台北で地元っ子おすすめのおいしいガチョウが味わえるお店3選
台湾は美食の宝庫としても知られ、グルメ目的で台湾旅行を計画する人も少なくないのでは。台湾と言えば、小籠包やマンゴーかき氷、タピオカミルクティーなどが有名ですが、「ガチョウ肉」もおいしくておすすめです! 今回は台北で地元の人おすすめのおいしいガチョウ肉が味わえるお店を紹介します。
台湾のガチョウ肉って?
日本ではあまりなじみのないガチョウ肉ですが、台湾では「鵝肉(アーロウ)」と呼ばれ、日常でよく食べられている食材の一つです。鶏肉よりも身が引き締まった食感で、薄くスライスするとカモ肉のようにきれいに赤身に脂身が層のように覆っています。肉質は柔らかく、赤身の味が濃厚なのが特徴です。台湾では塩ゆでにしたものや燻製にしたものが一般的です。
ガチョウ肉の専門店だけでなく、熱炒と呼ばれる台湾式の居酒屋でも食べられるところも多く、ジューシーでプリッとした歯ごたえ、凝縮された旨味は一度食べたらはまってしまう人も多いメニューの1つです。ご飯にもお酒にも合うので、台湾で奥深いガチョウ肉の魅力を堪能してみるのもおすすめです。
台北で地元っ子おすすめのおいしいガチョウが味わえるお店3選
台北で地元の人がおすすめするおいしいガチョウが味わえるお店3選をご紹介します。
台北の鵝肉の名店と言えばココ!阿城鵝肉
台北でおいしいガチョウ肉のお店は? と地元の人に尋ねると、みんなが口をそろえて答えるお店が「阿城鵝肉」(アーチェンアーロウ)です。1990年創業のガチョウ肉専門店「阿城鵝肉」は、生後90日前後の一番肉質のよいガチョウ肉を厳選し、産地直送の新鮮なガチョウ肉にこだわっています。
ガチョウ肉の専門店とあり、オーダーできる部位が細かく分かれています。基本的には「白切」(塩ゆで)と「煙燻」(燻製)の2種類がありますが、売り切れ御免なので、夜に行くとどちらかがすでに売り切れていることも多々あります。さらに「前段」(体の前の方)と「後段」(体の前の方)と分かれ、前段は赤身多めで骨が少なめ、後段は脂身多めで骨も多いです。好みに合わせてオーダーしてください。1人前は200元、 2~4人前で300元です。前段でも脂身の部分もほどよくあり、骨も少なく食べやすいので初めてガチョウ肉にトライするなら前段でオーダーするのがおすすめですよ。
お店の入り口の調理場から見えるガチョウ肉は、オーダーが入ってからカットしていきます。毎日地元の人から観光客まで多くの人でにぎわい、夜には売り切れてしまうことも珍しくありません。
ガチョウ肉と一緒にぜひオーダーしたいのはガチョウ肉の脂をかけた「鵝油拌飯(ウーヨウバンファン)」(20元)です。ご飯と塩気のあるガチョウの脂が絶妙なおいしさです。ガチョウ肉専門店とあり、様々な部位を楽しめるのもポイントで、ガチョウの腸とニラを一緒に炒めた「韭菜鵝腸(ジョーザイウーチァン)」(130元)もお店の看板メニューの1つです。コリコリとした食感の腸にニンニクをたっぷりきかせたシャキシャキ食感のニラの炒め物が、ご飯にもお酒にもよく合う一品。
営業時間中はひっきりなしにお客が訪れるほどの人気店ですが、特に夜はお酒を楽しむ人たちでにぎわいます。店内がとても騒がしくなるので、落ち着いて食事を楽しみたい人はランチタイムや食事時の前に訪れるのがおすすめです。客が多く、店内の通路が狭くなっているので、大きな荷物を持っている際などは気を付けてくださいね。
阿城鵝肉 (アーチェンアーロウ)
台北市中山區吉林路105號
電話:(02) 2541 5238
メニュー: 鵝肉小前段(2~4人前)300元、鵝油拌飯20元、韭菜鵝腸130元
時間:11:30–21:30
MRT行天宮駅より徒歩約8分
西門町を訪れたらトライしたい老舗の味「鴨肉扁」
台北きっての若者の街、西門町の大通り沿いにたたずむ「鴨肉扁」(ヤーロウビィェン)は、1950年創業という老舗です。ガチョウ専門店なのに「鴨」 (アヒル/カモ)の文字が店名についているのは、創業当時はアヒル肉専門店だったためだとか。アヒル肉を販売していたころは、あまり人気がなかったようですが、ガチョウ肉を扱うようになって、たちまち地元の人から人気が出て、ガチョウ肉専門店へと変更。しかし、今でも店名だけは創業から変わらず「鴨」の字を残しています。
「鵝肉」(ガチョウ肉)は、希望の料金分だけカットしてくれます。(写真は200元分) 大体1人前で100元~200元。塩ゆでのガチョウ肉は、身が引き締まって歯ごたえがあり、噛めば噛むほど旨味が出ます。鵝肉をオーダーすると基本的に胸肉など身の部分をカットしてくれますが、もう少し脂身の多い「鵝腿」(もも肉)は、1本300元です。赤いピリ辛ソースと黒い醤油ソースと2種類のタレとともにサーブしてくれるのでお好みに合わせてつけてください。肉の下にはコリアンダーがしいてあり、お肉と一緒に食べるとさっぱりしてさらに食が進みます。苦手な人はあらかじめ「香菜不要」(コリアンダー不要)と紙に書いて伝えてください。
