タイの魅力炸裂! バンコクの水上マーケットでタイらしさを満喫しよう
水の都バンコクらしい観光スポットといえるのが、川に浮かぶマーケット。そう、水上マーケットです。
うれしいことにバンコクからちょっと足を伸ばせば、個性の異なる水上マーケットを複数体験できます。さて、足を運ぶべきはどの水上マーケットなのか。おすすめの3つの水上マーケットをご紹介します。
水上マーケットって何? いくつあるの?
水上マーケットとは、運河の上に浮かぶ船の上で商品や料理を買い物できるタイの伝統的な市場のこと。小さなボートに並べられた雑貨を選んだり、その場で調理されたタイ料理を食べたりといったアクティビティが楽しめる場所は水上マーケットのほかにはありません。
一部を除けば、水上マーケットはタイの人々にとっても貴重な買い物の場所。運河の周辺に住んでいるタイ人も多く、水上マーケットは日常的に利用されているローカルなスポットなのです。
水上マーケットの魅力をあげてみましょう。
•水の上なので風情がある
•雑貨や土産物などいろいろな商品の買い物ができる
•タイのローカルな空気を味わえる
•タイ料理も満喫できる
•ボートトリップも利用できる
バンコク近郊には5つの水上マーケットがありますが、このうち、旅行客が行きやすく、楽しめるマーケットは3つに限定されます。
1.最も知名度が高く、外国人観光客でいつも大賑わいのダムヌンサドゥアック水上マーケット
2.土日限定のタリンチャン水上マーケット
3.タイ人観光客にも人気があるアムパワー水上マーケット
以下、それぞれの魅力と行き方をご紹介します。
水上マーケットの代表格、ダムヌンサドゥアック水上マーケット
バンコクから1時間ほどの場所にあるダムヌンサドゥアック水上マーケットは「ザ・水上マーケット」。ガイドブックに必ず紹介されているため、タイを訪れる世界各地の観光客でいつも賑わっています。
このダムヌンサドゥアック水上マーケットの特徴は以下の通り。
•人も店も多く、活気がある
•華やかな雰囲気に満ちている
•規模が大きく、さまざまな商品が手に入る
•観光地なので英語が通じやすい
•商品の価格は高め
•バンコクから100kmと遠いので、到着までに時間がかかる
水上マーケットらしい雰囲気を味わいたいなら、ここが一番でしょう。特に午前中は一番活気があります。行くなら早朝にバンコクを立つことをおすすめします。
ダムヌンサドゥアック水上マーケットのボート乗り場についたら6人~8人乗りの手漕ぎのボートでマーケットに向かいます。
ただし、このボート、料金が非常に高額です。タイ人価格と外国人価格があり、後者の価格は1000バーツ(約3500円)。ただし、1時間で2000バーツ(約7000円)の価格を提示されることも多いので、その場合には必ず値切り交渉をしましょう。
料金はかさみますが、手漕ぎのボートツアーの風情は抜群。高床式の木造家屋が軒を連ねるすぐそばを通過するので、タイの人々の生活を垣間見ることができます。
水上マーケットは雑貨を販売しているゾーンと野菜や果物、菓子を販売しているゾーンに分かれます。バリエーションが豊富なので、見物するだけでも楽しいですが、いざ買おうとするとぼられる可能性もあり。価格もバンコクの市中で販売されているモノよりも高いです。
ダムヌンサドゥアック水上マーケットに個人で行く場合、いろいろな場面で交渉能力が求められます。それが苦手という方はバンコク発着の現地ツアーに参加することをおすすめします。
ダムヌンサドゥアック水上マーケット
住所:Damnoen Saduak Ratchaburi,Bangkok
営業時間:7:00~17:00
行き方:ツアーかタクシーで行くのが一番便利。個人で行く場合には、BTSモチット駅からタクシーで北バスターミナルに行き、チャトチャックミニバスステーションまでの無料シャトルバスに乗ります。バスステーションからダムヌンサドゥアック行きのロトゥーに乗ります。本数は1時間に1本程度。チケットはDの4番カウンターで購入しましょう。料金は120バーツ(約420円)です。1時間ほどで到着します。
蛍も鑑賞できるアンパワー水上マーケット
