投稿者 : 純 岩佐、投稿日 2019 年 5月28日

大人気の女性内装デザイナー、”ローラ・ゴンザレス”の手がけるホテル・レストラン巡り

パリの人気スポットがオープンすると、よく耳にするのが”ローラ・ゴンザレス”という女性の名前。”ローラ・ゴンザレス”はパリに事務所を構える、各所からひっぱりだこの女性内装デザイナーです。シャンゼリゼ通りのピエール・エルメのカフェ、ルレ・クリスティーヌホテルなど、彼女が関わった場所は、パリでもホットな場所としてよく紹介されています。パリ旅行のアイディアのひとつに、”ローラ・ゴンザレス”の手がけた場所巡りを加えてはいかがでしょうか。

内装デザイナー”ローラ・ゴンザレス(Laura Gonzalez)”

2004年に自身の立ち上げた事務所プラウダ・アーキテクトの代表である”ローラ・ゴンザレス”は、学生時代からアパートや店舗の内装建築を始めたそう。彼女の仕事が最初に有名になったのは、ナイトクラブ「ル・ビュス・パラディウム」の内装で、以降レストラン・ホテルなど、昔と今のパリを表現する内装を次々と手掛けています。
■プラウダ・アーキテクト公式ホームページ(フランス語):http://www.lauragonzalez.fr/

老舗ホテル「ルレ・クリスティーヌ(Relais Christine)」

ルレ・クリスティーヌ

「ノートルダム大聖堂」のあるシテ島からパリ左岸に渡り少し歩いたサンジェルマン・デ・プレ界隈にある「ルレ・クリスティーヌ(Relais Christine)」は、1979年創業のラグジュアリーな雰囲気で、かつ、隠れ家のようなホテルです。

モダンなインテリア

ホテル地上階のフロントの奥には、宿泊客でなくても利用できるラウンジがあります。ラウンジはいくつかのコンセプトに区切られ装飾されており、どのコーナーも”ローラ・ゴンザレス”のクラシックでモダンなインテリア・内装であふれています。座り心地の良いソファーにゆったりと座り、シャンパンやカフェを静かにたしなむことのできる場所は、通のみぞ知る隠れ場スポットです。

ホテルの中庭

ホテルの中庭には、緑に囲まれたクッションが素敵なベンチがあり、カフェやティーを楽しめます。また、「ルレ・クリスティーヌ(Relais Christine)」では、ビュッフェ式ご朝食をとったり、高級感あるバーでカクテルアワーを過ごしたりもできます。

ルレ・クリスティーヌ(Relais Christine)

ルレ・クリスティーヌ

最寄り駅:メトロ4・10番線のオデオン(Odéon)駅から徒歩4分
定休日:なし
住所:3, rue Christine 75006 Paris – France

リラックスした雰囲気のレストラン「ブラッスリー・オートゥイユ(Brasserie Auteuil)」

ブラッスリー・オートゥイユ

高級住宅の多いパリ16区にあり、パリっ子に長年愛されてきた「Brasserie Auteuil(ブラッスリー・オートゥイユ)」。”ローラ・ゴンザレス”によって、麻、カナージュや素焼きのタイルなど素朴な素材と緑の組み合わせで開放感たっぷりのトスカーナ地方の別荘のように大改装され生まれ変わりました。

ブラッスリー・オートゥイユ

改装以来、その居心地の良さが話題となり、パリっ子もリピートする人気店となっている「Brasserie Auteuil(ブラッスリー・オートゥイユ)」。2フロアある店内は、地上階のテラス席、中央のカウンター、その脇のソファーやテーブル席、2階には店内テーブル席と、ルーフトップの席、バーカウンター席と多様なスペースがあり、朝から深夜まで賑わっています。

ルーフトップの席

天気の良い日のおすすめは、2階のルーフトップの席。緑に囲まれた空間は、直射日光も適度に避けられ、トスカーナのリゾートに行ったような贅沢な気分にひたれます。

ルーフトップにあるバー

パリっ子のようにアペロ(食事前の一杯)を楽しみたいなら、2階のルーフトップにあるバーで。籐の椅子のあるバーカウンターは気負わずリラックスして過ごせる場所です。

■ブラッスリー・オートゥイユ(Brasserie Auteuil)

ブラッスリー・オートゥイユ

公式ホームページ(日本語・英語・フランス語他):https://www.auteuil-brasserie.com/?utm_source=Google&utm_medium=GMB&utm_campaign=AUT
最寄り駅:メトロ10番線のポルト・ドートイユ(Porte d’Auteuil)駅すぐ
営業時間:月〜日曜日9:00〜2:00(ランチ12:00〜14:30、ディナー18:30〜22:00)
定休日:なし
住所:78 Rue d’Auteuil, 75016 Paris

「ピエール・エルメ(Pierre Herme)」のカフェ

ピエール・エルメ

南仏プロヴァンスのオビューティーブランド「ロクシタン」の製品と、「ピエール・エルメ」のお菓子、カフェが交わる、「ロクシタン×ピエール・エルメ(86Champs – L’Occitane x Pierre Hermé)」。ローラ・ゴンザレス(Laura Gonzalez)が手掛けたフロアは280平米にもおよびます。

白い天井の装飾

店に入ると最初に目に入るのは、お菓子でできた雲のような白い天井の装飾。夢のような世界に、シックでクラシカルなテーブルや椅子が置かれており、そのバランス感がとても新しく感じられます。カフェでは、スイーツの他、朝食、ランチやディナーなどの食事やカクテルなども楽しめます。

ピエール・エルメ

注目の新スポット、パリのおしゃれな散歩道「ボーパッサージュ」をチェック!」にてご紹介したパリ初「ピエール・エルメ」単独カフェも”ローラ・ゴンザレス”の内装です。落ちついたリビングのようなカフェには、”ローラ・ゴンザレス”の得意とするファブリックが印象的な椅子が置かれています。

■ピエール・エルメカフェ(Pierre Herme Café)
公式ホームページ(フランス語他):https://www.pierreherme.com/

・ロクシタン×ピエールエルメ(86Champs – L’Occitane x Pierre Hermé)

ロクシタン×ピエールエルメ

最寄り駅:メトロ1番線のジョルジュ・サンク(George V)駅から徒歩2分
営業時間:月〜木・日曜日8:30〜23:30、金・土曜日8:30〜00:30
定休日:なし
住所:86 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris

・ボーパッサージュ(Beaupassage)店

ボーパッサージュ店

最寄り駅:メトロ12番線のリュー・デュ・バック(Rue du Bac)駅から徒歩2分
営業時間:月〜日曜日10:00〜20:00、12月25日10:00〜18:00
定休日:なし
住所:53-57 Rue de Grenelle, 75007 Paris

”ローラ・ゴンザレス”の手掛けたレストランは、すでにパリ市内だけでも今回ご紹介した以外にたくさんあり、そして増え続けています(詳細はプラウダ・アーキテクト公式ホームページにてご確認ください)。パリ滞在中のレストランを”ローラ・ゴンザレス”が内装デザインを手掛けた場所という視点で選んでみるのも面白いかもしれません。

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