人気上昇中!ベトナム・ダナンはどこに泊まる?目的別、ベストなエリアを教えます
ベトナム中部の都市ダナンは、昨年、大ブレイクした注目のエリア。今やハノイやホーチミンよりも観光客が多く、2018年もその人気に衰えのきざしはありません。
ダナンを語るのに欠かせないのが世界遺産の古都ホイアンです。ダナンへ行く人のほとんどが、ホイアンの旧市街へ足を運ぶのではないでしょうか。そこで悩むのが、ダナンのホテルに泊まるか、ホイアンのホテルに泊まるか。今回はダナン旅行をお考えの方へ、ダナン&ホイアンの宿泊事情をご紹介します。
ダナンとホイアンは4エリアに分けられる!
成田空港や関西国際空港から直行便が運航されているダナンは、ベトナム第3の都市として栄える港湾都市。ホイアンは旧市街が世界遺産に登録されている古都で、ランタンに彩られた町並みが魅力です。
ダナンとホイアンの位置関係を示したのがこちらの地図。手書きで申し訳ないのですが、エリアの把握と思って見てください。
空港から車で20分ほど走ると「ダナン中心部」に着きます。海側には「ダナン ビーチエリア」が延び、海岸線を南下すると「ホイアン ビーチエリア」へ。そこから車で10分ほど内陸に入ると「ホイアン旧市街周辺」です。「ダナン中心部」から「ホイアン旧市街周辺」までは車で約1時間かかります。
地図を見ると、ダナンからホイアンまで長いビーチが続いているのがわかりますよね?長さはおよそ30km。ここに大小のリゾートホテルが点在しているわけです。ではさっそく、この4エリアの宿泊施設の特徴を紹介しましょう。
リゾートライフを満喫する「ダナン ビーチエリア」
ダナンのビーチエリアには2タイプのリゾートホテルがあります。ひとつは広々とした敷地をもったオンザビーチのリゾートホテル。砂浜をのんびり散歩したり、プールサイドでくつろいだり、リゾートバカンスを堪能するには最高のロケーションです。
1994年にオープンした最古参の「フラマ・リゾート・ダナン」や新進気鋭のベトナム人デザイナーが手がけた「ナマン・リトリート」、スパインクルーシブという嬉しいコンセプトで評判の「フュージョン・マイア・ダナン」などが建つ、今、最も熱いエリアです。
周辺にはレストランやバーは少ないので、基本的にはホテル内のレストランを利用することになります。
Ph Naman Retreat
もうひとつは道路を挟んでビーチを見下ろす高層ホテルです。なぜ道路を挟むかというと、ビーチ沿いに敷地がないため。ビーチまではちょっと(30秒ほど)歩く必要があります。長いビーチの北側に多く、「フュージョン・スイーツ・ダナン・ビーチ」や「ア・ラ・カルト・ダナン・ビーチ」はこのタイプのホテル。
周辺にはシーフードレストランが並んでいるので、外での食事も楽しめます。
Ph Fusion Suites Danang Beach
「ダナン ビーチエリア」のホテルからダナンの中心部までは車で10~30分。スーパーマーケットでのショッピングにも便利です。ただしホイアンの旧市街までは車で40~60分かかります。
【どんな人に向いてる?】
オンザビーチのリゾートホテルは、優美なリゾートライフを楽しみたい人にぴったり。北側の高層ホテルはビーチでのんびり過ごしつつ、ダナンの町も楽しみたい人向き。毎日、ホイアンの旧市街で過ごしたい方には不便かも?
リーズナブルに町を楽しむ「ダナン中心部」
ビジネス需要もあるダナンの中心部には、高層ホテルが林立しています。高級感を漂わすスタイリッシュなホテルから、カジュアルなホテルまで選択肢は豊富。料金は基本的にビーチエリアのリゾートホテルよりリーズナブルです。「ノボテル・ダナン・プレミア・ハン・リバー」や「ブリリアント・ホテル」、少し離れますが「グランド・メルキュール・ダナン」などが有名です。
Ph Grand Mercure Danang
地元の人々でにぎわう市場や名物のロン橋などへアクセスがよいので、町歩きを楽しみたい人には最適。レストランや食堂、カフェなどもたくさんあり、ベトナム料理を満喫したい人にもよいでしょう。
高層階にレストランやバーを併設しているホテルが多く、カクテルを片手に夜景を眺めるなんていうおしゃれな休日も過ごせちゃいます。
Ph Novotel Danang Premier Han River.