ナイトクルーズしながら蛍の鑑賞までできてしまうのが、アンパワー水上マーケット。バンコク市内部から車で30分ほどの距離にあるため、行きやすいのも魅力です。その特徴をまとめてみましょう。
•バンコクから行きやすい
•雑貨店、土産物店、洋服の店など店のバリエーションが豊富
•ローカルな食堂からオシャレなレストランやカフェも勢揃い
•夜のボートクルーズでは蛍を鑑賞できる
•夜のライトアップされた水上マーケットが美しい
ただし、開催は金~週末限定で、マーケットは15:00~21:00。夕方頃に現地に到着すると、マーケットを回った後、蛍が鑑賞できるボートクルーズにはちょうどいいタイミングです。
マーケットに着いたら先にボートを予約しておきましょう。メークローン川を回るクルーズは18:30からのボートがベスト。料金は60バーツ(約210円)と格安です。予約したら運河の周辺をぶらりと散策してみましょう。
運河の周辺には、タイのスナック、雑貨店、フルーツ店、デザート店、シーフードレストランなどがずらりと並んでいます。モダンな木造建築のインテリアの中でタイ料理を味わえるレストランもあります。爽やかな風に吹かれながら、運河のほとりでお茶をしたり、料理を楽しんだり。くつろいだ時間を過ごしてみてください。
ボートクルーズ周辺にはホタルが集まるランプーの木がたくさんあるため、夜がふけると木の上に集まった蛍の光を鑑賞できます。最初はどこに蛍がいるのかわかりづらいですが、船頭さんがちゃんと教えてくれます。慣れてくると自分で発見できるようになりますよ。
無数の光がきらめく光景は筆舌に尽くしがたいほど。ライトアップされた寺院や建物をボートから眺めるのも風情があってステキです。
シーフードレストランにはことかかないので、ボートクルーズを満喫した後、ゆっくり食事をするのがおすすめです。
行き方は、個人で行く場合に一番行きやすいのはタクシーを使うか、もしくはアムパワー水上マーケットの往復送迎がついたバスツアーを利用するといいでしょう。ガイドアムパワー行きのバスはバンコク郊外にある南バスターミナル発着です。
アムパワー水上マーケット
住所:Amphawa 75110, Bangkok
TEL:034 751 359
営業時間:15:00~21:00 金土日のみ
行き方:南バスターミナルからBKK-Amphawa-Damnoen Saduak路線のソンテウ(乗り合いバス)に乗って、アンパワーで下車。バス停から徒歩約15分。バス代は8バーツ(約30円)。ロットゥー(ミニバス)は70バーツ(約240円)。バンコク中心部からタクシーで行く場合は1時間半ほど。料金は150バーツ(約510円)前後。
魅力が凝縮したコンパクトなタリンチャン水上マーケット
派手さはまったくありませんが、庶民的で素朴な個性に満ちているのがタリンチャン水上マーケット。バンコク中心部から車で30分ほどの場所にあるので、個人でも行きやすいマーケットです。またお昼ごろでも賑わっているので、早起きしなくても大丈夫。
マーケットの入り口から緑の天井の下に広がる商店街をぶらぶら歩いていくと、運河に到着します。この商店街では果物のお買い物がおすすめ。バンコク市内で買うよりも1kgあたり10バーツ〜20バーツほど(約35円〜70円)安い値段で、しかも新鮮だからです。地元の人が数多く訪れているのもタリンチャン水上マーケットにこうした魅力があるからでしょう。
運河沿いにはタイ料理を調理しているボートが浮かび、ほとりには食堂が並んでいます。エビやカニのグリル、焼き鳥、ソムタム、つみれ、などよりどりみどり。
食堂に入らなくても、ミニフードコートのようなスペースも用意されているので、そこで食べてもOK。決して広くはありませんが、庶民的な水上マーケットの魅力がコンパクトに凝縮されています。
ボートツアーは1人60バーツ(約210円)。1時間に1本の頻度で出発します。うねうねと広がる水路を回る旅はローカルな風情に満ちています。風に吹かれながらのんびり船に揺られていると気持ちが和むこと間違いなしです。
近くには鉄道も走っています。列車が通る大きな音が響いてびっくりしますが、列車と船とを同時に楽しめる水上マーケットはそうありません。タイの伝統音楽が演奏されているスペースもあります。一度は行ってみたい水上マーケットです。
