台湾茶を気軽に楽しむ! 美味しい台湾茶が味わえるドリンクスタンド3選
台湾茶は台湾が世界に誇る名産品の一つです。台湾に来たら台湾茶を味わってみたいという人も多いのでは? そんな人にぜひおすすめしたい上質な台湾茶が手軽に楽しめるドリンクスタンドを紹介します。
台湾茶と台湾のドリンクスタンド文化
台湾が世界に誇る名産の1つと言えばお茶です。台湾茶の歴史は、1700年代に中国大陸から持ち込まれたお茶の木が始まりだと言われています。一口に台湾茶と言っても、製法や産地によって様々な種類があり、高山茶と呼ばれる海抜1,000m以上の山で育ったお茶や、東方美人茶と呼ばれるウンカという害虫を利用した特別な製法で作るお茶などが有名です。他にも台湾紅茶も上質な味わいが世界的にも人気を集めています。台湾の高い山々や、温暖な気候が生み出すお茶は、香りがよく、甘みがあり、その品質は世界中のお茶愛好家たちからも一目置かれる存在です。
そんなお茶の特産地である台湾では、日常的にお茶を飲む文化が根付いています。自宅で家族団らんの際に飲むのはもちろん、茶芸館、カフェなどで台湾茶を楽しむことができます。さらに台湾の街を歩くと至る所にドリンクスタンドと呼ばれるテイクアウト専門のドリンクショップがありますが、ドリンクスタンドではタピオカミルクティーやフルーツスムージーなどの台湾で人気のドリンクを味わえるだけではなく、最近は上質な台湾茶を使用したドリンクを楽しめるお店も増えています。
台北でおいしい台湾茶が味わえるドリンクスタンド3選
台北で上質な台湾茶が気軽に楽しめるおすすめのドリンクスタンド3店をご紹介します。
一杯ずつ茶器で入れる本格台湾茶 京盛宇(ジンシェンユー)
お茶好きが高じて台湾茶のおいしさを多くの人に届けたいと2009年にスタートした台湾茶専門店「京盛宇(ジンシェンユー)」は、ドリンクスタンドながら、オーダーが入ってから茶器を使用して1杯1杯入れてくれるというこだわりのお店です。
一般的な台湾のドリンクスタンドでは、ミルクを入れたり、砂糖、氷を入れたりしますが、京盛宇では上質な台湾茶本来のおいしさを堪能してもらえるように無糖のお茶のみを提供しています。お店自慢の極上台湾茶は、お客さんに好みの味をじっくり探してもらえるように、試飲をさせてくれて、発酵度、焙煎の違いなどをじっくりと説明してくれます。中国語ができなくても、日本語に訳した説明書きを見せてくれ、日本語ができる店員さんもいるので安心です。
お茶はアイス、もしくはホットでのオーダーが可能で、アイスでオーダーすると専用ドリンクボトルに入れてくれます。オリジナルのボトルはスタイリッシュなデザインで、お土産に持ち帰って水筒としても利用できます。おすすめメニューの「不知春」(ブーチーチュン/アイス100元、ホット80元)は、四季春烏龍茶と呼ばれる種類の台湾茶で、さわやかな苦みと花のような甘い香りが特徴です。
気に入ったお茶はお土産に茶葉を購入することも可能です。ティーパックタイプや缶入りなど、お土産のバリエーションも豊富なのも嬉しいです。
台北を中心にいくつかの店舗がありますが、特に誠品松菸店は、カウンター席に座ってお茶を楽しむこともできます。さらに外の光がふりそそぐ明るい店舗の設計もおすすめポイントです。
京盛宇 (ジンシェンユー)
誠品松菸店
台北市菸廠路88號3F(誠品生活松菸店内)
電話:(02)6636-5888#1505
メニュー: 不知春 アイス100元、ホット80元など
時間:11:00~22:00
MRT市政府駅より徒歩約8分
ティープレッソ製法で新鮮な味わいCOMEBUY(カムバイ)
台湾国内外に200以上もの店舗を持つドリンクスタンド「COMEBUY(カムバイ)」もおいしい台湾茶が楽しめるお店です。
台湾の一般的なドリンクスタンドでは、効率の良くするために一度に大量にお茶を作り、タンクに入れて、オーダーが入ったらそこからカップにそそぐというのが一般的ですが、COMEBUYでは、お茶専用エスプレッソマシーン「Teapresso(ティープレッソ)」を使用した独自の製法を採用。オーダーが入ってからお茶をいれるため、ドリンクスタンドながらも風味がよくおいしい台湾茶が味わえます。
現在では様々なドリンクスタンドで見られるようになったティープレッソですが、台湾で最初に取り入れたのはCOMEBUYです。約30秒で、茶器で入れたお茶のような風味を作り出せるマシーンは、素早くおいしいお茶を抽出できます。
茶葉は種類ごとに1杯分ずつ個包装になっており、独自の工夫でお茶の提供までの時間も最短化できるようになっています。