ダナンを中心に過ごすには最高のロケーションですが、ホイアンの旧市街までは車で約1時間かかります。
【どんな人に向いてる?】
ダナンの町を楽しみたい人にぴったり。リーズナブルなホテルが多く、周辺には食堂も多いので、旅費を安くすませたい人にもよいです。ただしホイアンを中心に考えている人には不向きです。
ノスタルジックに浸る「ホイアン旧市街周辺」
ホイアンの旧市街には築200年の建物を改修した「ヴィン・フン1ヘリテージ」というホテルがあります。全6室のホテルは、旧市街の空気にどっぷり浸れるのが魅力です。また旧市街の周辺にも雰囲気のよいホテルがいくつも建っています。川沿いに建つ「アナンタラ・ホイアン・リゾート」やコロニアルスタイルの「ホテル・ロイヤル・ホイアン・Mギャラリー・バイ・ソフィテル」、スパが評判の「アルマニティ・ホイアン・ウェルネス・リゾート」などが人気です。
Ph Hotel Royal Hoian MGallery By Sofitel
世界遺産エリアにある「ヴィン・フン1ヘリテージ」はもちろんですが、そのほかのホテルも旧市街まで歩いてすぐ。色とりどりのランタンに飾られた夜のホイアンを楽しんで、散歩しながら帰れるというのが嬉しいですね。ホイアンのレストランは22時頃になると閉店してしまうので、その後はホテルでのんびり過ごしてください。
Ph Vinh Hung 1 Heritage
ホイアンの旧市街はとっても暑いので、午前中と夕方以降の散策がおすすめ。昼はビーチで遊んだり、アクティビティに参加したりするのが定番です。
【どんな人に向いてる?】
とにかくホイアンの旧市街を堪能したいという人にぴったり。ビーチを存分に楽しみたいという人には不向きですが、プールでのんびり過ごせるホテルを選ぶことはできます。
カジュアルにリゾート気分「ホイアン ビーチエリア」
ホイアンにはクア・ダイ・ビーチとアン・バン・ビーチがあり、その周辺にカジュアルなリゾートホテルが集まっています。ただし1軒だけ最高級のラグジュアリーホテルが。それが「フォーシーズンズ・リゾート・ザ・ナムハイ・ホイアン」です。ホイアンの旧市街から車で30分くらいのところにあり、一般的にこのホテルより南がホイアンとされています。
Ph Four Seasons Resort The Nam Hai Hoian
それ以外のホテルは自然体で過ごせるアットホームな雰囲気。リーズナブルなホテルも多いので、長期滞在するヨーロピアンファミリーの姿が目立ちます。「パーム・ガーデン・リゾート」や「ヴィクトリア・ホイアン・ビーチ・リゾート&スパ」など、どこも低層タイプで過ごしやすいホテルです。
Ph Victoria Hoian Beach Resort & Spa
このエリアのホテルは、ホイアンの旧市街まで車で10分ほどで行けるのが魅力。どのホテルもシャトルバスを用意していますが、タクシーでも1000円ほどでアクセスできます。日中はプールサイドで過ごし、夕方からホイアンの旧市街へ繰り出すというのが定番スタイル。ホテルの周辺にも小さなレストランがあるので、ランチはそちらを利用するのもよいでしょう。
【どんな人に向いてる?】
ホイアンの旧市街もビーチもバランスよく楽しみたいという人にぴったり。ただしラグジュアリー感を求める場合は、「フォーシーズンズ・リゾート・ザ・ナムハイ・ホイアン」かダナンのリゾートホテルへ。
ファシリティに自信あり「個性派ロケーション」
ダナンとホイアンの宿泊施設を4つのエリアに分けて紹介しましたが、これ以外にもいくつか触れておきたいホテルがあります。ひとつはダナン北部のソンチャ半島に建つ「インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラ・リゾート」です。斜面にヴィラが並ぶラグジュアリーなリゾートで、売れっ子デザイナーのビル・ベンスリーの好みが炸裂していると評判です。ミシュランの3つ星シェフによるフレンチをはじめ、バーやスパもハイレベルです。
Ph InterContinental Danang Sun Peninsula Resort.
もうひとつはダナンから北へ車で1時間30分ほど走った、ランコーというエリアにあるリゾートホテル。スパリゾートの代名詞ともいわれる「バンヤンツリー・ランコー」と姉妹ブランド「アンサナ・ランコー」があります。こちらもレストランやスパの充実度はさすがのひとこと。「バンヤンツリー・ランコー」は全室プール付きの贅沢な造りですし、「アンサナ・ランコー」はアジア最長級のプールでくつろげます。
Ph Banyan Tree Lang Co
ホイアンの旧市街までは遠いですが、シャトルバスのサービスがあるので、滞在中に1度ホイアンへ行って、あとはホテルでのんびり過ごしたいという方にはおすすめです。
【どんな人に向いてる?】
ラグジュアリーなリゾートホテルでゆっくり過ごしたい人にぴったり。ホイアンに何度も行きたいという人には不向きです。
各エリアの特徴をおさえておけば、あとは予算とホテルのファシリティを見比べて、好みのホテルを選べばいいだけ。朝食の有無など条件もチェックするのを忘れずに!
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Cover Ph Four Seasons Resort The Nam Hai Hoian
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