タリンチャン水上マーケット
住所:324 ChakphraRd. Talingchan, Bangkok
営業時間:土日 8;00〜17:00
TEL:02 424 5448
行き方:タクシーで行くのが便利。バンコク中心部からは約200バーツ(約700円)。約30分で到着します。タクシー代を安く済ませたいなら、BTSのウォンウィアンヤイ駅からタクシーに乗ると20分弱で到着します。料金は150バーツ(約530円)ほどです。
バスで行く場合には、セントラルワールド前のバス停から79番のオレンジ色のバスに乗りましょう。バス代は18バーツ(約60円)。時間は約30分。車掌さんに行き先を告げておくと到着時に教えてくれます。
以上、おすすめの3つの水上マーケットを紹介しました。どれに行ったらいいのか迷ったら、次のように考えてみてください。
•賑やかでお店も多いマーケットで、思い切り観光客気分を味わいたい → ダムヌンサドゥアック水上マーケット
•ちょっとオシャレなレストランも体験したい → アムパワー水上マーケット
•コンパクトに水上マーケットを楽しみたい → タリンチャン水上マーケット
さあ、あなたの好みはどの水上マーケットですか?
他にもある水上マーケット
上記の3大マーケットのほかに、バンコクから行きやすいマーケットとしては以下のマーケットがあります。
クローンラットマヨム水上マーケット
観光客が少ない超ローカルなマーケット。規模はタリンチャンより大きく、衣料品やお土産物も充実しています。タリンチャン水上マーケットからは行きやすい場所にあるので、両者を比較しても面白いかもしれません。こちらもフルーツが激安です!
住所:Soi Bang Ramat,Bang Ramat, Taling Chan, Bangkok
営業時間:土日 9:30~16:30
行き方:BTSウォンウェンヤイ駅からタクシーで15分ほど。料金は150バーツ(約530円)前後です。ただし観光地ではないので、帰りのタクシーを拾うのは少し大変かもしれません。
クワンリアム水上マーケット
超ローカルな水上マーケット。タリンチャン水上マーケットとほぼ同規模ですが、小動物と遊べるスペースがあるので小さなお子さん連れには楽しいかも。
住所:Ramkhamhaeng 185 Alley, Khwaeng Min Buri
TEL:087 701 2878
営業時間:土日 6:00〜18:00
行き方:タクシーで行くことをおすすめします。料金はバンコク中心部から300バーツ(約1050円)前後。時間は40分ほど。
レッドロータス水上マーケット
その名の通り、赤い蓮の花で彩られた水上マーケット。印象に残ることは間違いなしのマーケットです。
蓮の花は一年中咲いているのでいつ訪れてもOK。ボートをチャーターして(100バーツ=約350円)蓮の花が咲き誇る池をめぐりましょう。池のほとりにはレストランや土産物店が並んでいます。他の水上マーケットが買い物の場所だとすれば、このレッドロータス水上マーケットはインスタ映えのする観光スポットの色合いが濃い場所です。
ただし、バンコクからはかなり行きづらく、タクシーで行ったとしても帰りが大変なので、往復でタクシーをチャーターするか、現地ツアーに参加するのが便利でしょう。タクシーを往復で頼んだ場合の料金は2000バーツ(約7000円)前後です。
住所:Bang Len, Bang Len District,Nakhon Pathom
営業時間:土曜日、日曜日(平日もやっていますがしまっている店が多いです)8:30〜17:00
行き方:タクシーチャーターがおすすめ
水上マーケットはタイならではの観光名所。タイという国が川や運河で支えられ、人々とともに生きていることを実感できる場所です。買い物やグルメを楽しみながらぜひタイならでの魅力に触れてください。
*1バーツ=約3.5円換算(2019年2月末現在)
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