリアまでが車で15~20分。ホイアンのビーチエリアまでは、ダナンのビーチエリアを経由して45~50分。

ホイアンの旧市街は、ダナンのビーチエリアから約25分、ホイアンのビーチエリアから約10分です。

ダナンリゾートホテル

全体的にダナンのリゾートホテルのほうがビーチがきれいで、ホテルの規模も大きい。ホテルステイがメインであまり外に出ないなら、ダナンのリゾートホテルがおすすめです。

ホイアンのリゾートホテルはカジュアルなところがほとんど。メリットとしては、ホイアンの旧市街までが近いため、タクシーを使えば1000円以内で行けること。またホテルの周辺にも小さなシーフードレストランが点在しています。

ホテルのベトナム人スタッフはみんなキッズフレンドリー。子供(特に1歳以下)を見ると、顔をほころばせて抱いたり、あやしたりしてくれます。

子供もベトナム料理は食べられる?

ベトナム春巻き

ベトナム料理は日本人の口に合うといわれています。ただ、ニョクマム(魚醤)や香草を使う料理が多いので、子供にはハードルが高いかもしれません。もちろんホテルのレストランなら、パスタやフレンチフライ、フルーツなど子供が食べられそうなメニューを用意しているので安心です。

ローカルメニューでは、チャーハンは食べられる可能性大。揚げ春巻も大人気でした。フォーも米粉の麺ですし食べられそうですが、ニョクマムのせいか食べませんでした。

念のため「ふりかけ」や「海苔」などを持っていくと、白米さえあればなんとかなります。

水やお湯でご飯ができるフリーズドライ製品も重宝するのでおすすめです(子供たちが予想外の時間に寝てしまうなんてこともあるので)。

なんて、いろいろ考えていても、結局は子供の気分次第…という部分も。朝食はインターナショナルビュッフェのホテルが多いので、そこできっちり栄養のあるものを食べさせて、ランチやディナーは少しくらい偏った食事でもよしとするくらいの、緩やかな気持ちのほうがストレスが溜まらずよいと思います。

万一、水や料理にあたって体調を崩した場合は、まずはホテルのレセプションに相談してください。海外旅行保険に加入していれば、保険会社に提携の病院を紹介してもらえることも。必ず保険には加入しておきましょう。

ダナン&ホイアンではどんな休日が過ごせるの?

ビーチリゾートに宿泊した場合は、基本的にビーチかプールで過ごしますよね。参考までに我が家のスケジュールはこんな感じ。

8:30~9:30/ホテルで朝食
10:00~12:30/プールで遊ぶ
13:00~14:00/ホテルでランチ
15:00/シャワー&休憩
16:00/タクシーでホイアン旧市街へ
16:30~18:00/ホイアン旧市街散策
18:30~19:30/ホイアン旧市街でディナー
20:00/ホテルに戻り就寝

ホイアン

宿泊はホイアンのリゾートホテルだったので、ほぼ毎日、夕方にはホイアンの旧市街へ出かけていました。ダナンやホイアンのベストシーズンは、乾季にあたる3~8月頃といわれています。ただし、この時期は日中がとんでもなく暑い! 特に旧市街は照り返しもあるので、日が暮れてくる16時くらいに行くのがおすすめです。

ホイアンの夕方

ホイアンの旧市街では、情緒あふれる通りをウロウロ歩いたり、雑貨屋さんを巡ったり、オーダーメイドの服を作ったり(参考記事/ベトナムでオーダーメイドを失敗しない方法は?)。旧市街の中心部には自動車が入れないので、子供にも安心なのがいいですね。ただしシクロ(自転車タクシー)にはご注意を。

レストランやカフェもたくさんあるので、清潔そうなところを選んで入るといいでしょう。ベトナム料理がメインですが、洋食メニューを揃えたレストランも多いので、子供はインターナショナル、大人はローカルメニューなんてことも可能です。

キッズクラブ

ホテルのプールに飽きたら、キッズクラブで遊んでもいいでしょう。小さな子供の場合はベビーシッターを雇うこともできます。またヤシの木にぶらさがったハンモックで遊んだり、ビーチで砂遊びをしたりするのも、子供にとっては楽しいものです。

ちなみに朝から晩まで遊んで汗だくになった子供の洋服ですが、我が家では街のランドリーを利用しました。1kgにつき約200円で、夕方に出して次の日にはきれいに畳んだ状態で受け取れます(取りにいかないとですが)。柔軟剤の匂いが強めなのは気になりましたが、仕上がりに問題はありませんでした。

直行便で気軽に行けるビーチリゾートとして、子連れ旅の選択肢にも入ってきているダナン&ホイアン。子供はリゾートホテルでたっぷり遊び、大人は旧市街散策を楽しめる、多彩な魅力を秘めたエリアです。これから、さらに人気が高まりそうですね。

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