マレーシアの魅力は島にあり!めぐるべき離島3選
9年連続世界一のLCCにも輝いたエアアジアの本拠地でもあるクアラルンプールは、よくトランジットで利用する方も多いのではないでしょうか? 私も頻繁にマレーシアに寄るのですが、その際はせっかくなので日にちに余裕を持って、4−5日は滞在するようにしています。
度々マレーシアに寄るため、せっかく何度も来るならお気に入りの場所を探そうと様々なエリアに行ってみた結果分かったのが、マレーシアに魅力的な離島が多いということ。
今回は私が特におすすめする3つのとっておきのマレーシアの離島をご紹介します。
アルコール天国 ランカウイ島
最近フツフツと人気が出ているランカウイ島は、国の政策で島全体が免税として知られています。物価の安いマレーシアは長期滞在にもってこいの国ですが、一つだけ難点があります。それは酒税! ムスリム国家なので酒税が非常に高く、アルコールは日本より高いです。しかしせっかくのバカンス中にお酒は飲みたいですよね。そんな時は何を買っても税金のかからないランカウイがおすすめです。ビールは50円ほどで、ビーチ沿いのお洒落なバーでカクテルを飲んでも200円ほどと激安です。
私もその安いお酒に魅力を感じこの島にやって来ました…
ランカウイの楽しみ方
1.dutyfreeでショッピング
街中にたくさんのDUTY FREE SHOPが並んでいます。
クアラルンプールなどで買うよりお買い得なものが沢山あります。
2.barでたらふくお酒を飲む
ランカウイはアルコール天国です。酒税がかからないので、ビールは50円ほどから飲むことができ、カクテルなども日本では考えられないほど安く飲むことができます。
ビーチ沿いにお洒落なBARが沢山あるので、マラッカ海峡を眺めながらゆったりお酒を嗜んでみてはいかがでしょうか。
ランカウイの行き方
1.クアラルンプールから飛行機
マレーシア航空、エアアジア、ファイアフライ航空、マリンドエア、ミャンマー国際航空など多数の便が飛んでおり、およそ1時間で到着します。
2.ペナン島から船
飛行機は早くて楽ですが、私のおすすめは一般的にはペナン島から船で行く方法です。3時間程かかりますが、何よりペナン島も楽しむことができる点が大きな理由です。ランカウイがアルコール天国であることに対して、ペナンは美食天国です。マレーシア随一の美食の街として知られており、屋台などの料理も非常に美味しいです。ペナン→ランカウイとはしごして、グルメトリップとしてみるのはいかがでしょうか?
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地元の人とビーチで宴会するならラブアン
私がマレーシアで一番好きな場所がここラブアンです。イスラム国家故酒税が以上に高いマレーシアですが、コタキナバルを旅していた際、ある中華料理屋さんが非常に安くお酒を提供していたため、どうやって入手しているのかと聞いたところ、「ラブアン島に仕入れに行っている」と言われこの島の存在を知りました。そう、実はここもランカウイと同じく島全体が免税であり、アルコールをはじめとする物価が非常に安い場所なのです。
知名度は圧倒的に低いのでマレーシア人でも知らない人が多く、観光客も少なく宿を探すにも一苦労でした。それ故地元の人はこちらに興味津々で、滞在中は毎日のように「welcome 一緒に飲もう」と誘われご馳走をしてもらいました。また海も綺麗で、沈没船もいくつかあるようでダイビング好きにはたまらない場所です。人が優しく、物価が安く、海が綺麗という天国のような島です。
ラブアンの楽しみ方
1.ダイビング
海底に沈没船が今も尚放置されており、ダイビングスポットとして最高です。
2.ビーチで現地の人とお酒を嗜む
ラブアンの一番の楽しみ方はまさにこれです。この島は観光地ではないため、ランカウイの様にビーチ沿いのお洒落なバーなどは殆どありません。その代わりに現地の人がビーチで缶ビールを飲んでいます。アジアのビールは4-50円ほど、あのギネスビールも一缶100円以下で飲むことができるので、本場アイルランドより安く買えるほど。イスラム国家であるマレーシアではお酒を飲む現地人を見ることは滅多にありませんが、激安だからなのか、この島では現地の人もお酒をたらふく飲んでいます。マレーシア人と浜辺でビールを飲むことができる唯一の場所かもしれません。夕陽の沈む海を眺めて、マレーシア人と酒を酌み交わすのは良い思い出になること間違いありません。
