出発まで何をする? ホーチミン・タンソンニャット空港の楽しみ方
楽しかったベトナム旅行もあと少し。空港に到着したらあとは帰りの飛行機に乗って帰国するだけですが、ホーチミンの空港ではどんなことができるのかご紹介します。搭乗時間ギリギリまで最後のベトナムを楽しみましょう。
タンソンニャット国際空港へは余裕をもって到着を
ホーチミンから日本への帰国便はすべて「タンソンニャット国際空港(Tan Son Nhat International Airport)」から出発します。タンソンニャット国際空港はホーチミン市の北部に位置し、市内中心地のドンコイ通りあたりからはタクシーで30〜40分ほどかかる距離にあります。ホーチミンの朝晩はバイク渋滞(!)が起こることもあるので、移動時間には余裕を持っておくことが大事です。
空港での楽しみかたの前にまずは旅の移動の話を。空港へは飛行機の出発時刻から2時間前には到着できるようにスケジュールを組みましょう。タクシーで市内中心地から最低30分かかると見て、遅くとも2時間半前にはホテルを出発。ちなみに「タンソンニャット空港」には国際線ターミナルと国内線ターミナルがあり、場所が異なります。タクシーに乗って空港に向かう際は「インターナショナル」と言うのをお忘れなく。空港にはのんびりできる場所もあるので、早めに着いてしまっても困ることはありませんのでご安心を。
日本行きの直行便を就航している航空会社(ANA/JAL/ベトナム航空)のチェックインカウンターは、シーズンや時間帯によってはとても混雑して、カウンターに到着するまでに20分前後かかることもあります。特にGWや夏休みなどのハイシーズンに旅行する方は時間に余裕を持っておいた方が安心です。
チェックインを終えたら出国手続き。その後保安検査の順になります。以前はなぜか出国手続の前と後で合計2回も保安検査があって、ここでたいぶ待たされることが多かったのですが、保安検査が1回に集約されてずいぶんとスムーズに列が進むようになりました。保安検査は日本と同様ですが、液体類は持ち込めないのでお土産で酒類などの液体類がある場合はチェックインの際に必ず預け入れ荷物の方へ。
保安検査が終われば、あとは搭乗時刻まで最後のフリータイム。1時間ちょっとの時間でできる、空港での楽しみ方をご紹介します。
買い忘れたら空港で! 空港で買えるベトナムのお土産
タンソンニャット国際空港にもお土産品や化粧品などを販売する免税店があります。最近お店も新しくなり、免税店の規模が以前に比べてかなり大きくなりました。買い忘れたベトナムのお土産は一通り免税店で揃います。空港では全て価格が米ドル表記になっていますが、ベトナムの通貨「ドン」で支払うこともできます(もちろん、クレジットカードも使えます)。尚、日本に帰国後は「ベトナムドン→円」への両替は対応していない銀行がほとんどなので、余ったベトナム紙幣は空港で使い切ってしまうのがおすすめです。
空港で買えるお土産も食べ物から雑貨まで種類もかなり増えました。中でもベトナム土産の定番ベトナムコーヒーやカシューナッツ、ここ数年とても人気となっているベトナム産カカオを使ったチョコレートやフリーズドライフルーツなどはおすすめです。
それぞれいろんなメーカーからたくさんの種類が出ていますが、ベトナムコーヒーなら「G7 3in1」というインスタントベトナムコーヒーがおすすめ。
あらかじめコーヒーとミルクと砂糖の3つが1つの袋に入っているので(だから3in1!)マグカップに粉末を入れて熱湯を注げば簡単にベトナムコーヒーをおうちでも楽しむことができます。本場のベトナムコーヒーはブラックで飲むととても濃く苦味が強いのですが、このインスタントコーヒーはマイルドな味わいでとても飲みやすくお土産で渡すととても喜ばれますよ。
カシューナッツなら、断然「皮つき」のものがおすすめ。皮が香ばしくてお酒のつまみとしてもよく合います。
実はベトナム、カシューナッツの生産量が世界でもトップクラスなのです。特に皮つきカシューナッツは日本ではあまり見かけないのでぜひお試しを。
雑貨になるとだいぶ種類は絞られますが、プラスチックかごバッグなども空港で買うことができます。ただ、市内のお店で見かけるものの方がデザインや大きさのバリエーションが豊富なので、雑貨類は市内滞在中に見つけておくのがよいでしょう。
空港の免税店、ひとつだけ注意が! 免税店のはずなのですが価格が全体的に割高です。物によっては市内価格に比べて2倍以上する場合も……。基本的にはホーチミン滞在中にスーパーマーケットなどであらかじめお土産類は全て買っておくことを強くおすすめします。それでも買い忘れがあったら最後に空港で購入する、と思って行動しておくのがよいでしょう。
時間が余ったら空港でもベトナムを味わい尽くそう
買い忘れたお土産も無事に空港で調達できたけど、搭乗までまだ時間がある! という方におすすめなのが、最後に食べたいベトナムグルメ。お土産品のある免税店のフロアのひとつ上の階(4階)にフードコートがあります。大きな窓があり滑走路を見ながらのんびりできるので、時間つぶしにもぴったりです。このフードコートには「BIG BOWL」というベトナムの空港ではおなじみのベトナム料理店の他、ファストフード店・サンドイッチなど軽食が食べられるカフェ、ドラフトビールが飲めるバーなどもあります。
フロア全体は広くありませんが、コンパクトにお店が集まっているのと、座席も割と多いので不思議と落ち着く空間になっています。
せっかくなので最後のシメに「BIG BOWL」でフォーボー(牛肉のフォー)や、フレッシュココナッツジュースなどいかがでしょうか。免税店同様、価格は割高ですが美味しいです。フォーというと日本では鶏肉のフォーが一般的ですが、ベトナムでは牛肉のフォーの方が一般的です(そして美味しい!)。フォーの価格帯は600円程度〜と空港価格ですが、お腹が空いている方は搭乗前にビーフのフォーをぜひ。
日系航空会社の場合は深夜発の便で帰国する方も多いはず。その場合はディナーを市内で食べてから空港へ向かう方が多いと思うので、その場合は最後に空港でドラフトビールでも。ベトナムでもドラフトビールが飲めるお店が増えてきましたが、空港ではベトナムではよく飲まれている「タイガービール」のドラフトをはじめ、常時数タップから選んで楽しむことができます(ホーチミン市内だと、タイガービールは缶や瓶で提供するお店がほとんど)。離発着する飛行機を見ながらのんびり過ごすのもまたいいものです。また、フードコートに隣接して4店舗ほど雑貨中心のお土産屋さんもあります。小物・Tシャツなどを探している方も4階をぜひチェックしてみてください。
空港にしかない! というものはほとんどないので、お土産などの買い物は全てホーチミン滞在中に済ませ、タンソンニャット国際空港ではのんびりベトナムグルメやドリンクを楽しむのがおすすめです。
ここ数年で空港の免税店フロアもリニューアルされ規模も大きくなってきていますが、まだまだ変わりそうな予感。空港の規模も比較的コンパクトで空港内でも迷うこともほぼない上、ホーチミン独特ののんびりした雰囲気があるタンソンニャット国際空港。ぜひ搭乗時間まで、空港でもベトナムを楽しんでみてください。
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