肉や骨をじっくり煮込んでうまみを出したスープが自慢の「米粉」(ビーフン/60元)と「麵」(ラーメン/60元)もぜひ一緒にオーダーしてみてください。素材の味を生かしたあっさりスープながら、ガチョウの旨味がしっかりと溶け出してコクがあります。お好みで卓上の特製唐辛子入りソースを加えるとピリ辛のアクセントが加わってさらにおいしいです。ガチョウ肉と麺のみというシンプルなメニューですが、変わらぬおいしさで地元の人に愛されています。
数年前に全面改装したお店は、西門町エリアの大通り沿いを歩くとすぐに目に留まるほど立派です。1階と2階に席があり、広々としているので利用しやすいのも嬉しいポイント。西門町散策の際にはぜひトライしたいローカルグルメです。
鴨肉扁(ヤーロウビィェン)
台北市中華路一段98之2號
電話:02 2371 3918
メニュー: 鵝肉(希望の値段で盛り合わせ可)、鵝腿300元、麵60元、米粉60元
時間:10:00~ 22:00
MRT西門駅より徒歩約3分
地元でも知る人ぞ知る鵝肉の隠れた人気店! 「好朋友土鵝專門店」
台北の市中心部から北の方へ進んだあたりにある内湖エリアは、テクノパークなどIT産業を中心としたオフィスが立ち並び、まだあまり観光客には知られていないエリアですが、地元の人が通うおいしいローカルグルメがたくさんあります。内湖エリアの住宅街の一角にある「好朋友土鵝專門店」(ハオポンヨウトゥーアーヂュァンメェンディェン)は、知る人ぞ知るガチョウ肉の名店です。
「鵝肉」(ガチョウ肉)は燻製した「燻」と塩ゆでの「鹹水」と2種類からセレクトでき、各1人前65元です。(写真は燻・鹹水各1人前ずつ) 塩ゆでしたガチョウ肉はみずみずしくて柔らかく、脂身と赤身のバランスが絶妙で、噛むと旨味がジュワ―っと口いっぱいに広がります。燻製したものは香ばしさも加わり、また違った味わいが楽しめます。
さらにぜひオーダーしたいのが「鵝肉飯」(ガチョウ肉とご飯のプレート/75元)。塩ゆでのガチョウ肉とご飯、日替わりのおかずがワンプレートで味わえます。白ご飯にはガチョウ油がしみて、ガチョウ肉のおいしさを余すことなく楽しめる一皿。1人でもオーダーしやすいのもうれしいです。
オーダーはメニュー表に書き込んでお店の人に渡す方式なので、分かりやすいです。MRTの駅からは少し離れているため、MRT松山駅からタクシーを利用するのがおすすめです。(タクシー利用で7分ほど) 観光客にとっては、少し行きづらい場所にありますが、それでも行く価値があるほど好朋友土鵝專門店のガチョウ肉は絶品ですよ。
好朋友土鵝專門店(ハオポンヨウトゥーアーヂュァンメェンディェン)
台北市內湖區行善路37號
電話:(02) 8790 1984
メニュー: 鵝肉(燻・鹹水)各1人前65元、鵝肉飯75元
時間:11:00~20:30 (売り切れ次第終了)
※日曜定休
MRT松山駅からタクシー利用にて約7分
ガチョウ肉専門店で役立つ! 覚えておくとよいポイント
ガチョウ肉のお店でよく使う中国語や注文の際に覚えておくとよいポイントを紹介します。
ガチョウ肉を扱うお店のメニュー表でよく見る半隻(バンヂー)という言葉は、ガチョウ肉半羽分という意味です。お店にもよりますが、半隻で大体10人前くらいになってしまうので、少人数の場合は人数分をお願いしましょう。
1人の場合→1人份(イーレンフェン)
2人の場合→兩人份(リャンレンフェン)
3人の場合→3人份(サンレンフェン)…
となっていきます。紙に書いて伝えてもよいので、3人以上は数字を人数分に変えてください。
また人数分以外にも兩(リィァン/両)でカウントするお店もあります。1両は約 37gですが、お店によって何両からオーダー可能か異なるため、注文時に値段を確認することをおすすめします。時価やオーダーした量で値段が変わることも多いため、ガチョウ肉はメニュー表に値段がのっていないこともよくあります。注文時に「多少錢?(ドーサオチェン?/いくらですか?)」と確認しておくと、安心ですね。
お店によってはそのまま食べてもおいしいようにガチョウ肉自体に調味されていますが、一般的には甜辣醬(ティェンラージャン)という赤いソースをつけて食べます。セルフサービスで取るお店も多いので、店内にセルフコーナーがあればチェックしてみてください。
台湾のガチョウ肉は一度食べたらやみつきになってしまうといわれるほど、台湾ツウの中では人気の料理です。台湾を訪れたら地元の人おすすめのおいしいガチョウ肉をぜひ存分に味わってみてください!
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