ラブアンの行き方
1.クアラルンプールから飛行機
ラブアンへは毎日エアアジアとマレーシア航空から1日数本直航便が飛んでいます。所要時間は2時間半ほどです。
2.コタキナバルから船
ラブアン旅行はコタキナバルとセットで廻ることをお勧めします。その場合コタキナバルのフェリー乗り場からラブアンへ行く船が1日2便あります。所要時間は3時間ほど。また、ラブアンからブルネイまでも船が出ています。コタキナバルから入り、ラブアンを経由し、ブルネイに抜ける旅なんていかがでしょうか。逆に言うとブルネイに行きたい人にはラブアンから行くことを強くお勧めします。ブルネイは厳格なイスラム国家なので、ラブアン島でたらふくお酒を飲んでからブルネイ観光に挑むといいかと思います。
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とにかく綺麗な海が見たかったらペルヘンティアン
picture courtesy of Tourism Malaysia
ペルヘンティアンはタイランド湾に浮かぶ小さな島で、今回紹介する場所の中でも海の透明度は頭一つ抜きに出ています。2013年には世界で13番目に美しいビーチにも輝いた程で、今後確実に観光客が増えていくと思われるため、行くならできるだけ早めにいくことをおすすめします。
私は暇つぶしによく海外の旅行サイトを見るのですが、クアラルンプールで暇を持て余していた際、CNNのwebサイトを見ていたら偶然見つけて、「呼ばれている!」と感じ、気がついたらチケットを取っていました。
ペルヘンティアンの楽しみ方
1.ビーチでのんびり
picture courtesy of Tourism Malaysia
海は想像を絶するほど綺麗ですが、観光客で賑わっているわけではありません。携帯のスイッチをオフにして、カメラなど構えず、勿論音楽も聞かず、波の音と風の振動を感じ、ボケーっと海を眺めることがおすすめの楽しみ方です。写真などなくてもその景色は一生脳裏に焼き付けられるはずです。
2.シュノーケリング
picture courtesy of Tourism Malaysia
「ペルヘンティアンの海はアジアで一番綺麗な魚が泳いでいる」と現地の人が言っている様に、海に潜ると驚くほど綺麗な魚がたくさん泳いでいます。アジアで一番の根拠は分かりませんが、現地の人が自信を持ってそう言うだけのことはあります。
ペルヘンティアンの行き方
1.クアラブスから船
実はペルヘンティアン島には空港がありません。秘境といった感じでテンションがあがりませんか? 近くにコタバル空港があるので、クアラルンプールからコタバル空港にエアアジア、マレーシア航空、ファイアフライ、マリンドエアなどから直航便で、所要時間は1時間ほど。そこからバスでクアラブスという街までバスで1時間ほど移動します。そこから船が出ており、20分ほどでペルヘンティアン島に到着します。乗り換えが多くややハードルが高く感じるかもしれませんが、少し難易度の高い旅やアドベンチャー感を味わいたい方にはおすすめです。また苦労したからこそ、その先に待つ風景の美しさに心が打たれます。
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いかがでしたでしょうか。マレーシアと言ったらクアラルンプールばかりがフォーカスされますが、他にも素晴らしい場所がたくさんあります。
私は数多くの旅を重ねる中で、「首都に行くだけではその国の良さはわからない」と感じています。首都はグローバル化しやすく、様々な人種がいるため、常に新たな文化が作られます。しかし裏を返すと既存の文化やその国らしさは薄れやすい傾向にあるとも言えます。その反面、地方都市や田舎には、その地を愛するものが残り、文化を継承して行くため、その国の本当の姿が残されている様に感じます。
せっかく海外に飛び出すなら、首都だけではなく、よりその国らしい少しディープな所に行くのも楽しいかと思います。是非とも次の旅の参考にしてみてください。
Cover picture courtesy of Tourism Malaysia
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