おすすめの台湾茶ドリンクは、蜜のような芳醇な味わいを持つ「東方美人茶」(オリエンタルビューティー/大サイズ50元/左)、発酵度の低い爽やかな烏龍茶「文山包種茶」(ウェンシャンバオゾンチャ/大サイズ50元/右)です。甘みを加えることができますが、せっかくの台湾茶は無糖で飲むのがおすすめです。
他にも烏龍茶に牛乳を合わせた「烏龍拿鐵」(ローロンナティエ/大サイズ50元/真ん中)に、台湾ドリンクの醍醐味ともいえる「珍珠」(ゼンジュ/タピオカ)をプラス5元で追加できます。台湾烏龍茶のタピオカミルクティーとは贅沢ですね。タピオカを楽しむお茶にはお好みでシロップを入れてもらい甘くするのがおすすめです。
COMEBUY (カムバイ)
忠孝SOGO店
台北市大安區忠孝東路四段49巷8號
電話:(02) 2751-9200
メニュー: 東方美人茶(大サイズ50元)、文山包種茶(大サイズ50元)、烏龍拿鐵+珍珠(大サイズ65元) など
時間:10:30~22:00
MRT忠孝復興駅より徒歩約3分
台湾茶をさらにイノベーション 春陽茶事(チュンヤンチャーシー)
2017年にオープンしたばかりのブランド「春陽茶事(チュンヤンチャーシー)」は台湾茶ドリンクがおいしいと評判で、台湾の若者に人気を集める注目のお店です。
オーナーの王信凱氏は台湾で人気のバスケットボーラーで、引退を期に人生の次のステップに元々好きだった台湾茶を世界中の人に知ってもらえたらと、このブランドを立ち上げました。1869年にイギリス人商人のジョン・ダッド(John Dodd)氏が台湾の烏龍茶を世界に輸出し始め、世界に台湾茶を認識させるきっかけを作り、現在でも「烏龍茶の父」と呼ばれているように、台湾茶の良さを世界に広めていきたいと思っています。
看板メニューは烏龍茶にレモンを加えた「檸檬蜜烏龍」(ニンモンミーウーロン/大サイズ55元)は、台湾茶の代表とも言えるほど有名な南投縣産の鹿谷烏龍茶を使用し、黒糖漬けのレモンシロップを加えています。そのままでも十分おいしいお茶ですが、台湾茶の新しい可能性を追求したいと開発した看板メニューです。
シロップは半糖(バンタン/50%シュガー)がおすすめです。
純粋な台湾茶のおいしさを楽しみたい人は、南投縣松柏嶺高山茶葉を使用した「包種青茶」(バオゾンチンチャ/大サイズ40元)がおすすめです。
黄金色をした美しいお茶は爽やかな苦みの後に、ほんのり甘い後味があります。風味を存分に楽しみたい人は無糖でオーダーしましょう。
ドリンクショップながら、こだわりの店構えも人気の理由で、レトロで写真映えすると若者を中心に話題となっています。ロゴマークの春のネオンの前にドリンクをかざして写真を撮るのがお決まりです。
春陽茶事(ヤンチュンヤンチャーシー)
大安店
台北市大安區信義路三段192號
電話:(02) 2707 1166
メニュー: 檸檬蜜烏龍(大サイズ55元)、包種青茶(大サイズ40元)など
時間:10:00~22:00
MRT大安駅より徒歩約1分
さら手軽に?! コンビニでも買える上質な台湾茶ドリンク
お茶文化が浸透している台湾では、上質な台湾茶を使用したドリンクが気軽にコンビニでも購入できます。ドリンクスタンドに行く時間がないけれど、台湾茶をぜひ本場で味わってみたいという人はぜひコンビニも上手に活用してみてはいかがでしょうか。
台湾ファミリーマートの「冷壓鮮萃茶(レンヤーシェンツイチャ)」シリーズ
100%台湾茶葉を使用し、 高圧コールドプレス製法を使用している無糖の台湾茶。中には茶葉がたっぷりそのまま入っています。ボトルもおしゃれで記念に持ち帰ることもでき、450ml入りで55元。様々な茶葉の種類もあり台湾茶好きにはたまらない商品です。
德記洋行の「TAIT TEA」
德記洋行ブランドの台湾産烏龍茶を使用した無糖の烏龍茶のボトル。320ml入りで49元です。苦みの中にほのかに甘みがある上質な台湾烏龍茶を使用しています。ボトルのデザインも可愛いと評判で、カラーバリエーションも豊富。お土産にも大人気です。
台湾を訪れたらぜひ飲んでみたいのは、本場の台湾茶です。茶芸館を訪れて本格的に楽しむ台湾茶は格別おいしいですが、時間がない時にも手軽に楽しめるドリンクスタンドの台湾茶ドリンクもおすすめです。リーズナブルに上質な台湾茶が楽しめるのもうれしいポイントです。
台湾を訪れたらおいしい台湾茶が味わえるドリンクスタンドに足を運んでみてはいかがですか?
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