ハワイ島の小さな可愛い町案内
ハワイ諸島最大の大きさで「ビッグアイランド」の愛称で親しまれているハワイ島。中央部には4000m級の山マウナケアをはじめとする5つの山がそびえ、島を縁取るように小さな町が点在します。昨年末のハワイアン航空に引き続き、9月には日本航空もコナ行きの直行便が就航予定で、今再び注目を集めています。リゾートなのにどこかワイルド。それでいてとことんのどかなハワイ島の、小さくて素敵な町を紹介します。
エリアごとに気候が異なる!
ハワイ島は山を挟んで西と東で気温や天候、風景までもが異なります。北東から吹き抜ける貿易風によって、マウナケアを境にヒロを中心とする東側は、降雨量が多く緑豊かな熱帯雨林。一方、カイルア・コナがある西側は晴天が多く、乾いた気候を活かしてビーチ沿いに大型リゾートホテルが立ち並んでいます。島をドライブしていると、照りつける太陽、突然の雨、時々虹と1日のうちでさまざまな天候に遭遇するのもハワイ島の魅力のひとつです。
1.ハワイ島随一のリゾート地、カイルア・コナ
西海岸のほぼ中央に位置するカイルア・コナは、真っ青な美しい海が世界中の旅人を魅了するリゾート地。カメハメハ1世がハワイ島に戻り、亡くなるまでの7年間はここが首都でもありました。当時の宮殿やカメハメハ大王が晩年を過ごした屋敷、ハワイ最古の教会など見どころも多いです。
海岸沿いに延びるアリイ・ドライブは、ハワイ島で一番賑やかな通り。ショップが立ち並び、雰囲気のいいオーシャンビュー・レストランもたくさんあります。水~日曜に開かれているファーマーズ・マーケットは、カラフルな南国フルーツやローカルアーティストのクラフトなどが集結。掘り出し物も期待できそうです。カイルア・コナはショッピングを楽しんで海辺でのんびり過ごすのが気持ちいいところ。特に海に沈むゴージャスな夕日はSNS映え間違いなし!
2.島の最北でホロホロ(お散歩)。カパアウ&ハヴィ
カイルア・コナから北へ車で1時間半のカパアウは、カメハメハ大王の誕生の地。ハワイには3体のカメハメハ大王像がありますが、オリジナルはここ。オアフ島とヒロに立つ像はこの後に造られたものになります。ハワイ島に来たのなら、せっかくなのでオリジナル像をお参り。
カパアウの隣町のハヴィはその昔、サトウキビ産業の中心地でした。現在は当時の建物を利用したギャラリーやブティック、オーガニックストアやカフェなどが並んでいます。 素敵な食器やハンドメイド・ジュエリーを見つけたり、手作りジェラートでクールダウンしたり、のんびりホロホロしたい町です。
3.ケアウホウストアのかわいい歴史商店に行こう
カイルア・コナから内陸へと向かう11号線沿いは、海岸通りが整備されてからは主要道路としての役目が終わり、今はひっそりとした雰囲気。そんな中で博物館のような佇まいの「ケアウホウストア」は、1919年創業のジェネラルストア。創業者は日系移民のササキヨシスケさんです。当時は「Y・ササキ商店」という名で知られていました。現在はアメリカ本土出身のご夫妻が引き継ぎ、ノスタルジックな雰囲気をそのままにアロハシャツから食材まで販売しているモダンな萬屋さん。
店の奥は日系移民が頑張っていた時代の雑誌や看板、当時流行していたレコードなどの資料などが展示され、ハワイの中の日本の歴史に触れられます。また、ご夫妻が持つコーヒー農園で収穫した手摘みのコーヒーとホームメイドクッキーを買って、小さなラナイで海を眺めながら一息入れるのもおすすめ。
4.伝説に彩られた町、ヒロ
東海岸に位置するヒロは、ハワイ州第二の都市。とはいえ、町はとことんのどかな雰囲気。ヒロはハワイ語で三日月(厳密にいうと新月から一日目の月)という意味があり、カメハメハ大王が名付けたともいわれています。この町を舞台とする神話も多く残されています。代表的なものはダウンタウンから2キロほど行ったレインボーフォールズ。月の女神ヒナが住んでいたことで知られ、午前中には滝に虹が架かっている様子がられます。東海岸は雨が多い分、豊かな自然が町のすぐそばに広がっているのが魅力です。
ヒロのダウンタウンは海岸沿いにパステルカラーに塗装された古い木造建物が並び、ノスタルジックな雰囲気。ハワイで有名なアロハシャツ「シグ・ゼーン」や上質なハンドクラフトショップ、幻の蜂蜜を売るブティックなどが軒を並べ、ハワイの「いいもの」を探すのにぴったりな町。
5.ウミガメとマラサダの町、プナルウ
ヒロから南へ1時間ほどのところにあるプナルウで目指すのは、アメリカ最南端のパン屋さん「プナルウ・ベイクショップ」。店内のショーケースには大ぶりなマラサダがずらり。オリジナル、リリコイ、タロ、チョコ、マンゴー…うーん全部食べたい!そんなスイーツにぴったりなのがカウコーヒー。プナルウを含む一帯のカウ地区で生産される希少なコーヒーで、すっきりしたコクが評判。コナコーヒーを超えるともいわれるほどです。もちろんお店で飲めるし、豆も購入できます。
プナルウのビーチは、溶岩が長い年月をかけて砂粒になった黒色の美しい砂浜。ここでは太陽で温められた黒い砂の上でウミガメがよく昼寝しています。一生懸命ヒレを使って海岸に這い上がってくるウミガメの姿を見ることもあります。見物客はウミガメを抱き上げて運んであげたい気持ちを抑えて、じっと見守っています。
6.初めてなのに懐かしい町、ホノム
ヒロから北上すること20分。ホノムは明治時代から多くの日本人が移住した場所で、当時盛んだったサトウキビ栽培に従事したそう。ハワイ島初の日本人学校がここに設立されました。木造の古びた建物が数軒並んでいるだけの小さな町は、日本人との関わりが深いからなのかどこか心が和みます。
「ISHIGO’S 」と大きく描かれた建物にある「ミスター・エドズ・ ベーカリー」は、先代のイシゴさんから引き継いだパンの味を今も守っています。ココナッツクリーム入りのあんぱんは、遠方からわざわざ買いに来るほどの人気商品。となりには壁一面にジャムがずらり。常時100種類の手作りジャムがあり全て試食できるので、じっくり味見して気に入ったものを手に入れましょう!
ホノムは店舗数こそ多くはありませんが、ほかにもアンティークショップや美味しいコーヒーが飲めるカフェなど、個性的かつ魅力的な小さなお店があります。
ダイナミックな自然とのどかな町並みが旅人を魅了するハワイ島。近頃は「ハワイ島にしか行かない」というリピーターまでいるようです。雰囲気や風景が異なる東海岸と西海岸にそれぞれ滞在して、ビッグアイランドを満喫してみてはいかがでしょうか?
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