パリっ子も大好きフィナンシェABC
お土産にもぴったり、パリっ子も大好きなフィナンシェ。フランス語で”フィナンシェ(financier)”とは金融家という意味で、焼き菓子にフィナンシェという名前がついた由来は、台形の形が金塊に似ているから、または、パリ証券取引所周辺の金融街から広まったからと言われています。最近は、いちご、チョコレート、ゆず、抹茶などの味や形も丸や船形などバリエーションが豊かなフィナンシェ。今回は、お茶の素敵なお供フィナンシェのパリおすすめショップについてご紹介します。
フランスが誇る焼き菓子、フィナンシェ
フィナンシェは、焦がしバター、アーモンドパウダー、薄力粉、卵白、砂糖を混ぜて焼いたお菓子で、アーモンドの甘さ、焦がしバターの風味が強く表面がサクサクで中は柔らかい食感です。マドレーヌと似ていますが、マドレーヌは全卵、溶かしたバターを使い、アーモンドパウダーを使わない点が異なります。
2011年には、フランスで最も古い日刊紙”ル・フィガロ(LE FIGARO)”がフィナンシェの覆面調査を行っています。その際専門家は、アスペクト(形、色、暖かさ)、味、鮮度、価格/品質比などのポイントで評価しました。ランキング10位までのお店が発表されており、1位に輝いたのは、「ユーゴ・エ・ビクトール(Hugo et Victor)」でした。
◼LE FIGARO Les meilleurs financiers de Paris
フィナンシェの評価ページ(フランス語):http://www.lefigaro.fr/sortir-paris/2011/01/17/03013-20110117ARTFIG00754-les-meilleurs-financiers-de-paris.php
“ル・フィガロ紙”で1位を獲得した「ユーゴ・エ・ビクトール」
ル・フィガロ紙でパリのベストフィナンシェNO.1に輝いたフィナンシェは、パリの老舗百貨店ボンマルシェ近くのユーゴ・エ・ビクトールで手に入ります。2010年に誕生したユーゴ・エ・ビクトール(Hugo et Victor)は2019年現在日本にも出店し、人気を得ているパティスリーです。
パリのミシュラン3つ星レストラン ギイ・サボワ(Guy Savoy)の元パティシエで、フランスのパティシエチャンピオンでもあるシェプの作るフィナンシェは、さすがの味わいと食感です。ユーゴ・エ・ビクトールのプレーンなフィナンシェはひとつ1.9ユーロで、2ユーロ以下という価格にもこだわりがあるそうです。ナッツ、イチジクやグレープフルーツのトッピング付きのフィナンシェも可愛らしくお土産にもぴったりです。
■ユーゴ・エ・ビクトール(Hugo et Victor)
公式ホームページ(フランス語):https://hugovictor.com/
アクセス:メトロ10・12番線のセーヴル・バビロン(Sèvres – Babylone)駅から徒歩2分
営業日時:月〜木・日曜日10:00〜19:00、金曜日10:00〜20:00、土曜日9:30〜20:00
定休日:なし
住所:40, Boulevard Raspail 75007 Paris
2位はパレロワイヤル近くの「ル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ・ヴィクトワール」
併設のビストロでは、朝食からディナーまで楽しめるル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ・ヴィクトワール(LE MOULIN DE LA VIERGE VICTOIRES)の店内には厳選されたオーガニックパンとともに、大小サイズのフィナンシェが並んでいます。
ル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ・ヴィクトワールのフィナンシェは、さくさくっとした軽い味わいが特徴的。ひとつ (1.7ユーロ) からでも買えますが、袋詰めのパックがよりお得です。
■ル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ・ヴィクトワール(LE MOULIN DE LA VIERGE VICTOIRES)
公式ホームページ:なし
アクセス:メトロ3番線のブルス(Bourse)駅から徒歩4分
営業日時:月〜土曜日7:00〜20:00、日曜日7:00〜19:00
定休日:なし
住所:10, place des Petits Pères 75002 Paris
マレ地区のおいしいフィナンシェは「カレット」で
ル・フィガロ紙で5位になったのは、カレット(Carette)。マレ地区のヴォージュ広場にある広いスペースのサロン・ド・テ カレットのショーケースには、まるで芸術品のようなエレガントで美しいケーキやパンが並んでいます。
フィナンシェはひとつ(2ユーロ)から購入でき、テイクアウトで購入するとエッフェル塔のイラスト入りの鮮やかなピンク色の紙袋に詰めてくれます。ロゴ入りのビニール袋までおしゃれな雰囲気です。
■カレット(Carette)
公式ホームページ:なし
アクセス:メトロ8番線のシュマン・ヴェール(Chemin Vert)駅から徒歩4分
営業日時:月〜土曜日7:30〜24:00
定休日:なし
住所:25 Place des Vosges, 75003 Paris
※ほかパリ市内に1店舗
パリのスーパーで買うフィナンシェ
パリの街中のスーパーで買えるフィナンシェといえば、お菓子メーカー ボンヌママン(Bonne Maman)のものが有名です。アーモンドの味が強くバターが濃厚なしっとりとしたフィナンシェで、小包装になっており、ばらまき土産にもぴったりです。パリの街中にあるスーパー モノプリ(MONOPRIX)では、「お手軽パリのお土産探し。都会派スーパー、モノプリ(MONOPRIX)のグルメシリーズ」でご紹介したグルメシリーズのフィナンシェが購入できます。
美味しいフィナンシェはついつい何個も手が伸びてしまいそうですが、ひとつでもバター、アーモンドや砂糖が入っているのでカロリーはかなりのものです。無糖のコーヒーやお茶とともに、上品かつ優雅に少量をつまむのが良さそうです。
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